最近、美味しいあんみつ食べたの、いつですか?
洋菓子より断然和菓子が好きな私、なかでも「あんみつ」には小さい頃から格別な愛を寄せてきました。
東京下町の清澄白河・森下エリアに住んで2年ちょっと。今日は、近所で出会ってしまった、とびきり美味しいあんみつを出してくれる喫茶店の話を。
清澄白河の喫茶店「あんずや」
驚くなかれ、店先に「かかし」が立っている、不思議な喫茶店です。
しかもこの「かかし」、時期によって変わるんですよね。私のお散歩記憶を辿ると、ジブリ映画「風立ちぬ」の主人公とか、女の人の「かかし」もいた気がする。
この案山子たちは、オーナーの手作り
なんでも、オーナーは「かかしコンクール」に入賞したことがあるらしい・・・世の中には、いろんなコンクールがある。想像をはるかに超えて。
英検も漢検も受けたことなし、資格ものは好きじゃない私だけど、「かかしコンクールってなんてクールなの!」って思ってしまった。
時折変わる案山子を見ては「ここ変わってるよねぇ」と、「今日はあったかいねえ」みたいな感じで言葉を交わしながら、夫と何度も通った店先、初めて扉を開きました。
ちなみに、写真左側の「深川めし」のお店も、とても美味しい。
小さなギャラリーを持つ、優しい空気の喫茶店
静かで優しい空気が流れていました。
店内の壁はギャラリーとして貸し出されているみたい。額縁におさめられた絵画が、ひとつひとつ丁寧に並べられていました。
こういうの、すごくいい。
芸術の難しいことは分からないし、静かなところでは睡魔に襲われてしまう・・・私みたいな人にとっては、美術館より、ずっと。
好きな人とお茶しながら、お喋りしながら、絵を見るひととき。
店内では、女の人がひとり、熱々のうどんを食べていました。とても幸せそうに。
私たちも「あんみつ」を注文します。
丁寧に作られた自家製あんみつ
- 神津島(伊豆七島のひとつ)の最高級のてんぐさから煮出して作るかんてん
- お店の名前にもなっている甘酸っぱいあんず
- 純黒糖と赤砂糖を混ぜて作られる黒蜜・・・
ひとことで言いましょう、 とても美味しかったのです。
ああ、写真を見ていたらまた口の中に恋しさが募る。
優しくて、上品で、カラフルで。
「美味しいねおいしいね」と、彼と言い合っていただいた最高のあんみつ。
今度は、ひとりでも行ってみよう。
通いたくなる喫茶店「あんずや」に出会えた、日曜日の昼下がり。
わたしの美味しいあんみつ物語。
これからも読みに来てくださる皆さんに、「EAST TOKYO」のいいところ、伝えてゆけたらいいな。
清澄白河カフェ日記、いろいろ書いてます。
お散歩日記もあるよ。
Sweet+++ tea time
ayako