クリスマスイヴ、私たちは毎年品川にある高輪カトリック教会の御ミサにあずかる。
もとより私はカトリックの信者なのだが、ここ数年クリスマスにしか教会へ行かない「隠れキリシタン」な日々を過ごしている。
だが言い換えれば、12月24日は私が唯一教会へと向かう大事な日なのである！そしてミサの時間は17:30なのである！
12月24日の一日
14:00
美容室から帰宅し、ワックスでハリネズミのような髪型になった夫と、近所でランチを食べる。
15:00
近所のスーパーでシチューやサラダの材料、パンを買う。教会に行く以外は、お家ごはんで過ごすのがだいたいの流れなのだ。ああ…絵に描いたように質素で謙虚なクリスマス！
15:30
本来ならここからシチューとサラダを作り、17時半のミサに間に合うように準備するわけですね。なにごとも段取りなんですね。しかし現実は・・・
爆睡。
16:00
最後の望みである、30分後にセットしたiPhoneのアラームが鳴ったはずなんですね。しかしもちろん・・・
爆睡。
16:55
薄暗い部屋で目覚めた。日は暮れている。夫婦ふたりとも爆睡していたのである。
「どうしよう！教会どうしよう！」
「もう間に合わないよ…！」
我々は迷った。タクシーで品川まで行くと高い。最近家計簿もつけ始めたばかりである。もうミサは諦めて、シチューを作り、19時45分のケンタッキー予約を受け取ればそれでいいか…
しかし…！
夜景も見ないしプレゼント交換もしない、ツリーもリースも飾っていない我々にとって、教会までなくなったクリスマス、それはいよいよ・・・
「ただチキンを食べる日」である。
17:05
タクシーで品川へと向かう。
17:35
教会到着（タクシー代：4,250円）
すべてを取り返すべく大声でクリスマスソングを熱唱。
19:45
人形町でケンタッキー受け取り（夫婦二人なのになぜか5,060円）
20:30
おうちディナー。
ま、一目見て思いますね。
お肉率高すぎ・・・
作ったのサラダだけ・・・
予想外のタクシー代。品川のwingでなんとなく買ってしまった冷製オードブル。異常な量のチキン。
いったいどこが「質素で謙虚なクリスマス」なのか？
22:00
この時間からのケーキ（恐ろしい）
いつもの一番小さなサイズですが、クリスマスシーズンはロウソクとチョコレートが付いてくる。嬉しい！
こんな感じ。素朴でかわいいチョコレートケーキです。
私はチョコレートが苦手なんですが、このトップスのチョコレートケーキだけは大好き。優しい味で、くるみがたっぷり入っていて、すごく美味しい！
お誕生日みたいに唄うべき歌がないので、ロウソクに火を灯したものの、どうしたらいいか案外困るという事実に気づいた。
暗闇の中、ロウソクの儚い炎をじっと見つめるのに、不思議と1mmもロマンチックにはならない結婚４年目のミステリー。
途中で待てずに吹き消すと、大張り切りでフォークを握る我々であった（そしてもちろん完食した）
そして食いしん坊である。
Sweet+++ tea time
ayako
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