楽しい事こそ繰り返そう。清澄白河「Airs BURGER」とハンバーガー屋さんの思い出。

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7月のある休日、清澄白河にあるハンバーガーショップ「Airs burger」に行ってきた。

今日は清澄白河カフェ日記と、後半はハンバーガーにまつわるエッセイを書こうと思う。

Airs BURGER(エアーズバーガー)

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 門前仲町と清澄白河のちょうど真ん中くらいにある「Airs BURGER」。茶色い煉瓦のビルに、黄色い屋根が目印のお店だ。

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片側がガラス張りなので、夏の光がふんだんに差し込んで、すごく居心地がいい。道端の猫みたいにウトウトしてしまいそう。

私たちは開店と同時くらいにやってきたのでまだ誰もいなかったけど、帰る頃にはけっこうお客さんも多かった。人気の店のようである。

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コロナビール。ビンから直接飲むっていつもちょっと恥ずかしいなぁと思ってしまうけど、メニューにあるとつい頼みたくなる存在だ。 

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チャーミングな形のハンバーガーが出てきました。横にポテトが添えられているのも素敵だ。

こういう贅沢ハンバーガーを食べるようになったのって、大人になってからだと思う。そして大人になってだいぶ久しい私は、けっこうあちこちのお店でいただいたことがある。

 「Airs BURGER」さんは味も美味しいし、店員さんも本当に親切で明るくて、簡単に言うとすごくいい雰囲気だった。

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今回も楽しかったカフェの記憶を、いつものお散歩ノートに書き留める。ショップカードのフォントやイラストがかわいいと、けっこう嬉しくなる私である。

「持ち帰りたくなるカード」って確実にありますよね。

写真のブログ掲載も快諾してくださった「Airs BURGER」さん、ありがとうございました!

 話は変わるようだけど、

以前「ハリーとトント」という、猫とおじいさんがひたすら旅するアメリカ映画を見たことがある。淡々としたこの映画、やたら印象的だったのが食事のシーン。

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おじいさんが行く先々で食事のたびにお肉を食べていたのだ。それも、まさにケンタッキー的なジャンキーなフライドチキンを!

家の食卓でも、巨大な丸焼き肉がど〜んと乗っているシーンに我々(特に夫)は目が釘付けであった。

日本人のおじいさんだったら、おにぎりとかお弁当のような気がする。

アメリカ人って本当にこんなお肉食べてるんだろうか…?

 *・*・*

私はといえば、フライドチキンももちろん大好きだけど、同じジャンキーなイメージの食べ物でいえば、ハンバーガーがたまらなく好き。

パンにいろいろ挟んだ食べ物が私の好物なので、当然といえば当然の流れだけど。

子どもの頃は、ハンバーガーといえばマクドナルドとケンタッキー、ちょっと美味しいモスバーガーって感じだったんだけど、皆さんどうでしょう?

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少し大人になって、大学生の頃はフレッシュネスバーガーによく行った記憶がある。そして今では、ものすごく美味しいハンバーガー屋さんがたくさんありますね。今日の「Airs BURGER」さんのような。

最近になってそういうお店が増えてきたのか、それとも私が大人になったからちょっと高めのハンバーガー屋さんに気づくようになったのか?

(大人になっても高めの"ハンバーガー”…!)

  *・*・*

今でもくっきりと記憶に残っているのは、代々木駅を降りて新宿側にちょっと歩いたところにあるフレッシュネスバーガー。大学生の頃、私は代々木の古い雑居ビルの中にあるロシア語学校に通っていて、大学が終わってロシア語学校の授業が始まるまでの間、そこで予習をするのが習慣だったのです。

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代々木のそのフレッシュネスバーガーは、ハローウィンになるとちょっとびっくりするくらい張り切ってお店の中を装飾していた。いつも一人で分厚い辞書を捲ってロシア語を勉強していた私にも、なんだか華やかで嬉しかった記憶がある。ああ、また行きたくなってくる…!

当時は学生で節約していたから、いつもはジュース、ときどき贅沢するとハンバーガー(その場合は飲み物を飲まない)を頼んでいました。

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大人になってからの方が贅沢にカフェで時間を過ごせるようになったんだけど、その代々木のフレッシュネスバーガーほどに"濃い”存在のカフェって、ない気がするのです。

  *・*・*

例えば、ここ数年妙に流行っているハロウィーン。私にとっての「ハローウィン」のイメージはディズニーランドの催しでもなければ、カナダで見た人々の仮装でもなく、もちろん渋谷のスクランブル交差点の大混雑でもない。

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やっぱりあの、ちょっぴり寂しくも一生懸命外国語に向き合っていた自分が、 「わあ!」っと入った瞬間嬉しかった小さなフレッシュネスバーガーの店内の装飾なのです。

  *・*・*

今の私は、ハンバーガーもジュース(というかビールですね)も両方頼めるけど、ひとつひとつのお店の記憶はすぐに色褪せてしまう。新しいカフェもおしゃれな店内のインテリアも美味しいメニューも、めまぐるしく通り過ぎてゆく。

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それは決して大人になってから訪れるハンバーガーショップがイマイチなのではなく(味で言えばずっと美味しい)、学生時代のようにいつも同じ店に通っているわけじゃないからだろう。ついつい新しいお店に惹かれて行ってしまうからですね。

というわけで何が言いたいかというと、ひとつのハンバーガーショップに通ってみるのもいいかもしれないってことです。思い出は「繰り返し」の中から生まれるものが、もっとも強烈で、愛おしくなるのだから。

清澄白河の「Airs burger」、また行ってみよう。

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繰り返しフライドチキンを食べていた「ハリーとトント」のおじいさんも、やはりあれが好物だったのだろうか?

清澄白河カフェ日記、いろいろ書いてます。

お散歩日記もあるよ。

EAST TOKYOお散歩日記

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Sweet+++ tea time
ayako