上野の不忍池に、ボート場がある。
実は最近まで知らなかった。上野動物園の中から、遠くに浮かぶカラフルなスワンボートを見たときには、めちゃくちゃ興奮してしまった。
レトロかわいいものに目がない私、生後8ヶ月の王子と夫と三人で、さっそく乗ってきました。もちろんフィルムカメラを片手に…!
ご近所で乗る、初めてのスワンボート
弁天堂(とその前に連なる屋台)を抜けたところに、ひっそりと上野公園ボート場はある。
30分で700円の夢の時間。
白鳥型ではないシンプルなボートの方は空いていて、すぐに乗ることができるようだった。
乗ってしまえば中から見える風景は一緒なのに、みんなスワンボートの列に並んでいる。当然である。私たちも9キロ超の王子を抱っこして辛抱強く並ぶ。全てはスワンの魅力である。
カラフルな白鳥たちを見ながら待つ時間。しあわせだ…
スワンボートといえば吉祥寺の井の頭公園だと思っていたけど、上野公園もあったんだなぁ。
レトロな赤色のスワンに乗りました
私たちが乗ったのはこの子。朱色っぽい赤色がレトロかわいい。
これまた乗ってしまえば色なんて見えないのに、自分が乗るスワンの色はめちゃくちゃ気になる。白じゃなくてピンクに乗りたい女の子が地団駄を踏んでいた。わかる。
ボートの中から、切り取る景色。
カラフルでキッチュな色。万華鏡を覗き込んでいるようで、おもちゃの世界に入ったみたいで、とにかく心踊る!
ビルの中に浮かぶ湖とカラフルな白鳥たち
不忍池は、その周りをぐるりと囲い込むように高いビルが並んでいる。
都会の真ん中にぽっかりと作られた池と、そこを行き交うおもちゃみたいなスワンボート。この嘘みたいな、ちょっと合成写真みたいな光景が妙に楽しい。非現実的でワクワクする。
最寄駅から10分の上野なのに、ちょっと遠くに来たみたい。水上の乗り物というだけで旅行気分になれるから、この700円はお得だなぁ!
等間隔に並ぶユリカモメたちが可愛すぎた
見てください。この太っちょのかわいすぎる鳥さんたち!
不忍池といえばとにかくこの白い鳥が等間隔に並んでいて、悶絶するくらいかわいいんですが、どうやらこれがユリカモメらしい…(お台場に行くモノレールの方しか知らなかった!)
生後8ヶ月の王子、はじめての春に、はじめてのスワンボート。終始キョロキョロしていた。楽しんでくれていたらいいなぁ!
ゆっくりと春色に染まる上野公園を歩いたよ
三月はじめの曇りの日、乳白色の空に、ゆっくりと混ざる春の桃色。
ボートをおりたあと、ちょっとだけ散歩した。
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上野動物園の白鳥のオブジェ。かわいい。年パスを持っているので、特に意味もなく園内をブラブラ。
観光客が多くて、写真を撮っていたらロシア語が聞こえてきた。「とにかくパンダだけは見よう」「散歩はいいからパンダを見に行こう」と口々に言っている。ロシア語の文法により「パンダ」が「パンドゥ」になる。みんなパンダ好きだなぁ。今から駆け込んでも二時間待ちなのになぁ。
大学時代あんなに熱心にやっていたロシア語は、今こうしてたまに聞こえる誰かの会話にクスッと笑うためだけに使われている。きっと、きっと、この壮大な無駄にも意味がある…(震える)
フライデイズの店員さんがプレゼントしてくれた、風船プードルに夢中の王子。
まとめ:上野のスワンボートは旅気分が味わえておすすめ
春のおでかけに。
水上に浮かぶやさしい色を、見に行こう。
はじめての春と
— ayako | Sweet+++ tea time (@Sweettteatime) March 10, 2019
はじめてのスワンボート
三月のやわらかい曇りの日に
出会った色と光の断片
iPhoneでそっと残しておくよ pic.twitter.com/K2QMw7TfFg
また乗りたい。
今週末は、桜満開で最高かもしれないなぁ…!
Sweet+++ tea time
ayako
今日のカメラ
今日の写真はすべてフィルムカメラで撮りました。
▽このカメラです▽
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