NOHOや歌賦街の散策を終え、私たちは香港のさらなるおしゃれワールドへ突入しようとしていた。
「さあ、次はバスに乗って遠くのお洒落タウンへ行くよ〜!」
「・・・」
そう、香港のリゾートタウン「赤柱(スタンレー)」である!
香港の赤柱(スタンレー)ってどんなとこ?
香港の観光ガイドブックは「まっぷる」と「aruco」の2冊を用意していたんだけど、赤柱(スタンレー)はもちろん、おしゃれ女子向けの「aruco」に載っていた。
説明文はこうである。
晴れた午後は香港島中心部からバスで30分のビーチリゾートへ!
素敵アイテムのワンダーランド、スタンレー・マーケットでショッピングのあとは、テラスで海風に吹かれたい♡
「テラスで海風に吹かれたい♡」
「・・・」
「aruco」にしたがい、午後はバスに乗って赤柱(スタンレー)へと繰り出すことにした。ちょっと遠足気分を味わえる!
香港のバスは二階建てでかわいい!
「外国のバスかわいい〜!」
「2階に乗りたい!」
中環(Centeral)の交易廣場というバスターミナルから、赤柱(スタンレー)に向かうシティバスが出ている。
6、6A、6X、260番のどれかに乗る
30〜40分で「赤柱村」に着く
運賃は10.6香港ドルでした
これだけわかっていれば大丈夫。(私が行った時点の話なので、ガイドブックで確認してくださいね!)
バスの2階席はとっても楽しい!
「ayakoさん、急ごう!こっちだよ!」
「はいッ!」
夫のリードにより、晴れて2階席に座ることができた。フェリーに乗ったときもそうだけど、夫は2階席が好きである。
高いところから眺める香港の街は、光にあふれてキラキラしていた。
バスが進むにつれ景色は街から海沿いに変わり、美しいビーチで遊んでいる観光客もちらほら。
「うわぁ…!海が見えるよ!香港のビーチリゾートも意外に素敵なんだねぇ…」
興奮して隣を見たら、あんなに2階席の奪取に必死だった夫は眠っていた。
本人は否定しているが、バスの移動中ほとんど目をつぶっていたのを私は知っている。
赤柱は本当に美しいリゾートタウンだった
バスを降りてすぐ、海沿いに咲く原色の花や葉がぱっと目に入る。カラフルで明るい世界が広がった。
大迫力の大木が絡み合い、大きな木陰を作っていた。その下には濃いグリーンのパラソルが並び、お花屋さんが色とりどりの花を並べている。
まるでラピュタやトトロの世界!
「綺麗だねぇ!すごい、さっきまでの街と全然違う!」
「ほんとだねぇ…」
寝ぼけ眼の夫も感動していた(と思う)
スタンレーマーケットはカラフルで可愛かった
マーケット観光客であふれていて、アイスを食べたり買い物したり、みんな思い思いに過ごしている。
スタンレーマーケットは、香港の街中の夜市と同じようなラインナップのお店もあったけど、リゾート地にぴったりの華やかなお洋服やリネンの雑貨が目立った。
海沿いは、やっぱりカラフルで可愛い色が似合うよねぇ!
「なんか欲しい…!」
「物欲注意」
赤柱の海沿いの風景を撮ってみた
堤防にかかるイエロー×レッドの浮き輪がすごく可愛くて、思わず撮ってしまった。確か、写ルンですでも同じ写真を撮っちゃったような…
海を囲むようにリゾートホテルが並ぶ赤柱の風景。
白人の可愛い女の子たちが岩場で遊んでいるのがすごく絵になる。
「まるで妖精さんみたいだねぇ…!」
「ねぇ」
珍しく撮り合ってみた私たち夫婦の写真も載せておこう。
(どうでもいい)
メインストリート赤柱大街がおしゃれすぎる!
めちゃくちゃお洒落なカフェやパブが並ぶ美しいメインストリート「赤柱大街」!
この通りで私の興奮はMAXに達した。
「きゃ〜!おしゃれすぎる!」
「・・・」
ソフトクリーム屋さん。ちょっとこの車のレトロポップなデザイン、かわいすぎだよね!?
黄色い建物にビビッドな水色のパラソル、なんとか入った赤色のタクシー。カラフルな一枚になった。
3階でビールを飲んでいる人が、気持ち良さそう…!
濃いグリーンとカラフルな建物がひしめき合うメインストリート、人々はお酒をのんだり散歩をしたり、ただただ気楽に香港の午後を過ごしていた。
大きなシャボン玉を作っている人がいて、追いかけて写真を撮ってしまったよ。
最後はスタンレープラザでひとやすみしよう
メインストリートを抜けると、スタンレープラザというショッピングモールがある。
「お腹すいた…」
「足が疲れたよ…」
早朝のモーニング飲茶から駆け抜けている私たち、休憩の時間である。
スタンレープラザの中にある中華料理屋さんで。
この旅で初の小籠包でした!
かわいい犬にいやされて、赤柱への遠足は終わった
スタンレープラザで見つけた、とっても素敵な傘。アートだねぇ!
アウトレットみたいな雰囲気で、犬を連れて歩いてるひとがたくさんいた。
めちゃくちゃ可愛いワンコたちに会えて大興奮。
「きゃ〜!かわいい!」
「外国で柴犬って珍しいねぇ!」
帰ってきて香港旅行の写真データを確認すると、大量の柴犬が見つかった。
東京下町の交差点でいくらでも歩いている柴犬を、香港のリゾート地でなぜあんなに熱心に撮っていたのか、今となってはただただ不思議である。
本当に。どこへ行っても、カメラのレンズ越しに私の好きなものが映し出されているのだから。
香港の古くて美しい建物たち。
きっと別のひとが見たら、香港も違う風景なんだろうなぁ。
次回はいよいよ最終回。
▽香港旅行記第7話へつづく▽
Sweet+++ tea time
ayako
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