現代人は強欲だ。広告に踊らされ「もっともっと」と際限なく欲しがり、無意識のうちにわがままになってゆく。
だが本当に大切なものは何なのか?
「足るを知る」
このマインドこそ日々の平和と幸福をもたらす。そう、ayakoさんは常に真実を知る女なのである…
では、満を持して「ホワイトデー日記2018」を記しておきたい。
ホワイトデー3日前から期待は高まっていた
宅配便が届いた。前の会社の上司からである。
たまたまバレンタイン付近に会うことがあり、チョコレートを渡したのでお返しを送ってくれたのであった。
かえって気を遣わせてしまったかなぁ…などと思いつつ箱を開けるとこの可愛らしい丸箱。
オルゴールみたい!
開けるとさらに可愛かった。
こんなにも私好みのクッキーがあるだろうか…!ホワイトデーって楽しいなぁ。私はワクワクしながら撮影をしたし、このお菓子が配達されてきたのも夫は一緒に見ていたはずであった。
これで今年のホワイトデーは夫も忘れないだろう。
私は密かにほくそ笑んでいた。
2018年3月14日当日、お昼にサプライズがあった
見てほしい、この奇跡の配達物を。
ホワイトデー当日の昼下がり、チャイムが鳴った。包みを開けると、そう、憧れのホレンディッシェの箱が…!
だが安心してほしい。もちろん夫からではない。
こちらもまた前の会社の先輩からである。先の上司と同様、バレンタインデー付近に会ったため、わざわざお返しを送ってくれたのであった。
ホレンディッシェはずっと憧れのお菓子だった。
正式名をホレンディッシェ・カカオシュトゥーベといい、ドイツの都市ハノーファー発祥の100年以上続くお菓子ブランドである。バームクーヘンが有名なのであるが、なんといっても箱が可愛い。
箱がほしくてしょっちゅうAmazonのホレンディッシェページをうろうろしていた私であるが、甘い物が苦手なのでバームクーヘンなんてとても買えない。
だがここ半年ほど、私には前代未聞のスイーツブームが訪れていた。甘い物がなぜか大変美味しく感じる。そしてやってきたのである。憧れのホレンディッシェ!
箱を開けると、めちゃくちゃ可愛い一口サイズのバームクーヘンたちが…!ホワイトチョコレートがコーティングされ、ドライフルーツのベリー的なものがトッピングされている。
聞くからに甘そうな食べ物であるが、これが、ものすごく美味しい。
ホレンディッシェの包み紙が、緩衝材として箱に敷き詰められていた。こんなにオシャレな緩衝材がいまだかつてあっただろうか!?
憧れのホレンディッシェのお菓子が届いた。箱がめちゃくちゃ可愛いんです(今度ブログ書きます✏︎)
— ayako@Sweet tea time (@Sweettteatime) 2018年3月14日
うれしくすぎて写真撮影したのはもちろん、包み紙もさっそく今日の日記に貼ったよね。#mdノート pic.twitter.com/aw1AFVOHuQ
興奮冷めやらぬままに、さっそく切り抜いてMDノートに貼った。
「暇人なの…?」という疑問をいだいてはいけない。
2018年のホワイトデーの期待値について
正直な話をしよう。
今年のホワイトデーは、夫も何か買ってくる気がしていた。ホワイトデー日記は昨年もブログに書いているし、さすがの夫も意識している気がした。
それに転職してから帰宅が早く、帰りにお菓子や花を買える店はたくさんある。
(覚えてくれてるのは嬉しいけど、ブログネタとしてはちょっと残念かなぁ〜。あんまりノロケ話書くわけにもいかないし…)
私はニマニマしながら夜を楽しみにしていた。ちなみに、こういうのを「杞憂」と言うのである。
ホワイトデー当日の夜
夫は帰ってきた。
何ひとつ紙袋を持たずに。
大事なのは、モノじゃないよね。大切な人が今日も帰って来てくれた、それだけで幸せだよね。たとえ手ぶらでも。本人がいるだけで、奇跡だよね。たとえ手ぶらでも。
— ayako@Sweet tea time (@Sweettteatime) 2018年3月14日
本当に心から120パーセント偽りなくそう思ってるよね。そういえば今日はホワイトデーだけど。
訳:今年も夫は忘れていた
薄い通勤カバン以外に何一つ持たずにごきげんでリビングに入ってきた夫は、モジモジして言った。
「ayakoさん、その、ホワイトデー、今日ちょっと準備できなくて…また今度お花を買ってあげるから…」
「ありがとう。楽しみにしてるね」
私は優等生の微笑みを浮かべた。そう、大切なのはものじゃない。愛しい人が今日も帰ってきてくれた、素晴らしいではないか。欲しがってばかりでは幸せなどやってこないのだ…
一週間後のこと
昨年のホワイトデー日記を読んだ方はご存知かもしれない。夫は一週間遅れで、春いっぱいの華やかなブーケを買ってきてくれたのである。
(今年もそういう流れかな…)
強欲な現代人の代表である私は今か今かと花束を待っていた。
一週間後はちょうど祝日。
リビングには平和なひとときが流れていた。
先に届いたクッキーやバームクーヘンのお菓子はソファーテーブルに置いていたのだが、夫はそれらをバリバリと食べながら、ごきげんしろくま顏でこうのたまった。
「ayakoさん、このお菓子おいしいね。どうしたの?」
完全に忘れている。
私はバタバタと悔しがって言った。
「ホワイトデーに他の人からもらったやつだよッ!みんな覚えてて送ってくれたんだからッ!」
夫はギョッとした顔をしたものの、すぐに自信に満ちた表情でこう返してきた。
「ayakoさん、大丈夫だよ。ここに僕本体がいるからね!」
二人とも自分大好き人間なのである。
そんなこんなで、心配しなくともブログネタには事欠かない、我が家のホワイトデー日記2018年であった(なお、2週間経った今でも期待を捨てない健気かつ強欲な私である)
Sweet+++ tea time
ayako
こちらもどうぞ
▽去年のホワイトデー日記▽
▽バレンタイン日記もあるよ▽
▽自分大好きな二人▽
今日のおすすめ
ホレンディッシェ、可愛いのでぜひチェックしてみてください。