上手くいく保証がなくてもやってみる価値。孤独な宇宙飛行士の映画「オデッセイ」より

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新しい何かを始めるとき、「こんなことやって意味あるかな?」って先に考えちゃうことって、誰にでもあると思う。

行ったことのないお店に入るだけでも、「美味しいかわかんないしなあ」とついお馴染みの店を選んでしまったり。

面白い仕事を思いついたけど、「上手くいくかなあ」と結果が見えないのが怖くて、最初の一歩が踏み出せなかったり。

始めたばかりのブログで、「こんなこと書いても誰も読んでないよね・・・」って気持ちになっちゃうことも、あるでしょう。

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このあいだ、「オデッセイ」という映画を観に行ったんですよね。

「火星にひとり取り残された主人公が地球に生還する」というエピソード。

宇宙モノで3Dだし、完全にアクション系だと思ってたら、それが意外にも地味な映画で。

植物学者でもある宇宙飛行士の主人公は、ひとり取り残された火星で、ジャガイモを育て、水をつくり、地球と交信できる術を見出していく。

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迫力満点なシーンもあったけど、映画の殆どを占めるのは、主人公が、孤独ななか日々考え、行動し、希望を見出し、頭を使い、工夫し、前に進んでいく・・・とんでもなく地味で地道な日々の記録でした。

なんども挫折しながら、っていうか「これ絶対もう地球戻るの無理だよね」って状況の中も、とにかく目の前のひとつひとつに、取り組んでいく。

もちろん映画ですけど。現実ならとっくに絶望しちゃいそうなシチュエーションですけど。

でもこれって、毎日の生活そのものなんですよね・・・

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明日も生きている保証なんて本当はどこにもなく、私たちは今日を生きていて。

絶対に渡せるって保証なんて本当はどこにもなく、大切な人へのプレゼントを探したりして。

「必ず成功する」って保証があるから努力するなんて理屈じゃなくて。

1秒後に死ぬとも、100年後まで生きるかも分からず、その瞬間を生きている。

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映画のなかで、主人公が長い長い砂漠の道を、目的の場所まで何十日もかけて小さな乗り物で移動していくシーンがありました。

その乗り物が通った跡が、遠くから見ると一本の線になっていて。ああ、これが「人生」なんだ、と。

長い長〜い、どこまで続いてるのかわからない定規の、1mm1mmを、ただただ進んでいく。そして、その1メモリに、数値には現れないたくさんの喜怒哀楽が詰まっている。

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今日も明日もあさっても、「誰かが受け取ってくれるかもしれない」言葉やモノや思いを、希望を込めて生み出していこう。

かけがえのない1mmを。

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いつも頼もしい緑くん、ありがとうね。

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Sweet+++ tea time
ayako

 

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