淡いオレンジ色のノウゼンカズラが眩しく咲いていた、養老渓谷駅前の小さな曲がり角。
旅館の車で養老渓谷駅まで送ってもらい、いよいよ帰途へ。
角屋商店でプリンやご当地ビールを買い、可愛い駅舎でいただく
帰りの里山トロッコ発車時刻まで少しあったので、養老渓谷駅からほど近い「角谷商店」でおやつやビールを買い込んできた。
南房総レモンというクラフトチューハイに、いっぺあプリンという養老渓谷名物の手作りプリン(抹茶の味がこっくりと美味しかった)
台風も過ぎ、ふつうに刺すような暑さが戻ってきたお盆の終わり、それでも白い木造駅舎の中から眺める景色は柔らかい光で滲んでいた。
養老渓谷駅の足湯に入る
かわいい木造の駅には、かわいい木造の足湯がある。
駅利用者は無料で入れるということで、出発の時間までしばしまったり。こんなに暑いのに熱い温泉に足をつけるというのは狂気な気がするが、実際には心地よさしかなくて不思議な感覚だった。
養老渓谷駅から五井駅へ、二時間弱の里山トロッコ旅
行きは上総牛久駅で乗り換えて、小湊鉄道の普通列車と里山トロッコの両方に乗ったけれど、帰りはずっと里山トロッコ。
二時間弱というけっこう長い時間、展望車で陽射しと風に晒されながらの鉄道旅です。
けっこう長かったしお尻は痛くなったけど(座席がベンチなので)、目の覚めるような色彩の景色と吹き抜ける風、買い込んだお菓子のおかげで無事に終点まで辿り着いた。
絵本の世界のようなトロッコからの風景写真をざっと載せてみたい!
鉄橋を渡っているところ。
トトロの絵が描かれている上総大久保駅。
小さな向日葵畑になっていた。
横向きに線路が出て、その突き当たりに小さな倉庫があるという不思議な光景。
美しい名前の月崎駅に、男子たちに撮ってほしいとせがまれる線路の写真。
そのまま切り取って仕立てたポストカードで手紙をもらったらどんな気持ちだろうと、想わせる優しい景色がつづいた。
朱色の小湊鉄道の普通列車に、トーマスの中に出てきそうな黒の客車。
爽やかな並木道の隣を走っていたかと思えば、川を渡り、
鮮やかな田圃の脇を抜けていく。
上総久保駅駅の、三角屋根の懐かしい公衆電話ボックス。
色とりどりのスーツケースを埋め込んだ現代アートな塀を見つけた。
上総牛久駅で出会った、緑と白のレトロな電車。夏らしい立体的な雲と伸びる線路の黒々しさに、のどかな夏を感じる。
次々と現れる景色にひとつひとつ楽しいものを見出して、夢中になっているうちに帰りのトロッコ旅は終わってしまった。
ノスタルジックな景色に満ち溢れていた夏の鉄道旅。長々と書いてきた養老渓谷旅日記もおしまい。
次はスペーシアX(東武鉄道の新型特急)のコックピットスイートに乗った秋の日光旅日記を書きたい。
明日も電車図鑑の朗読をがんばります!
Sweet+++ tea time
ayako
今日のおすすめ
愛用カメラ
今回の旅もいつもの日常写真も、大好きなGRⅢxで撮っています。
里山トロッコの絵本
読むたびに旅を思い出して、1歳5歳と楽しい気持ちに浸っている。
こちらもどうぞ
▽養老渓谷旅行の第1話▽
▽養老渓谷旅行の第2話▽
▽養老渓谷旅行の第3話▽
▽養老渓谷旅行の第4話▽
▽養老渓谷旅行の第5話▽