連日の悲しいニュースで、何をするにも心ここに在らずな日々を過ごしまった。ブログも書いては消してでなかなか進まず、気づいたらカレンダーは三月に。
春の始まりなのに世界も心もどんよりと暗い、だけど前を向いて生活しなくては。平和な暮らしの有り難みを知る今だからこそ。
いつものキッチンに立ち、目の前の食材に息を吹き込む。チャチャっと作ろう、美味しいものを。
というわけで今日は、春菊のさわやかな香りが味わえる一品を紹介したい。例によってめちゃくちゃ簡単です。つまり…
炒めるだけである。
「春菊と牛肉のすき焼き風炒め」を作ったら優しい味で美味しかった
春菊、おひたしや和え物が一般的かと思う。高校生の頃、料理の本を見て春菊ごはんを作ったのが思えば最初の出会いだった。サラダにしても美味しい。意外だけど柿や苺などフルーツと共にお洒落な味付けが合ったりする。
しかしこれらには問題がある。
主役になれない。
もうね、おひたしとかサラダなんて言ってられない日がある。ほぼ毎日そうである。主役の炒め物どーん炊き立て白米どーん夕食ですッ!(あと納豆もあるから大丈夫ッ!)みたいな迫力ある一品に春菊を昇格したい。
肉と炒めよう。
材料
牛肉:250g
玉ねぎ:半玉
春菊:ひと束
調味料は 酒醤油みりん砂糖である。
もう何も書く必要がないレベルだけど、堂々とお料理日記を書いてみよう〜!
01。玉ねぎと春菊を切る
玉ねぎは薄切り、春菊は5cmくらいに切る(あまりに硬そうな根元は使わない)
02。玉ねぎと牛肉を炒める
炒め物も悩み事も、ごちゃごちゃ触りすぎないのが大事である。じっと待とう、変に動かさずに。明けない夜はないし、焼き色のつかない肉はない。
03。春菊の硬めの部分を先に入れる
根元に近いちょっと硬めのところも、
こんな感じで馴染んでくる。
04。酒醤油みりん砂糖を入れる
酒、醤油、みりんをひと回し(ザックリ)して、お砂糖は大さじ1弱いれた。
いつも料理にお砂糖をあまり使わない方だけど、これは入れると断然美味しいのでぜひ!味見をして調節してね!
05。春菊の柔らかい部分も入れる
最後にファサっと柔らかい部分も全部入れる。
軽く絡めて馴染ませたらおしまい。べちゃっとしないよう早めに火を止めよう。
春菊の爽やかな香りを味わえる、主役の一品が完成だよ
さあ、満を辞して食卓へ。堂々と白米と納豆を並べよう。余力があればお味噌汁も添えてみよう。完璧である。
湯気と一緒に春菊の爽やかな香りが立ち上り、優しくてほっとする。牛肉は柔らかく、甘辛い味でご飯も進む。
春菊、二月までが旬の冬の野菜だけど、きっとまだまだスーパーに並んでいるでしょう。
よかったらぜひ、お試しあれ〜!
おまけ:緑コーデ
フランスの古いサラダボウルにポーランドのお皿…単なる炒め物を可愛いお皿に合わせてウキウキしていると、奥にはプラレールの千代田線。まさかの緑コーデが完成していた。
謎に配置される数々の車両たちを端に寄せ、なんとか撮っている写真である。
Sweet+++ tea time
ayako
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