(※ 2018年4月10日更新)
24歳から25歳の一年半、一人暮らしをしていた。6畳の部屋にキッチンがついた1K。白金高輪の、築50年を優にこえる古い団地で。
その頃iPhoneで撮った写真が、LINEの履歴からよみがえった。嬉しくて懐かしくて見返していた。一人暮らし、めちゃくちゃ楽しかったなぁ。
せっかくなので、ちょっと書き記してみたい。
いつも花を飾っていた
六畳の一部屋に、たくさん花を飾っていた。いまと変わってないなぁと思う。
仕事で落ち込んでることが多かったので、お部屋だけは綺麗にかわいくしたかったんだろう。
木のテーブルに木のベッド、白い木の棚に茶色いピアノ。ぎゅうぎゅうなのに居心地のいい部屋だった。
日曜日にクイーンズ伊勢丹の朝市で切花がたくさん売られるので、毎回楽しみにしていた。
団地の目の前にもお花屋さんがあって、仕事帰り、時間が間に合いそうなときは、走って買いに行ったのを覚えている。
雑貨屋さんで買った牛乳瓶みたいなビンと、近所の100円均一で買った大きな瓶。カラフルなお花を好きなだけ詰め込んでいたなぁ。
本棚は外国語が詰まっていた
いまと同じ白い棚。当時は、大学時代にやっていたロシア語の本や辞書がまだたくさん詰まっていた。「世界をめぐるかわいい紙もの」とか外国の古い切手とか、いまと同じように好きなものもいっぱい。
下の段の白いピアノに入ったサボテンは、彼氏(夫)が初めてのデートでプレゼントしてくれたもの。
あの頃も朝食が好きだった
これは母が泊まりに来てくれた日に、作った朝食。6畳の狭い部屋なのに、無理やり招待していた私…
朝ごはんの風景は、いつだって幸せ。
フルーツグラノーラとグレープフルーツと、果物やシリアルをのせたヨーグルト。紅茶にレモンを入れた野菜ジュース。
インスタグラムもなかったし、誰に見せるでもない写真なので、構図もめちゃくちゃ、ピンボケいっぱい。とりあえず真四角に切ってごまかしています。
スコーン好きなのも変わっていない。
朝からシュークリーム。
今より甘いものが食べれたきがするなぁ。
ベランダでも花を育てていた
観葉植物とベランダ用のスリッパを買った日。
私は5階に住んでいたんだけど、とっても日当たりがよくて広いベランダが付いていた。すごく重たい園芸用の土を、駅前の高級な花屋で買ったこともあった。
「お車ですよね?」
「いえ、歩いて持って帰ります」
黒のきちんとした服を着たフラワーショップのお姉さんが仰天する中、私はお米みたいな土の袋を担いでエレベーターなしの5階まで持って帰ったのであった。
そして…
どんどん増えた。
棚とかも置いてた。
いまの二人暮らしの家は、ベランダが北向きで狭いので、それだけが残念(あと猫を飼えないところ)。日当たりのいいベランダの部屋に引っ越したら、またベランダ園芸も再開したい。
女子会もしました
大学時代に通っていたロシア語学校のお友達が、遊びに来てくれた日。クリームシチューを作った。友達はマフィンを作ってきてくれた。
大好きな部屋とお別れする日
物件探しの条件を書き出したノート。
一年半暮らしたところで、二人暮らしをすることになった。このとき条件だった「溜池山王」も「中目黒」も、いまは二人とも関係ない街になった。ときは流れるなあ。「ペット飼育可」を忘れているよ!と4年前の私に教えてあげたい。
けっきょく、ロングバケーションのロケ地ということで、森下に引っ越すことにした。
ひとつひとつ、大事なものを取り出して。白い本棚がからっぽになった。
二人暮らしがはじまる
同じ木のテーブルは、いまも二人暮らしの部屋にある。朝日が差し込む、東側のリビングで、ふたりで食べる朝食風景。
一人暮らしをしていた期間は、なにかと辛いことも多く、よくあの部屋で泣いたりもしていたんだけど、見返してみると、忙しい日も(ヘンテコな)ご飯をつくり、お弁当をつくり、花を飾り、植物を育て、私、けっこういい感じに暮らしてたなぁと思う。
24歳と25歳の自分が、とってもかわいく思えちゃう、そんな小さな部屋だった。
緑くんはその頃、夫の一人暮らし部屋に、住んでたからね。
お部屋作りって、最高に楽しいよね!
ちなみに私が愛読しているお部屋作り本はこの2冊。
古いお家をレトロキュートに仕上げていく過程が、写真とイラストいっぱいで綴られている。
自分のお気に入りのインテリアをそろえたり、配置したり。お部屋作りって最高に楽しい。
読んでみると最高にワクワクする2冊です!
Sweet+++ tea time
ayako
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