幸福に生きる手腕が問われる人生すごろく/ キャベツとツナのグラタン

はぁ〜なんかグラタン食べたいな、という日がある。

夕方くらいに突然グラタンのことを思い出し、あとはもうグラタンのことしか考えられない。脳内でクリームソースが湯気を立てチーズがとろけ出す。クタクタのほうれん草にギュッと味の染みた鶏もも肉。

しかしそんな日に限ってグラタンの材料はない。あるはずがない。

鶏肉も玉ねぎもブロッコリーもほうれん草も、生クリームはおろか牛乳もシュレッドチーズもグラタンを彷彿とさせる食材は何一つとしてない。

グラタン食べたい→食材ない

このシーンにおいて、次のコマをどう進めるか。幸福に生きる手腕が問われるリアル人生すごろく。

グラタン食べたい→食材ない→あきらめる

これがまあ、至極一般的な凡人の取る行動となるだろう。あきらめて、予定通り豚肉炒めるか。あきらめて、予定通り魚焼くか。明日はグラタンにするか〜などと思うが明日もグラタン気分が持続しているという保証はどこにもない。幸福のチャンスを自ら手放している。

外食に行く

セレブです。

スーパーに行く

これは真面目。

外食もしないしスーパーにも行かない。もちろん豚肉も炒めないし魚も焼かない。材料はないけどグラタンを作ってみせるッ!!!不可能を可能にする気概、それこそ一流の女ayakoさんの選ぶ道。

前置きが長すぎたがキャベツとツナで作ったグラタンが美味しすぎた

微妙な量のキャベツとツナ缶一つ。これでグラタン欲を満たそうとしている。勇者である。

01。キャベツを切る

キャベツは半玉の3/4くらい。残っていたやつ。細長く切る。

02。キャベツとツナをバターで炒める

油を切ったツナ、キャベツを多めのバターで炒める。

塩(小さじ2くらい)と黒胡椒をしっかり振る。

03。小麦粉を振る

大さじ3くらい入れた。混ぜる。

04。豆乳を入れる

牛乳はなくても、常温保管で常備できる豆乳という救世主。

ひたひたになる感じで適量注ぐ。

05。早ゆでパスタを投入

食糧庫をガサガサやったら出てきた早湯でパスタを適量入れた。

グツグツしたら火を止めて蓋をする。

06。耐熱容器に入れてスライスチーズのせる

冷蔵庫に常備されている万能スライスチーズ。

「とろける」タイプだから行けるだろう!!!

本当はシュレッドチーズ(ピザ用チーズ)にパン粉をのせたいが、あるものでいく。

07。オーブンへ

200度に予熱したオーブンへ。

中に火は通っているので、適当な焼き色がついて美味しそうな感じになったらおしまい。トースターでもよい。

完成〜!

無性にグラタンが食べたい夕方の私に、熱々のグラタンを作ってあげることができた。

がんばる自分を労えるのは自分しかいないのだ!

感動のグラタンタイム

まあこれが、とんでもなく美味しかった……

むしろ鶏肉と玉ねぎとブロッコリーとかで作る王道グラタンより妙に好みの味だった。

グラタンがめちゃくちゃ食べたいときに出てくる熱々のグラタン。胃袋の求めにぴったりと一致する回答を出せたとき、想像を超える喜びと驚きが私たちの心を満たすのです。

それが幸福の秘訣である。

ありがとう自分、ありがとうキャベツ、ありがとうEテレ(夕方のテレビタイムに作った)

スライスチーズだしパン粉もないしで見た目はイマイチですがめちゃくちゃ美味しかったです。ぜったいまた作る!

Sweet+++ tea time
ayako

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