月曜日の朝食はサンドイッチにした。
さりげなく書いているがこれは、2024年のやりたいことリスト100のうち1つが達成された記念すべき瞬間であった。
きゅうりとの関係を改めたい
人と人がそうであるように、人と野菜の間にも相性がある。皆さん、きゅうりとうまく付き合えているだろうか。
私は否である。
なんかよくわからない。美味しい食べ方がわからない。生で食べられるわけであるが、逆にそれがネックとも言える。ルッコラとかベビーリーフのような苦味があるわけでもなく、サラダ界において正直「いてもいいけどいなくてもいい」メンバー。どちらかというと味がぼやける気がして苦手である(ごめんきゅうり)
ズッキーニのようにオーブンで焼くとかキャベツのようにポトフやグラタンにして〜といった、生でも食べれるけど加熱系も得意といった調理方法の幅もない気がする(ごめんきゅうり)
ガパオライスやタイカレーは、飾り切りしたきゅうりがちょこんと添えられていることが多い。昔タイに旅行したときもレストランでサーブされるたび、毎度律儀に載ってくるなと思っていた、きゅうり。
スパイシーな料理の箸休め、それくらいきゅうりには個性がなく水分と歯応えでその細長い存在意義を支えているんだとすら思っていた(ごめんきゅうり)
きゅうりとの関係を向上させたい
2024年、私は挑戦する。
これ以上きゅうりに失礼なことばかり書いてはならぬ。その魅力を存分に味わえていない私の力量不足に違いないのだ。
たまに何となく買ってみては、食べ方が思いつかず野菜室にあり続け、腐らせてしまっては後悔の念に押しつぶされる。「もう私にはきゅうりを買う資格なんてない…」とさらなる距離が開くこの悪循環。
薄々気づいていたのだ。
塩もみ。
それが答えであると。
憧れのキューカンバーサンドイッチを作ってみた
というわけで朝からサンドイッチを作った料理日記を書いてみたい!(冒頭が長い)
きゅうり1本に、小さじ1/2弱の塩
これがもう、今回のブログ最大のTIPS、唯一役立つ情報と言っていい。こんな簡単な配分でもすぐに忘れ、また調べるところからスタートだときゅうりとの縁が一気に遠くなる。アナログ料理ノートに書きつけ、その上にこのブログにも記している。
今回はきゅうり3本に、小さじ1.5弱の塩ををかけてしばらく放置、ぎゅっと水分を絞って塩揉みきゅうりの完成!(別にきゅうりを揉むわけではなかった)
サンドイッチ作りは楽しい
まるで何かのテキスタイルのよう。パッチワークのような、カラフルで可愛い模様が朝から楽しい。
バターを薄く塗り、片方に塩もみきゅうり、片方に粒マスタードを塗ってみた。
切ってみた
私は全くもって几帳面な性格ではないのでこの通り。それでも意外といい感じ!
ぎゅっと詰まったきゅうりが愛おしい。こんなにもきゅうりを主役にした料理を作ったのは初めてだ。ずっと近くにいたのに気づかなかった、身近なあなたの魅力。
新しい出会いはそこらじゅうに転がっているのだ。
たまごサンドも作ってみた
いつも電鍋で大量の茹で(蒸し)卵を目的もなく作っているので、王道の卵サンドに。
余計なものは入れず、マヨネーズだけとあえるのが好き。
できあがり
奥の小鍋でミルクティーも用意する。
サンドイッチとミルクティー、それは絶対に外せない最高の組み合わせ。さあ、夢のおうちモーニングの幕開けだッ!(興奮)
きゅうりと卵のサンドイッチでおうちモーニングを満喫した
言うまでもなく、至福でしかない。
もとより私は甘いものよりしょっぱいもの好き、スイーツよりごはん派である。どんなに紅茶を愛していても、麗しき3段アフタヌーンティーは胃と心の負担でしかない。下段のサンドイッチと中段のスコーン半分でもう十分、というタイプ。
サンドイッチとミルクティーの組み合わせが真の正解だったのだ……!
ちなみに今(さら)調べてみたところ、英国貴族が愛した「キューカンバーサンドイッチ」のきゅうりは白ワインビネガーと塩胡椒で下味をつけ、パンに塗るのもバターだけだった。
塩もみとか全然関係ない。
いいのである。
これはミルクティーをこよなく愛する庶民がイメージで作る立派なキューカンバーサンドイッチ2024 in 東京下町。
最高の最高においしかった!
ちなみに具体的にどれくらい美味しいかといえば、卵サンドの次くらい。まあ、その2種類しかないのだが。きゅうりの控えめで地味なところが大好きです。
来週の生協でもきゅうり3本を注文した(すぐ調子に乗ります)
おまけ
カメラを引くとこんな感じである。電車の図鑑とかプラレールがすぐに入り込む中での奇跡の一枚でブログを書いている。
Sweet+++ tea time
ayako
今日のおすすめ
一年中飲み続けているイギリスのPG tips。これでミルクティーを作ると雑にいれてもびっくりするくらい美味しいのができる。
こちらもどうぞ