モーニング飲茶で満腹になった私たちは、香港のおしゃれストリートへと繰り出した。
「まずはキャットストリートへGOー!!!」
「ごー」
食関係では夫がリーダーとなるが、おしゃれ関係のリーダーは私である。まあ、二人しかいないんですが。
香港の摩羅上街(キャット・ストリート)とは?
キャットストリート。
それはいかにもチャイナって雰囲気のちょっとチープでキッチュで夢があって面白い雑貨や骨董品があふれる街。宝探しをしたくなる、おもちゃ箱みたいな通りなのだ。
残念ながら、猫さんがたくさん闊歩する通りではない。
「なんだ…」
猫さんをモフれると期待していた夫であった。
香港では盗品を「ねずみ商品」と呼ぶことから、それを買うために群がる人たちを「ネコ」に例えるようになり、やがて「ネコが集まる通り」ということでキャットストリートと呼ばれるようになったのが由来とか。どうです?おもしろいでしょ?
街や通りの名前の由来って、調べるとワクワクしちゃう。
原宿のキャットストリートも猫がいないもんなぁ。
「おお、いよいよ始まり…!」
階段街の中に、不思議な雰囲気のお土産やさんが現れました。
キャット・ストリートを探索しました
「楽しい!すごい楽しいよ!」
「ほう〜」
私の大好きな赤色が街中にあふれていた!
このごちゃごちゃとした感じ、混沌、まやかし、ちょっと怪しいのに楽しいものたち。お祭りみたいな雰囲気がたまらない。
美術や骨董品のお店がひしめき合う賑やかな通りに、異国からの観光客があふれ、夏の日差しは惜しみなく注がれていた。
おしゃれなカフェもちょこちょこあって…これはレトロかわいいものが大好きな私には、たまらない!
「感激だよ!香港最高!」
「ほう〜」
そして好みの街でテンションが高まった私は、次のフェーズへ。
「何かお土産を買ってみたいなぁ」
「ほう〜」
無理やりお土産を買ってみた
まあ、この街に確実に私に「必要なもの」はない。探しても絶対にない。
でも欲しいんですね。
「不思議なガラクタを買う」という体験をしたい。というわけで、なんとなく気に入ったものを買ってみた。
じゃじゃん!
私の香港の記憶そのものの、赤色がいっぱいのポストカード。もう一つは、大好きなピンク×水色のブレスレット。
「このレトロチープ感、たまらないよう…!(興奮)」
「・・・」
このブレスレットを現実につける日が来るのかは、謎に包まれている。
おしゃれなカフェにも入ってみた
歩き疲れた私たちは、バー&カフェみたいなお店に入ってみた。
半袖でも暑かったので、ビールを。
香港での食事は、ポットにたっぷりお茶が出てくるので、意外とお酒を飲む機会がなかったんですね。ええ、言い訳ですが。
「たまらないねぇ!」
「ねぇ!」
食事関係になると、勢力を盛り返す夫。
キッチンのタイルにたくさんステッカー(マグネット?)が貼ってあって、カラフルで可愛かった。こういう小さな光景は、写真にも撮りたくなるし、後になってもなんだか忘れられない。
「キャット・ストリート、最高に楽しかったね」
「よかったね」
この街の魅力に憑かれ、不思議なお土産をウキウキで買い、すっかり「ねこ」になった私である。
キャット・ストリート、さようなら!
NOHOエリアの歌賦街はアートな街
荷利活道(ハリウッドロード)を東に進み、次に目指すはNOHOエリア!
NOHOとは、昔からの古い町並みに、おしゃれでハイセンスなショップやカフェが次々とできている荷利活道(ハリウッドロード)の北側のエリア。
なんでも、隠れおしゃれスポットとして若者に人気の場所だとか!
「隠れおしゃれスポット!!!」
ayakoさんを惹きつけるワードである。
「・・・」
なかでも「歌賦街」はカフェも多い素敵通りらしい。楽しみすぎる!
NOHOエリア・歌賦街は想像以上におしゃれだった
ちょっとパステルカラーな街並みに、おしゃれなカフェやレストランが並んでいる。結婚式の写真撮影をしている人たちも。素敵…!
眩しい光がいっぱいにあふれていた。
おしゃれな街には階段が多い説
これは、けっこうな確率で当たってると思うんですね。
横浜も神戸も長崎も、おしゃれな街は坂や階段がいっぱいあるもの。
観光客が多いのか、住んでいる人もそうなのか、なにやらインターナショナルな雰囲気が漂う。
晴れ渡る2月半ばの香港は夏の陽気で、緑は濃く、人々は階段でシャボン玉を吹いたりおしゃべりしたり、とにかく楽しそう。
特にこの階段が、好きだったなぁ。
カラフルでアートな街並みに心弾んだ
ライムグリーンのお花屋さんに、スカイブルーのカフェ。
赤と青のおしゃれな建物に、なんだかモデルみたいなスタイルの人たちが闊歩する。綺麗だなぁ。
キャット・ストリートとは打って変わって、洗練されたキュートな雑貨屋さんがいっぱい。
カラフルな建物に、遊び心があふれる壁。
いろんな表情を持つ香港の、アートな部分がたっぷりと感じられる、素敵な街歩き。
「キャット・ストリートとNOHOの歌賦街、最高だったなぁ!」
「ねぇ!」
飲茶ばかり食べてる旅じゃ、ないんだよ。(読者の皆さんに、アピール…)
おまけ
日本ではケーキ屋さんよりパン屋さんの方が多いイメージがあるけど、香港は逆。あちこちにケーキ屋さんを見つけた。
ケーキも南国でカラフル!
生クリームの上でのんびりしてるリラックマが可愛かった。
直立不動の緑くん。リラックマは、リラックスするのが仕事だもの。しょうがないよね。
次回はバスに乗って、香港のリゾート地へ行くよ!(二泊三日の旅なので詰め込んだ…)
▽香港旅行記第6話へ続く▽
Sweet+++ tea time
ayako
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▽香港旅行記第3話▽
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