ずっと心の片隅にあったことを、ひとつ実行しました。大分に住む祖父母に、本と手紙を贈ること。
やろうやろうと思いながら「時間がなくてできない」とか「時間ができたらやろう」とか。
そうやって自分を小さく騙していること、ありますか?
そんな「小さな騙し」が積もり積もって、意外にこれが「ストレス」とか「疲れ」になるんだと最近気づいたのです。
キッチンを磨きたいとか、今年の手帳探し、メールの返信とか誰かに伝える感謝の言葉とかいろいろ。
なんでも「楽しみ」に変えよう
そういうわけで、楽しく手紙&プチプレゼントを包んでみました!
夏にベトナムで買ってきたハンドクラフトのカード。
開けると、こんな感じ。
アオザイを着た女の人の、目が醒めるような色彩の切り絵が立ち上がる。
ベトナムでお土産に買ってから、祖父母に「送らなきゃ送らなきゃ」と思って過ごしてきたカードです。
読みやすいように大きな字でメッセージを書きました。
80代と70代の祖父母に贈るもの
大分は別府の、温泉が湧き出るお家でゆったり暮らしている二人です。
「体力」をのぞけば、ほとんどのものを持っている老夫婦ですから、まあモノを贈るというのは難しい。慣れ親しんだ味もあるだろうから、外国の変わった食べ物もきっとベストではないのだと思うのです。
そんな二人に、いちばん喜んでもらえるのが、本。
それも、私が読み終わって、「面白かった!」と思う本(感想つき)
今回は、この二冊にしました。
車に乗って街まで出ないと本屋さんに行かれないし、もちろんamazonで本を注文、なんてこともないアナログ生活の二人です。
kindleじゃない紙の本もいいなぁと思うのは、こうやって読み終わった本を「送る・渡す・譲る」ことができるとき。
カードと合わせて、クラフト紙の封筒とマスキングテープ、リボンで簡単に包みました。
家にいつも常備しているレターパックに入れて、その日のうちにポストに投函。
きっと明日には手許に届くなぁと思って帰る道、私の足取りは軽やかでした。
たったこれだけのことが、なぜできない?
本当に、私はiphoneをなんとなく見てどれだけの時間を無駄にしているんだろうかと、たまに本気で思うのです。
私はネットが好きだしSNSも好きです。
でも、生活のための大切なことを疎かにするほど知りたい情報なんて、本当は一つもないのだと知っています。
やろうやろうと思いながら「時間がなくてできない」とか「時間ができたらやろう」とか、自分を小さく騙していること。
アイロンかけ、見てみたい映画、伝えたい言葉。
ひとつずつ、実行に移したら。
疲れていると錯覚していた体と心が、また軽くなるのです。
「いつでもできる」なんて、贅沢な思い違いなのです。
Sweet+++ tea time
ayako