先月の話になるが、3月のビッグイベントがあった。
ホワイトデイであるッ!
いきなり興奮してしまい申し訳ない。
しかし実際、私はバレンタイン以上に張り切っていた。もちろんお返しがもらえるからである。
なんせ夫には、カファレルの超豪華チョコ(当社比)をプレゼントしている。これは期待せずにはいられないというものです。
さて、何事も心の中で思っているだけでは始まらない。まずは「自分から発信すること」、それが大事である。成功のための秘訣は「アウトプット」!自己啓発書に書いてあるとおりである。
私は以下のように3つもホワイトデー関連の記事を書いていた。
1. ホワイトデーのお菓子
かわいい入れ物に入ったクッキー、欲しいよねぇ。
2. ホワイトデーの紅茶
おしゃれなパッケージの紅茶、欲しいよねぇ。
3. ホワイトデーのお花
お花、一番いいねぇ。
最後の記事なんて「彼女・妻へのホワイトデーお返しはお花が嬉しい!」とタイトルに入れている。これはもう、訴求力バッチリである。何をどうすれば私が喜ぶか、夫には手に取るように分かるわけだ。
夫がこのブログを読んでいれば。
さて、ここで過去のホワイトデーを振り返っておきたい。私たちは付き合ってわりとすぐに結婚したので、まだ歴史は浅い。2014年〜2016年の3年間の記録である。
非常に渋い。夫は否定していたが、このおはぎは確実に森下の駅前にある下町丸出しの和菓子屋さんで購入したものと思われた。
透明のパックに大きなおはぎが二つ入っており、輪ゴムで閉じられている。とてもシンプルなラッピングが印象的だった。
もちろん、すごく嬉しかった。大好きな人からもらったおはぎであるッ!ありがたくいただいた。
早すぎはしないだろうか。結婚して、というか付き合って2回目のホワイトデーが、もう忘れられているなんて。
この日はちょうど、二人で一泊伊豆旅行にいく日であった。
旅行鞄を持っていざ出発、マンションのエレベーターを待っているときに私はふいに思い出した。
「あ、そういえば今日ホワイトデーだね」
「あっ」
エレベーターが来た。私たちは乗り込んだ。「一階」のボタンを押しながら夫はぼそっと言った。
「プレゼントは、この旅行ってことで…」
今思いついた感200%!
こういうのは、「サプライズ」ではなく「ごまかし」と言います。
昨年である。我が家のホワイトデーは晴れて復活したのだ!
白いビニール袋からチョコレートが出てきた。夫は否定していたが、明らかにコンビニで売っているチョコであった。そのうえ私はチョコが苦手である。
が、もちろん、すごく嬉しかった。大好きな人からもらったチョコであるッ!ありがたくいただいた。
さあ、ここで2017年のホワイトデーの記録をご覧いただこう。
恐ろしいことに、記録は23時から始まる。
私は一日の仕事も終わり、ソファに座ってなんとはなしにiPhoneを眺めていた。
ツイッターのタイムラインを見ると、「帰りの電車でお菓子を持っているひとがちらほら」「ホワイトデーですね〜」といったつぶやきが!
今日!ホワイトデーだった!
毎年のことであるが、当日になると、私はすっかり忘れていたのだった。
だが真に驚くべきことは、ソファで隣に座っている夫が、パジャマ姿でのんびりしていることである。ほんわかシロクマ顏で座っている。鞄から何も取り出す気配はなかった。
ほう、と私は思った。
私はツイッターで以下のようにつぶやいた。
ホワイトデーも残り47分になりました。夫はリラックスしてソファに座っています。このあとサプライズだよね?それしかない。
— ayako@Sweet tea time (@Sweettteatime) 2017年3月14日
「ニコニコして体操座りをして待ちましょう」とアドバイスをくれるフォローワーさんもいた。
私は実際、ニコニコしていた。夫も隣でニコニコしていた。
残り30分で、もう、サプライズの予感しかなかった。なんでしたっけ、フラッシュモブ? 家庭内フラッシュモブ!つまり夫が踊りだすだけであるが。踊りながらさっとプレゼントを差し出してくれてもいい。フラッシュモブなんて恥ずかしくて意味わからんと思っていた私だけど、この際それでも、全然いい!
家庭内フラッシュモブの覚悟まで決めた私であるが、時は刻々と過ぎてゆく…
ニコニコ…
ニコニコニコニコ…
ここで2017年ホワイトデー記録が打ち立てられた。
歴史を重ねる。素晴らしいことです。
私は非常に朗らかな雰囲気で、切り出した。
「あ、今日って、ホワイトデイだったね」
「あっ」
夫はギクっとしていた。
「ご、ごめん!今日は帰りが遅くなって…ほんとは帰りにどこかで買おうと思ってたんだけど…」
夫も私も夏休みの宿題を31日にやっていたタイプの人間である。もちろん8月の。常にギリギリの行動を好んでいる。
私は微笑んで言った。
「気持ちだけで嬉しいよ」
後日、夫のクレジットカード(家族カード)で念願の木の食器を買い、「これをホワイトデイプレゼントにしよう〜」と自己完結してニマニマしていたことは言うまでもない。
▽戦利品▽
一週間後のことである。
夫が、大きな花束をプレゼントしてくれました…💐
— ayako@Sweet tea time (@Sweettteatime) 2017年3月21日
「ホワイトデーだよ!」と言われました。そっか、今年から一週間遅くなったんだね、納得だよ。 pic.twitter.com/eUNhJJHen6
一週間遅れのホワイトデイ!
忘れた頃のホワイトデイ!
これぞ、フラッシュモブなど到底及ばない、最先端のサプライズであることは間違いない。
緑くん、夫婦仲をよくするのは、いつだってポジティブマインドなんだよ。
木の器にお花!二つももらえて、最高のホワイトデイになったよね。感謝しかありません!
Sweet+++ tea time
ayako
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▽木のお皿奮闘記▽
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