二歳になった日と、いつもの朝

先月、次男が二歳になった。

誕生日。どんな一日だったかというと、それはまあボロボロの一日だった。

午前中、リビングをピカピカに片付けた。というと充実感があるが、限界状況に達した部屋をリセットする「-100→0」の片付けである。

その後は秋のお散歩。といっても児童館などに行く気力はなく、最寄りのコンビニに行ってみかんジュースを買う省エネコース。次男はトコトコと歩いて自分でレジに向かい、店員さんにジュースを渡し、バーコードを読み取ってもらうと「ありがとうマス」と言って品物を受け取っていた。敬語か。癒しである。

帰ってみかんジュースを飲み、ワカメしらすご飯でお昼にする。私は納豆ご飯。ほんのりおでこが熱い気がして熱を測ったら37.9度。

親子三人で風邪のエンドレスループ、長男が回復したかと思えば次男かぁ。ベビーカーに乗せて幼稚園のお迎えへ。この間にいつも短い昼寝をしている。私の自由時間よ。

帰宅と同時に目覚め、兄弟で一つのタブレットを覗き込みつつ、たまごボーロを食べるおやつタイム。私も隠れて栗のカヌレを食べる。甘党の次男は即座に嗅ぎつけ、ねだりにきた。超高性能の甘いものセンサーが搭載されているに違いない。分け合いながら食べる小さいカヌレ。

晩ごはんは、前日作ったブイヤベースごはんの残り、昔祖母に教わった水菜とにんじんのサラダ、松浦弥太郎さんのエッセイに出てきて食べたくなったウインナーのケチャップ和え、蒸したじゃがいも、カボチャ、にんじん、生ハム。ずらりと食卓に並べたら、意外と祝祭感があった。

一日中元気ではあったけど、夜になって熱は38.4度まで上がった。少しぐったりした寝顔を見ながら、二歳になったんだなぁと思う。自分も風邪気味かつへとへとすぎて、誕生日らしいことは何もできなかった。ケーキも風船もなかった。プレゼントは用意してあるけれど、お祝いは週末にする予定。

熱が出るといつも不安になる。来るはずの明日が、いつもの日常が、変わらずにやってきてくれますように。祈るような気持ちで、回復するまでの時間を過ごす。そんな幾度もの祈りの夜を越えて、今日まで辿り着いたのだ。

翌朝起きたら、すっかり熱も下がり、二人とも元気を爆発させて遊んでいた。枕元に転がるプラレール。踏むと激痛のブロック群。昨日0にしたはずの部屋は-120くらいになっているが、私の気持ちは+120。

いつもの朝。ふつうの朝。プレゼントをもらったのは私の方だった。二歳もどうぞ、よろしくね。

週末、100円均一のちょっとだけ風船と、買ってきたケーキでお祝いした写真です。

ちなみに冒頭の写真(↓)は、

りんごケーキを食べたくてたまらない、早く切ってほしくて悶絶する、とある「ふつうの朝」の次男です。

Sweet+++ tea time
ayako

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