梅のイメージはこれまで地味だった。
なんとなく桜の前に、ひっそりと咲いてるらしい、そういえば近所でも咲いてるとこあったな…などと思っているうちに、終わっている。そんな存在。
でも今年はカメラを持って、行ってきました、曳舟の向島百花園へ。
そして目覚めてしまった。しびれました、梅の可愛さに!
東京下町お散歩日記です。
曳舟駅から歩いて向島百花園へ
都立の庭園なので、清澄庭園とおそろいのチケットです。この緑色のプリント、かわいい。
150円で入れます。
一応「梅まつり」の開催が3月5日までだったので焦って行ったけれど、特に「まつり」の要素はなかった。梅が咲いてるって意味だな。
「たこ焼きとかは、なさそうだね…」
出店だけを楽しみにやってきた夫の、切ない声が響いた。
けっこう賑わっていた!
梅って、こんなにかわいいの!?
こっからずっと、ひとり大興奮で園内を回っていた。一眼レフと写るんです片手に。
「かわいい、かわいすぎる…」
枝にちょこっと花がついてる感じが、派手すぎなくてまたかわいい。
私が気に入った4種類の梅を紹介してみます!
白加賀(しろかが)
向島百花園の中で、一番多かった白い梅の花。
梅酒でも有名な品種みたい(突然お酒トーク)
梅の花と梅の実が自分の中で同じ植物の梅だと一致していなかった。梅酒って甘いからあまり飲まなかったしね(まだお酒トーク)
あいにくちょっぴり曇り空だったけど、白い花がふんわりと空に伸びる姿は、本当に綺麗。
チラチラと揺れる紙吹雪みたい!
小さい頃飾ってもらったお雛様のセットにも、梅の花があったなぁと思い出したり。あ、あれは桃の花か…
たくさんのお花をつけて、すっと空に伸びる枝を見つけた。
紅千鳥(べにちどり)
こんな色のマニキュアとか大好きだ。でも何も塗らない。マメだったらね、ちゃんと塗るんだけどね。
ネイルスクールに大金を費やした人は誰だろう。
それにしても紅千鳥って、かわいい名前。
2月18日の誕生花で、「なんて愛らしい」っていう花言葉なんだって。
花言葉そのもの!
2月18日生まれでもよかったなぁ。
ちょと分かりづらいけど、後ろにうっすらと見えるのはスカイツリーです。
梅の花びらも綺麗だった
小さな水のたまったところに、梅の花びらがぽたぽたと落ちて可愛かった。
花が咲き出すと、足元も楽しい。
見驚(けんきょう)
ふっくらとした桃色の梅は、難しい名前。
植物ってアートだなぁと、枝の動きをみるだけで楽しい気持ちになる。
鹿児島紅(かごしまべに)
最後は口紅の色みたいなキュートな花を選んでみた。
鹿児島紅は遅咲きの梅らしい。
咲き乱れて満開!みたいにならないんだけど、この枝の先っぽにいきなりビビッドなピンク色の花が咲くのがすごく不思議。そして何より、とてつもなく愛らしいと思うのだ。
梅まつりは最高に楽しかった
梅色のコートを着ていた私。
たくさん写真を撮って、静かで楽しい時間になりました。
梅×スカイツリー。東京下町暮らしも4年目だね。
名前がわからなかったけど
この梅だけは札がかかってなくて、いったいなんて名前なんだろう!?どこかに品種書いてないかな!?とずっとソワソワしていた私。
とうとう、スマホ片手にずっとベンチに座っている夫にも聞いてみた。
「ねえ、この花なんて名前なんだろう!?」
すると穏やかな微笑みを浮かべて言った。
「梅だよ」
穏やかに生きる秘訣。
夫からは、いつも学ぶところがあるなぁ。
細かいことは気にせずに、花のうつくしさを楽しもう。
おまけ
とっても可愛い!!と感激しちゃった梅の名前をひとつ紹介して終わりにしよう。
おもいのまま!
いい名前もらったねぇ。
緑くん、今日も我が道をゆく、だね。
Sweet+++ tea time
ayako