季節感を1mmも考えずに突き進む旅日記、Sweet+++ tea time へようこそ。
読者の皆さま、涼しい写真からこんにちは!
8月のある週末、私たちは三島にやってきた。
なぜ三島?
どうして三島なの?
「どうせうなぎ目当てでしょう」
違うんです緑くん、私はこの雑誌に感化され、はるばる大変微妙な距離を新幹線に乗り、ここまでやってきたのである。
そう、私のような旅行&写真好き女子にはたまらないOZmagazin 別冊の「OZ TRIP 」!
ここにものすごく美しい三島の写真が載っていたのです…!
本当にこんな景色に出会えるんだろうか?
そんな斜め目線で雑誌を食い入るように見ていた私。
行ってみよう、三島。
というわけで…
三島旅行記が始まるよ! (画:ayakoさん)
三島は「水の都」と呼ばれるのです
なんでも三島は、富士山の雪解け水が町中から湧き出している「水の都」。
新幹線を降りると、駅の周りもすでに、透き通った水がさらさらと流れていた。
歩いているととにかく水路や池ばかり。
「せせらぎルート」という地図を見ながら、さっそく散策をスタートした。
非常に芸術的なイラストである。挿入する必要性については、考えないものとする。
「宮さんの川」とは・・・
昔から湧き水が豊富だった三島、かつては水力を使って製糸や精米が行われていたらしい。そんな風景を再現して、小さな水車が作られている。
この川、「宮さんの川」という大変個人的な名称が付けられている。
(イメージ図)
苦労人の宮さん。三島の地域でみんなから頼りにされていた宮さん。人情に厚い宮さん。(すべて想像)
正式名称の蓮沼川より、断然「宮さんの川」を押している。
宮さんが、苦労して作った川なのかなぁ…
宮さんごめん・・・
これは完全に、「鴨さんの川」である!
もちろん、文句はございません。
かわいすぎます!
たくさんの鴨さんが休み、泳ぎ、時にさらさらと流されている様子を見ていると、それだけで幸せな気持ちになる。
心弾んで、何枚もシャッターを切っちゃったよね。
こんな感じで、普通の住宅街の中を水は渾々と湧き出し流れ、そこを無数の鴨さんが泳いでいた。
源兵衛川の水はどこまでも透き通っていたよ
この景色…!
とうとうこの旅一番の目的地「源兵衛川」にたどり着く。
猛暑の8月だったけど、川に降り立った途端、ものすごい冷たい空気が広がった。
ここだけは、まるで違う季節のように涼しくて静か。
飲めない水が出てきます。
水遊びをする子どもたちがいっぱい。
私たちも靴を脱いで足を浸してみたら、驚くほどの冷たさ!
キンキンに冷えた水が流れているから、こんなにも涼しいんだね。
どこまでも澄み切った空気の中を、水の気配を感じながら歩く。静かに、カメラを向けあいながら、夫とふたりでひたひたと歩く。
こんな美しく静かな空間を街の中に持っている三島は、やっぱり素敵な水の都。
家にエアコンがなくても、源兵衛川のほとりに来れば、真夏でも静かに本が読めるもの。めちゃくちゃ蚊にさされるけどね。
この橋を抜けたら、また普通にマンションが立ち並ぶ住宅地へと抜ける。
というわけなので…
老舗「桜家」でうなぎランチをしたよ
鴨さんのせいにしているが、実は前々から予約を入れていた人気店「桜家」のうなぎ。
「やっぱりね」
予約はしたけれど土日のランチは混雑MAXなので、数十分ほど外で並んだ。
炎天下、行列をなして待っていたら、お店の人がカゴいっぱいの小さなアイスキャンディを持って出てきた。一本一本、ちょっと高いうなぎを待っている大人たちに、チープでかわいいアイスを配ってくれる。
着色料いっぱいの、カラフルな棒アイス。子どもの頃の夏休みを思い出して、なんだかすごく、楽しかったよね。
おまけ1
△ちょっと褪せた色がかわいい
暑すぎて暑すぎて、休憩の多い旅となった。
三島駅前のパン屋さん VIE DE FRANCE、一泊二日の旅行なのに、何度も寄ってしまったね。
おまけ2
△源平川に向かう途中で見つけた、かわいい果物屋さん
煉瓦造りに、このオレンジとイエローの屋根が、ちょっと外国みたいだなぁと思った。渋い渋い小道だけどね。
おまけ3
私がiphoneでヘタウマな絵を描いている過程を再現した、誰得!?な6秒動画である。
緑くんがかっこよくなる日は、来るのか?
ふふふ…同じ話だよね。
▽三島旅行記は、第2話へと続く
Sweet+++ tea time
ayako
三島旅行のおすすめホテル
ドーミーイン三島に泊まったんですが、超リーズナブルなうえに、天然温泉と美味しい朝食がついて最高でした。(特に朝食の鰻ごはん)やっぱりビジネスホテルはドーミーインが一番レベル高いよね。
三島旅行のガイドブック
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