読者の皆さん、一日遅れでメリークリスマス。
クリスマスといえばプレゼントですが、私がいま一番欲しいものといえば、もちろんお皿でも服でも化粧品でもなく、睡眠時間である。
生まれたばかりの赤子といえば、夜まとまって寝ないもの。目をつむって朝まで熟睡できたらどんなに素晴らしいだろう!そう夢見ながら、リビングの薄暗闇で授乳しながら船を漕ぐ日々。
だが、そんなにも睡眠が貴重なこのときに、私はブログを書いている。どうしても書いておかなければならない事件が勃発したからだ。
端的に言おう。
クリスマスイブに、夫がラーメン二郎に行った。
さて、読者の皆さんも予想外の組み合わせに混乱したであろう。まずは落ち着き、基本に立ち返ってみたい。
クリスマスというのは、イエスキリストの誕生を祝う行事である。正確にはキリストのミサ。だが私は産後であり、教会に行けるわけもない。我が家にプレゼント交換のような華やかな行事などあるはずもなく、今年はアドベントカレンダーも買えなかった。かろうじて飾っている小さなツリーは、三歳長男に何度も弾き飛ばされ枝も無惨な状況だ。となればもう、ケーキとチキンを食べる以外にない、私の尊いクリスマス2021。
しかし夫は12月24日の昼にラーメン二郎に行くという。
彼は今、絶賛ダイエット中である。したがって二郎の日は、他の一切の食事を抜く。つまり私に唯一残されたクリスマス、ケーキとチキンを食べるイベントすら我が家から無くなるのだ。
「明日はクリスマスイブだよ?せめてケーキと何かオードブル的なものを買ってきて、一緒に食べようよ」
私は説得した。本当なら何か料理を張り切りたいところだが、産後でそれもままならない。何もブランド物のプレゼントを用意せよと言っているわけではない。スーパーのオードブルで良いから、なんとなくクリスマスらしさが味わえる食事を一緒にできたら、というもう仄かでささやかでいじらしい想いである。
ただ、現実はいつも残酷なんですね。数値で、現れるじゃないですか。体重も成績もマラソンの順位も。45kg < 52kg だし、94点 > 88点だし、1位は2位より速くてすごい。
で、夫の中の順位はこうなんですわ。
ラーメン二郎 >>>>>> 私 >> クリスマス
「今日が23日だから、年末から逆算すると締め二郎に行けるのは明日しかないんだ…」
注)締め二郎=その年最後に食べるラーメン二郎
かくして夫はイブの日に二郎を選んだが、あまりにも潔く選んだが、周囲の人の優しさによって、家から出られない2021年もクリスマスらしさを味わうことができた。
お義母さんが買ってきてくれたディーンアンドデルーカのシュトーレン(この可憐なる包み紙を、理解しない男たちに何度も捨てられそうになった)
ブログを読んでくれている高校時代の友達が、出産お祝いに贈ってくれたプレゼント。
開けるとシュトーレン。
この世にこんなにも可愛い缶が存在しているなんて…そして私の好みをこんなにも熟知してくれているなんて…
こちらのジャムもびっくりする美味しさだった…泣く…
夫が二郎に出かけた24日、お義母さんのおかげでクリスマスなお昼ごはんをいただく。
そしてトップスのチョコレートケーキ。
結局食べ物の話に終始してる感が否めないが、とにもかくにも有り難い…
そんなクリスマス日記2021だった。
最後に突然フォローを入れ始めるが、夫は優しい人である。
私や息子が体調を崩すと、24時間営業の薬局へ自転車を走らせ、夜中でも薬を買ってきてくれたりする。ハンドソープや洗剤類も絶妙なタイミングで詰め替えてくれるし、加湿器の水も絶やさない。部屋の湿度もメダカの水質も日々熱心に保ってくれている。家族(とメダカ)想いのあたたかい人なのだ。
しかし二郎には行く。彼にとってラーメン二郎は単なる「食事」などではなく、「生き甲斐」とか「生涯の伴侶」に分類される尊い存在なのだ。健やかなるときはもちろん、喜びのときも悲しみのときも、富めるときも貧しいときも、いつだって二郎とともにある。いわんやダイエット中であろうと、クリスマスイブであろうとも。
一緒に暮らして9年めに突入した。しかし夫と二郎との歴史は私などよりずっと長いのだ。この先も勝てるわけがない。
Sweet+++ tea time
ayako
おまけ:BOYSへのプレゼント
三歳長男には、初めてのタブレットを。Amazonの箱開封とともに、ふつうに渡してしまった(省エネ)
来年こそ、サンタに持ってきてもらおう!
朝と夜、歯磨きまで終わったら少し使えるルール。すごく楽しんでいるよう(私もFireタブレット欲しい!)
生まれたばかりの次男には、ベッドメリーを。オルゴールの音色が優しい、フェーン社のロッピーアンドロッタ。
熱心に見つめていて可愛い…!
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