もう、タイトルと画像だけで説明することがないわけですが、
猫が大好きなんですよ
もともと動物が好きだけど、私に輪をかけて動物好きの夫と一緒に暮らすようになって、もうどうにも猫を飼いたい欲が高まってしまった。(柴犬飼いたい欲も)
猫が飼えるマンションに住みたい
今住んでるマンションはペット禁止なんですね。というかペット可だったら間違いなくもう猫数匹と暮らしてるはずなのである。
道端で見つけた猫にデレデレ顔で近寄ってちょっとでも触らせてもらおうと媚びた声を出したり、少しでも猫と遭遇する可能性の高い道を通るため遠回りして駅に行ったり、インスタグラムやブログで猫画像を集めてはニヤニヤしお互いのLINEで共有したり、そんな間接的猫活動に夫婦で勤しんでいるはずがないのである。
最初からペット可の家にすればよかったと今では思う。だが当初は付き合いたての二人であった。お互い初めての「二人暮らし」に舞い上がっていた。一番大事な条件をすっかり忘れたのである。
高層階でスカイツリーが見えるとか、今となってはどうでもよかった(寒くてベランダに出ない)。オーブンが備え付けのシステムキッチンとか、今となってはどうでもよかった(オーブン1度も使ってない)。天井にスピーカーが埋め込まれてて有線の音楽が聴けるとか、今となってはどうでもよかった(なぜか壊れて聞けなくなった)。
何よりも「ペット飼育可」である。
畳の部屋がある古いマンションに住みたい
畳への欲求も日に日に増している。
そもそも私は最新型新築マンションには興味がない方である。たぶん、この一冊に影響されてると思う。
- 作者:杉浦さやか
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 文庫
このレトロでかわいいお家づくりに興奮しない人はいない名著である。
新築の白い床より、濃い茶色の床が好き。ベッドよりも布団が好き。コンクリート打ちっ放しより古い木造建築が好き。なんといっても、祖父母の家で味のあるすりガラスに興奮してる女である。
今住んでる家ももう築30年近いと思うけど、和室はない。
ここ最近は夫と旅行に行くたびに、畳への想いを募らせている。
△旅館で和室に浸る私△
とはいえ、そんな欲求に気づかぬふりをしつつ、なんだかんだ日々を過ごしてきた。いま住んでいるマンションも気づけば4年目である。
とうとうSUUMOで物件を調べてしまった夜
近所のイタリアンレストランで、いつもどおりの会話をしていた。もはや挨拶のような流れである。
「猫飼いたいねぇ」
「猫の飼えるマンションに引っ越したいよねぇ」
「でもねぇ」
「いまと同じエリアであるかねぇ」
う〜ん、と言いながら夫はiPhoneを取り出し、とうとう開いてしまったのだ。SUUMO東京下町のページを!
そこからは暴走列車であった。
「これ、いいじゃん、畳の部屋があってペット可」
「今と場所もほとんど変わんない」
「家賃も同じだし」
「猫が、とうとう猫が飼える…」
「ちょっと今週末内見だけでもいっちゃう!?」
保護猫のサイトも調べなきゃ、名前はどうしよう、動物病院の場所も確認しとかなきゃね、妄想がパンのごとく膨らんできたあたりで、我々はとある数字に気づいた。
敷金:2ヶ月 礼金:2ヶ月
「・・・」
「・・・」
今と同じ家賃の4ヶ月分。1ヶ月だって高い高いと思っているのにその4倍がドサッとかかるわけである。その上に引っ越し代と諸々の手数料や保険など入れると、かなりの額である。
思わず唾を飲み込む。
さっきまで膝の上でゴロゴロと喉を鳴らしていた未来の飼い猫が、ささーっと見事なまでの猫らしい素っ気なさで歩いて行くではないか。
スタスタ…
(待て、待ってくれ〜)
頭の中で猫を追いかけている私に、夫は言った。
「条件を決めよう」
「…条件?」
「自分のお給料は急に増えないから、世帯収入を増やせるとしたらayakoさんの方。この家の猫はayakoさんにかかってるんだよ」
「・・・」
この、私の、ささやかすぎる経済力に未来猫がかかっている?
かくして、会社を辞めてから減った私の収入に目標額が設定された。それをクリアしたら引っ越し決定というわけである。
頑張ります。
猫と和室でゴロゴロする未来を目指して。
このブログが猫ブログになる日が、楽しみでならないよね(謎の自信)
Sweet+++ tea time
ayako
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