密かに新しい食器を迎えた話(&キュウリとの日々、その後)

新しい食器を買った。

買った、というのは正しくない。お迎えしたのである。

あれ、と思われた読者の方もおられるかもしれない。

ええ、そうです。前回の引越し報告ブログで、収納スペースも変わらないしもうお皿なんて増やせる訳がない、みたいなことを確かに私は書いていた。

しかし美しいボウルは到着し、当然のようにスペースは用意された。

引越し直後から、何度もの試行錯誤を経て、生活に即した収納のブラッシュアップが図られる。今の生活ではたまにしか使わない製菓道具は廊下収納に移動し、食器類はもちろん食料ストックも全てキッチンの戸棚にしまうことができた(パントリーなど存在しないマンション暮らしである!)

引っ越しから一ヶ月が経ち、心と食器棚に余裕が生まれる。ここが一番気持ちの緩む危険な時期なんですね。

折しも私の敬愛するインスタグラマーさんが、モナミのボウルを何年も愛用していることを知った。

モナミはこのブルーの蝶々のようなお花のような模様がかわいらしい、ロールストランドの有名なシリーズ。ちなみにロールストランドはスウェーデンの老舗陶器メーカーである。

*・*・*

 

人生は決断の連続だ。そして私たちは岐路に立たされた時、誰かに背中を押してもらいたいと思ってしまう、弱い生き物である。たった一枚の皿を買う時ですら。

だがそれでいいのだろうか? 本当は答えの決まっている相談、人の時間を奪うようなLINE、全てが悪しき習慣である。今こそ孤独を愛し、自分で自分の背中を押すしかないのだ。

牛丼を入れる皿が必要だ。

この強力な理由により、私はモナミのボウルを二つカートに入れた。

もちろんその前に、このボウルに食べ物を入れたらどのような見た目になるのか、インスタや各種サイトのレビューなどを読み漁りリサーチを重ねた。結局これといったものはなく、直感だけを頼りにお迎えした。あなたとなら、やっていけそう。

ああ、なんという美しい佇まいだろう。上から見ても横から見てもブルーのお花が映える。白の余白もちょうどよい。開封してすぐ歓喜した。やはり直感ほど頼りになるものはないのだ。

底に描かれたロゴマークも素敵すぎた。ロールストランドの「R」の上の王冠マーク、何度見てもニヤけずにはいられない。

青色というのがいい。和食にも合うだろう(繰り返すが牛丼のための皿だ)。電子レンジも食洗機も入れられる丈夫な現代食器、値段も手頃で万が一子どもに割られても買い換えが可能。何よりこの楽しく美しいデザイン。

*・*・*

 

キュウリのナムルを入れた。

いきなり現実に引き戻されるが、我々はフルーツの盛り合わせでは生きていけないのだ。

私の現実の晩御飯は、とにかく毎日肉か魚をオーブンで焼き、スープ(基本お味噌汁)を作り、余裕があればナムルや蒸し野菜を用意する。以上。スープ以外にコンロを使わないのでキッチンは汚れない。

コクムスのお鍋と大同電鍋、新入りのモナミのボウル。かわいいものたちを並べて悦に入る料理時間。

ちなみに少し前、私はキュウリの食べ方について塩揉みで決着がついたようなことを書いたと思う。

sweeteatime.hatenablog.com

だが、現実はさらに厳しかった。

キュウリを絞る気力すらない。

そんな限界状況を生きる私に手を差し伸べてくれたのが、コウケンテツさんのこちらの一冊。

ここに画期的なキュウリの食べ方が2つのっており(キュウリのナムルと、キュウリとトマトの中華サラダ)、それが美味しすぎてラクすぎて感動した。以来、毎週きゅうりを5本セットで堂々と買えるし腐らせることもないし、何ならほぼ毎日キュウリを食べている。

和食以上に心を落ち着けてくれる食事もない。

ちなみに私がコンロで作る数少ない肉料理は鶏そぼろと牛丼である(油が飛ばないから)

*・*・*

 

そんなこんなで、久々の食器購入記と近況キュウリ日記を書いた。

物欲(というか皿欲)とうまくやってゆくために、これからも新たに購入した時にはブログで報告するというルールを自分に課したいと思う。

ちなみにリンゴを入れても素敵だし、

今朝バナナとヨーグルトを入れてみたら、

可愛すぎて永遠に見ていられた(大満足)

Sweet+++ tea time
ayako

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