約一年ぶりにお菓子作りをした。
さらりと書いたが、気持ちとしては一億年ぶりの大イベントである。
次男がネンネの赤ちゃん期まではいろいろ作れたけど、動き出した〇歳と四歳との日々は想像以上に怒涛でそれどころではない……
しかし私は限界に達していた。
手作りのクッキーが食べたい。
ミルクティーをこよなく愛する私は当然クッキーを常備したい。市販のクッキーやビスケット類、いろいろ試したけどやっぱり正直どれも残念でしかない……
クッキーについては、手作りが断然おいしい。そう、3年前私は「家でクッキーを焼きたい」という思いだけでオーブンを買ったのだ。
四歳一歳を眺めつつ簡単に作れるラムレーズンクッキー
求めているのはベストな解ではなく、ベターな解。理想の一日ではなく、より良い一日。
今の私にとっての最高レシピ(覚えやすくて準備が簡単、夕方の動画タイムに高速で作れる)を忘れないように書いておきたい!
材料
減塩よつ葉バター:150g
きび砂糖:100g
卵:2個
薄力粉:200g
ベーキングパウダー:小1弱
ラムレーズン:100g
順番に全部混ぜてスプーンで落として焼くだけである!
01。「バターを常温に戻す」のハードルについて
今日はお菓子作りしよう♪ と思って朝バターを出しておく、というような余裕や計画性が皆無な今、電子レンジで一瞬で適度に柔らかくする技術を習得する必要がある。
てきとうな大きさに切って耐熱ボウルに入れ「レンジ弱40秒」
これが私の超シンプル機能しかない電子レンジの解であった(機種によって違うはず)
多少溶けすぎてしまう部分が出るし、もちろん自然に室温に戻した方が良いに決まっている。しかしベストよりベター、気軽さが大事。
使ってるバターはよつ葉バターの減塩150g。この一箱を丸っとクッキーに変身させ使い切るためのレシピである。
バターはクリーム状になるよう混ぜる。
02。きび砂糖100gを入れて混ぜる
測るのが簡単ということを重視してキリの良い数字になっている。
ただ混ぜる。これだけの作業なのにものすごく心躍るし楽しさしかない!
03。卵2つを1つずつ入れて混ぜる
もちろん別のボウルに卵を溶いて、何回かに分けて少しずつ混ぜていくのが正解だろう。
しかし人生も料理も真理に辿り着くための道は無数にある。
今は「洗い物と手間を減らす」という最重要事項がある。私は私の道を行くッ!
要は「卵を直接割り入れて混ぜる」というズボラであるが、せめてもの罪滅ぼしに1玉ずつやる。
すると…
当然、分離する。1玉目はいけるが2玉目で混ぜてもこの状態になる。だが安心してほしい。
日々の生活と同様、結局なんとかなる。
04。粉類を振るい入れてさっくり混ぜる
薄力粉200gとベーキングパウダー小さじ1弱を振るい入れる。
ヘラに持ち替えてさっくり混ぜる。
05。止まっていた時を教えてくれるラムレーズンの日付シール
この瓶に、見覚えはあるでしょうか。
そう、長いこと読んでくださっている読者さんなら心当たりがあるかもしれない……
出産直前のある日、居ても立っても居られなくなりとち狂って大量に生産したラム酒漬けレーズンである。
日付が全てを物語っていて震える。
2021年の11月から、実質わたしのお菓子作りは時が止まっていた。再始動は当然、この漬けすぎたラムレーズンを活用していくことからである。
(本来は、瓶にレーズンを入れてラム酒を流し込んで蓋をし三ヶ月くらい冷暗所に置いておけばいい。急いでるならレーズンに熱湯をかけて数時間ラム酒に漬けておくだけでもいいと思う)
そんな感慨深いラムレーズン100gを入れる。シロップも適宜含めつつ。
軽く混ぜる。生地は完成!冷やしたりも不要!すぐに焼きます。
06。スプーンで生地を落とす
ドロップクッキーなのでスプーンで適当に生地をすくってオープンシートの上に置いていく。
焼くと広がるので間をしっかり空けて配置しよう。
スプーンで軽く潰す。水で濡らしておくとくっつかない。
07。170度に予熱したオーブンで20分前後焼く
働き者の愛するデロンギオーブン。
部屋中に甘い香りが立ち込めて、生地はふっくらと広がり、永遠と見ていられる。やっぱりお菓子作りは癒しでしかない。楽しすぎる!
いい感じの焼き色になったら完成〜!
天板3枚分焼きました。
キッチンに手作りクッキーがあるという日常の幸福について
愛用しているキルナーのクッキージャー二つがちょうどいっぱいになる。
見るだけで幸せだし通るだけでウキウキするし、熱々のミルクティーを用意して一枚手に取れば、最高のおうちティータイムが実現する。
ザクザク系ではなく、しっとり柔らかい生地のソフトクッキー。カントリーマアムみたいな。
甘さも程よく、素朴だけど上品な香りと味わい。あんなズボラに混ぜて作ったなんて信じられない!
手作り感たっぷりの形もまた愛おし。
夫もこれは大好きらしく、毎日帰宅するなりキッチンに現れてはバクバク食べている。
ちなみに四歳一歳も大好きで、しかしラムレーズン入りだからたまにしか分けられない。コソコソとキッチンの薄暗闇でティータイムを満喫する私である。
ひと休みして、また歩き始める。いつでも、どこからでも、新しい景色をゆっくりと楽しめばいいのです。
残り4枚になったし、また焼かなくちゃ。
Sweet+++ tea time
ayako
今日のおすすめ
愛用するオーブン
シンプルな作りで小さめサイズで、オーブン初心者の私でも気負わず使える!デザインも大好きなデロンギオーブンです。
愛用するクッキージャー
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