朝食のために生きている。
熱々のコーヒーの、最初の一口。香ばしさと苦味、甘みと酸味のすべてが絶妙に混ざり合って躍る幻想の舞台。ほんのり甘い熱々のトーストに、バターの塩味がまったりと染み入る、奇跡の出会い。
ああ、幸せはこうも身近にあるのかと悟りは毎朝ひらかれる…
どんな豪華ブッフェかと思わせつつ、現実はいかにも質素である。
コーヒー、トースト、写真には無いけど半熟茹で卵が二つ。これがいつものメンバー。少数精鋭の食卓と言えよう。〇歳四歳にも食べさせつつ、自分でも楽しめるシンプルさが重要である。
その日のストックと余裕に応じて、ここに季節の果物やヨーグルトが加わる。しかしたいてい加わらない(現実)
ごくまれに余裕のある朝は、簡単でも特別なものを作って楽しんでいる。最近ヒットだったメニューはキュウリ入りのサンドイッチとシャインマスカットのブッラータ。
久々の朝食日記を書いてみたい!
キュウリハムチーズ。オーソドックスなサンドイッチが最高
シャルマンの美味しい食パンを買ったので、サンドイッチを作ろうと思い立ち、材料を買ってきた。
この日からサンドイッチブームが続いている。
キュウリ、ハム、スライスチーズ。〇歳四歳と一緒でも、これくらいならサクッと買うことができる。片手で食べられるサンドイッチは、作るのも食べるのも今の生活に無理がなくぴったりだ。
バターを塗った食パンにスライスチーズ、粒マスタード、ハムをのせる。
片側にキュウリとマヨネーズ。
合わせるだけ。
(私のは六枚切りだけど、もちろん八枚切りの方がいいと思う)
こんなにボロボロのトースターを晒す勇気。
こんがり焼き目がついたら完成。
余裕があれば、トースターではなくフライパンで抑えながら焼くともっと美味しくなるだろう。
幸福の構図
茹で卵と果物に、サンドイッチ、そしてもちろん熱々のコーヒー。
トースターで熱することで、きゅうりもシャキッと水っぽい感じからピクルス寄りの歯ごたえになる。チーズも溶ける。天国に一歩近づく味となる。
粒マスタードは多めに塗った方が満足度が上がる。勢い大事。
サンドイッチの野菜、昔はレタス派だったけど、最近はすっかりキュウリ派。
おまけ:大葉も好き
大葉とトマトの組み合わせも捨てがたい。是非お試しを。
シャインマスカットのブッラータを作ってみた
最近流行っている。
果物とブッラータチーズの組み合わせ。簡単なのにお洒落で食卓が華やぐし、インスタのテーブルフォトでよく見かける。
しかし私は懐疑的だった。
果物は、そのまま食べるのがベストに決まっている。直感はなんだかんだ一番正しい。
塩やら蜂蜜やらスパイスやらチーズやら、邪道なプラスアルファ。果物への冒涜と言ってもいいのではないか…?
しかし扉は開かれた
先日、シャインマスカットをお土産にいただいたのだ。
ミーハー、もとい柔軟な性格の私は、流行りの果物×ブッラータに挑戦することにした。
近所の庶民的スーパーでブッラータチーズが買えることは調査済み。幸福へのチャンスは逃さず、発見への段取りは欠かさない。
棚から落ちるぼた餅は全力で受け取るのだ。
塩と黒胡椒、オリーブオイルを振って、さあひと口…
傲慢だった一秒前の私よ、さようなら。
自分の直感が一番正しいなんて言ったのは、誰だろう?
一口食べて、私は完全にアップデートされた。扉は開かれ、未知の世界へ誘われる。
クリーミーなチーズとシャインマスカットの甘味が絶妙に混ざり合い、舌の上で完全に息の合ったダンス状態。なんだこれは…予想を裏切り、想定を超えてくる魅惑のハーモニー。
シャインマスカット単体だと甘すぎて少ししか食べられないけど、ブッラータと合わされば幾らでもすすむという不思議…
いつもは果物を喜ばない夫と、争うように平らげた。興奮モーニングであった!
おまけ:桃でもトライ
あっけなく果物×ブッラータの虜となった私、もはや試さずにはいられない。
桃のために存在している大好きなスウェーデンのお皿にのせる。
10月の桃ということで甘みが足りないので蜂蜜を足し、アクセントに黒胡椒、オリーブオイルを。
桃も悪くないけどシャインマスカットの方が合う。でもやっぱり夫と取り合って夢中で食べた。恐るべしブッラータ。
いちじくも絶対に合うだろうな〜と思うんだけどスーパーで全く出会えないまま秋は深まってゆく…
間違いない。
柿とサラダ春菊にカッテージチーズ。焼き芋は今年もオーブンで満喫するとして、紅玉のジャムを煮込む余裕はさすがにないだろう…でもりんごケーキくらいは焼きたい!
読書も食欲も秋はひたすら忙しい。走り抜けるのだ!
Sweet+++ tea time
ayako
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