真夜中のあんぱん欲とトプカの欧風カレー / 小川町お散歩日記

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めずらしく深夜にツイッターを見ていたらあんぱんの写真が流れてきた。

単純、いえ素直な私はその瞬間、矢も盾もたまらずあんぱんが食べたくなった。じわりと口の中に幸福な唾液が溜まる。あの甘さ、それを包み込むぱんのクールな食感。たい焼きとも今川焼きとも違う、洋と和のさりげないコラボレーション。もう何年も食べたいと思ったことがなかったが、今あらためて考えるに、世紀の大発見ともいえる見事な食べ物である。

妹と母とのグループラインに、思わずつぶやいた。

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深夜2時12分。もちろん誰からも返事はなく、朝起きたら既読になっていたがやはり返事はなかった。「あんぱんが食べたい」という一言が空しく宙に浮いていた。

今日、決行するしかない。

小川町のトプカで欧風・インドカレーを食べたよ

「おいおい、あんぱんはどうなった」と思っておられるかもしれない。だが朝になって夫が突然「カレーを食べたい」と呟いたため、貞淑な妻である私はひとまず夫の意見を尊重することにした。あんぱんは帰りに買う。

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地下鉄からのぞく秋晴れの空

初めてのカレー屋さん「トプカ」に行ってみたよ

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インドカレーと欧風カレーが両方食べられるという、ちょっと珍しいカレー専門店「トプカ」である。小川町といえばいつもボンディに行っていたが、珍しく冒険してみることにした。(食世界限定の冒険家である)

「うわあッ!ayakoさん、もうこんなに並んでるッ」

トプカの通りにたどり着くなり、パニックに陥った空腹の夫。大慌てで列に加わったのだが、冷静になって確認してみたら、全然違う蕎麦屋の列に並んでいた我々であった。

初めてのトプカランチ

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ゆで卵と卵スープ

最初は卵で攻めてくるスタイル。

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私が注文したのは牛すじ欧風カレーとインドポークカレーのハーフ&ハーフ。

どっちもめちゃくちゃ美味しいんですが、とりわけオススメなのが欧風カレーの方!インドカレーはお肉も野菜も大きくて見た目がゴージャスなんですが、けっこうスパイシー。要するに辛いのである。

ダイナミックな豚肉に惹かれてインドポークカレー大盛りを頼んだ夫は、目の前で滝汗を流し、唇も腫れ上がっていた。

「か、辛い・・・」

涙ながらに完食した夫は、赤いタラコ唇でこう言った。

「次はぜったい欧風カレーにする…」

ちょっとずつ紅葉の始まる、秋の東京

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淡路町のWATERRAS(ワテラス)の前の広場には、黄色が混じり始めた木々が連なっていた。芝生でごろごろしている欧米人の男の人もいた。気持ち良さそう。

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このまま秋の東京散歩をしておしゃれなカフェでコーヒーでも飲もうという素晴らしい流れだったのであるが、辛いものを食べた夫のお腹が緊急警報を鳴らし始めたため、急遽帰宅することとなった。

まあ、私としては帰りにあんぱんさえ買えれば満足である。

清澄白河のシャルマンであんぱんを買ったよ

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この幸福感!

もともとパンよりご飯派なんですが、最近は私の中でパンが巻き返しを図っており断然優勢である。世界で最もどうでも良い争いだと思うが。

そういうわけで二日に一回は訪れているシャルマンで、三つの幸福を手にして帰りました。

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上はクルミフランスパン、右がアップルパイ、下が念願のあんぱん。

アイスカフェオレとあんぱんのティータイム

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夢が叶った瞬間

ご覧ください、この世界平和の極致ともいえる風景を。

昨夜から湧き出し一晩たっても静まることのなかったあんぱん欲を、とうとう満たす瞬間。ああ、幸せはここにあり。

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絶対につぶ餡ということも決めていました。

カレーの後にあんぱんも丸っと完食した私でありますが、この日記が「カレーとあんぱんを食べた」という至極くだらない休日について綴っていると思われてはなりません。

自分の小さな希望を叶えること、その大切さを説いているのだと肝に銘じていただきたい。

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隣では、さっき大盛りカレーを食べたはず夫が、アップルパイに食らいついていたよね。

読者の皆さんも、たのしい休日をお過ごしください。

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Sweet+++ tea time
ayako

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