日曜日、寒がりの私は分厚いキャラメル色のコートを着ていた。でも、外はすっかり春で、嬉しくなった。
赤坂見附から四谷へ続く道の、東京お散歩日記です。
赤坂見附から弁慶橋を渡る。左側に広がるお堀の、のどかな風景がけっこう好き。これを見つけると、すぐ右手にはホテルニューオータニがあると分かる。
高級ホテルの向かい側の、なんだか昭和な風景。
東京の真ん中で、お魚が釣れるなんて不思議だ。前に小豆島で一匹も釣れない2時間を過ごしてから、釣りはやってないなぁ。
東京ガーデンテラス紀尾井町の前の不思議なオブジェ。ちょっと外国みたいにも映る、ザ・トーキョーな景色がまぶしい。
同じ東京でも、清澄白河や森下ののんびり風景とは、全然違う。都会に来てしまいましたよ!(興奮)
2017年4月2日、この日はまだ全然桜が咲いていなかったんだけど、ときおり、ふわっと花を咲かせた木が現れると嬉しくて。その度に足を止めてしまった。
早咲きタイプだね。私は遅咲きだけど…(咲くのか?)
ふわふわの綿菓子みたいな桜が、透明な水色の空に伸びて、溶けてしまいそうに輝いていた。
光は粒子が細かく優しくて、これからいいことしか起きなさそうだなぁと思ってしまった。
都会だけど、のどかな風景。キャッチボールをしている人がいた。きっとこの公園も、桜が綺麗になるんだろうなぁ。
予期せず大変な坂道をパンプスで登ったら、息が切れたけど、すごく素敵な空間に出会ってしまった。
桜に雪柳、ときどき椿。ピンクや白の花と目が醒めるようなグリーンの間を、さらさらと水が流れていた。
高校生の頃はやっぱり原宿に行ったりするのが楽しくて、大学生の頃はキャンパスも近かったので渋谷や下北沢をよくぶらぶらしていた。もちろん吉祥寺も。
会社勤めをしていたころは白金高輪で一人暮らしをしていて、六本木、麻生、銀座のいろんなところに飲みに連れて行ってもらった。
結婚してからはのんびり東京下町暮らしで、水天宮や人形町のあたりを散歩するのが楽しい。日本橋や銀座がおしゃれな場所に君臨している。東京駅も好きだなぁ。
日本橋なんて、大学生の頃は聞いたこともなかった気がする。
「東京」と聞いても、思い浮かべる街や風景は、ちょっとずつ変わっていく。
赤坂見附のあたりはニューオータニのガーデンプールに行こうとして長蛇の列に挫折してから、ずっと行ってなかった。今回来れて、良かったなぁ。
レンギョウの花が咲く道。
左側には真田堀グランドがあり、右側には上智大学の建物が連なる。
本当は桜が満開だと、ピンクと黄色の組み合わせがすごく綺麗らしい。
この道を歩くと、四ツ谷駅にたどり着く。赤坂見附から四ツ谷駅は、とっても素敵なお散歩コースだった。
足もとに眩しい色たち。
— ayako@Sweet tea time (@Sweettteatime) 2017年4月4日
寒がりの私はまだブーツを履いてるけど、春なんだねぇ。 pic.twitter.com/HKXP2tE1eg
東京下町暮らしは4年目。
これからまたどんな街に住むかも分からないけれど、そのときどきの街と生活の記憶が、明るいものになったらいいなぁと願う、春の散歩道でした。
数年後の私には東京はどんな街に映ってるかな、いまから楽しみだね。
Sweet+++ tea time
ayako
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