一ヶ月以上もブログを更新できなかった。
そのあいだ私は引っ越しをし、幼稚園は春休みに突入した。恐るべきイベントが二つも続いたのだ。
レモン色の壁のお家に引っ越しました🍋
— ayako | 作って書くひと (@Sweettteatime) March 12, 2024
片付けがんばるぞー!!! pic.twitter.com/kV515kZ9fZ
引っ越し後の自己満足インテリア日記についてはまた書かせてほしいのだが、今回は5歳と2歳と過ごした春休みについて語りたい。
一言で書こう。
大変すぎて笑う。
去年の夏休みは、正直楽勝だった。猛暑の送り迎えや朝の弁当作りから解放され、毎日いろんな果物でマフィンを焼き、のんびり家で過ごせる日々をむしろ満喫。ブログもたくさん更新したような。だから私はすっかり油断していたのだ。子育ての峠は越えたと鼻歌すらうたっていた。
キーワードは1歳と5歳。そうあの頃、我が家にはちょうどイヤイヤ期のメンバーがいなかったのだ。
ニコニコしてすぐ昼寝する1歳だった次男は、あちこちで地面に横たわりオモチャを投げ昼寝しない2歳に成長した。5歳の体力もさらにパワーアップしている。120cmの27キロ。素晴らしいことだ。その面倒を見る大人が常時5人くらいいるならば。
ちなみに長男は仰向けに横たわる派だったが、次男はうつ伏せタイプである。そして私は知っている。イヤイヤ期とは2歳だけでなく、3歳も余裕で全盛期だし何なら4歳も全然大変だし、5歳になるまでは油断ならない(5歳も大変だが)
とはいえ可愛い子どもとの日々、なるだけ楽しく過ごしたい。そのためには自分の体力と気力を温存すべく省エネスタイルが必須である。
早起きして栄養たっぷりの朝食、午前中に公園遊び、12時前にお昼ごはん。そんな過ごし方は理想的のようだが私は思う。
午後どうするのですか?
昼寝をするなら良いだろう。体力がつき昼寝をしなくなると、膨大な午後を持て余すことになる。1日に2度も3度も公園に繰り出せば、こちらの体力と気力はゼロを超えてマイナス。なぜなら外出の準備、公園遊びの切り上げと説得、ここに莫大なエネルギーが奪われるからである。
ということで、今日は珍しく誰かの役立つかもしれない私的ライフハックを紹介したい。絶対に育児書には載らないが、現実を乗り切るコツについて。
遅い朝食と遅い昼食で、公園を一回にまとめること。
これは長男が2歳くらいの頃から実践している誰にも言えない子育てハックである。
8時台に起きて、9〜10時にのんびり朝食、家で遊んだり身支度をし、公園に繰り出すのは早くて11時。12時くらいになることも全然ある。たっぷり遊ばせ、できれば帰りにスーパーなどですぐ出せる昼食(大人は寿司が正解)を入手し、13〜14時ぐらいに遅い昼ごはん。
あとは家でダラダラ遊び(1〜2歳なら昼寝というボーナスが入る可能性も)、おやつ、夕方から風呂に入って動画タイム、その間に夕食を準備するという流れ。
こうして書くと淡々スムーズそうだが、もちろんその要所要所でめちゃくちゃに疲れ、果てしなくエネルギーを吸い取られる。
したがって夕食は無理だと思ったら即座に出前や惣菜などに切り替え、自分を労る方向に全力シフトしなければならない。ドミノピザの半額クーポンはもう神のお告げと思って良い。「取りなさいピザを、座りなさいソファーに」
ちなみに朝食も油断禁物だ。野菜に卵、パンやご飯などと彩り豊かに張り切っていては数日で倒れるだろう。
パレードでも通過しましたかというレベルで容赦なく落ちるパン屑に絶望し、朝なのにすでに疲れている。サッと掃除機をかけることもままならず、パン屑は転げ回る子どもと共に部屋中へ拡散してゆく。種子ですか。部屋の隅々で開花するパンの花の幻想を見始める。
そんなときは朝食メニューを即座に冷凍焼きおにぎりに切り替えなければならない。正解のファンファーレが胸に鳴り響く。よく食べるしクズが落ちない。米の栄養を信じよう。
そんなこんなで模範的ではないにしろ無事に春休みを乗り切ることができた。未就園の4歳と0歳と過ごした1年間も、おおむねこんな感じだったような(記憶にない)
それでも子どもは成長し、偏食5歳長男はここ5年ほど食べていなかった野菜を先週いきなり食べ始めた。
図書館でニンジンの絵本を借りると言い出し、頑なに汁しか飲まなかった味噌汁に、自分も具を入れてほしいとオーダーしてきた。半信半疑でよそいだニンジンを食べる食べる。玉ねぎもカブもカブの葉っぱもとにかく味噌汁に入れさえすればバクバク食べ始めた。私は幻想を見ているのだろうか……?
我が家においては奇跡である。
そして子育ては、そんな小さな奇跡が次々と起こっていくのをただじっと見守ることなのだ。
焦らず急がず、半ば忘れながら待っていると、ある瞬間ひょいとできるようになる。ずっとなぜか押せなかった自転車のペダルを、久々に練習してみたら易々と動かして漕いでいた。
喜びが詰まった自転車の後ろ姿。あっという間に遠くに行ってしまう。遅い朝食と遅い昼食を、なかなか押せないペダルを、絶対に食べない野菜を、きっといつか懐かしく愛しいものとして想うのだろう。
Sweet+++ tea time
ayako
今日のおすすめ1
偏食長男がいきなり野菜を食べ出した奇跡のにんじん本である。
今日のおすすめ2
疲れた日のお守りのような本。巻末のレシピも最高に助けられます。
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