新しいカメラが増えました。
とうとうデビューしてしまった、フィルムカメラ…!
下町にある、昔ながらの写真屋さんで、店主のおじいさんの私物を買わせてもらいました。夏の終わりに、とっても嬉しい出会いでした。
興味はあったけど、買うのが難しいフィルムカメラ
メルカリ、ヤフオク、Amazon、今までもフィルムカメラはいろいろチェックしてきた。
フィルムで撮りたい!という思いはあるものの、初心者にとって買うのはすごく難しい…(しかも私は機種とか全然詳しくない)
「ジャンク品」とか「動作未確認」とか書いてあったりして、本当に撮れるかわからない。ボディーだけ売ってることが多くて、何のレンズを合わせればいいのか謎だし、フィルムのいれ方も何もかも未知。しかも私は機械音痴。
というわけでずっと写ルンですを楽しんできたけど、ちゃんとしたフィルムカメラでも撮ってみたい!
カメラのキタムラや自由が丘のポパイカメラにも行ってみたけれど、なんとなく出会いのないままに時が経ってしまった…
街の写真屋さんに行ってみた
8月最後の日、散歩中に気になっていた、いわゆる昔ながらの写真屋さんに行ってみた。
森下駅の交差点にある「ゴトウ写真館」。
店主のおじいさんはいつもレジ横に置いてあるテレビを見ている。額縁に入ったレトロな家族写真が並ぶ店内は、時が止まったみたいに静かで、家族の記念撮影に使うクラシックな長椅子が並んでいる。
このものすごい"昭和感"伝わるだろうか!?
お宮参りの写真プリントをお願いしに来たのだけど、ダメ元で聞いてみた。
「フィルムカメラを買いたいなぁとずっと思ってるんですが…」
お店にもカメラは並んでいないし、ないよな〜絶対ないよな〜と思いつつ…
フィルムカメラ、とうとう向こうから来てくれました
「…一眼レフがいいかい?」
おじいさんは奥からカメラを持ってきてくれた。なんとなくウキウキしている。
大切にしまわれていた、中古とは思えないピカピカの綺麗なカメラ。売り物ではなさそう。
撮り方とか、フィルムのいれ方、いろいろ教えてくれる。「ファインダーを覗いてみてごらん」と。受け取ってみたら意外と軽くてびっくりした。私が持ってる一眼レフと同じCanonで、外観が似てるのもなんとなく安心…(私はビビりである)
何よりここで買えば、分からないことがあったとき、散歩がてら相談できるのが安心だなぁ。お値段を尋ねたら、
「いくらにしようかねぇ。ここに置いておいてもしょうがないから、安くしますよ」
おじいさんニコニコ顔。やっぱり私物のようだった。
その日は手持ちがなかったので翌日買いに行ったら、さらに五千円安くしてくださった。
「フィルムカメラ始めてくれる人がいて、私も嬉しいですよ。困ったらいつでも相談にきてください」
おじいさんも私も嬉しく、スリングの中で生後2ヶ月の王子はスヤスヤ眠り、夏の終わり、このうえない幸せなお買い物になった。
ネットで探せばもっと安く買うこともできるかもしれないけど、ビビりな私はきっと始められなかったし、どこかで躓いてしまったと思う。アナログな出会いを待ってみるのも、なかなかいいものだなぁ。
今日は昔ながらの写真屋さんに行って、お店のおじいさんにフィルムカメラを見せてもらった。明日買いに行きます。とうとうフィルムカメラデビュー。楽しみすぎる…📸
— ayako | Sweet+++ tea time (@Sweettteatime) 2018年8月31日
こんな感じで、私のフィルムカメラデビューとなりました。
教えてもらったこと(超初歩的です)
私がいかにフィルムカメラを知らないか(デジタルもわかっちゃいないが)恐ろしいレベルですが、このカメラについて教わったことを、備忘録も兼ねて書いておきたい。
使わないときは「L」にしておく
「LOCK」の「L」にダイヤルを合わせておく。こうしておかないと電池なくなっちゃうらしい。
教えてもらったのに、お店を出てさっそく私は「電源ってどこなの!?」とパニックになった。お店に聞きに戻ろうかと思った。一緒に説明を聞いていた夫が覚えててくれて助かった…ONとOFFじゃないんだなぁ。
そもそも充電じゃなく電池
カメラといえばバッテリーを充電して使うものと思い込んでいたけれど、電池式なんだ…!電池もお店で予備を買えたので安心した。
電池に種類があるのかも謎だし、あるとしたら何を買えばいいか謎だし、基本的な一つ一つがとても助かるのです。
右上に残り何枚撮れるかが出る
これは写ルンですと一緒だ!ちなみにお店を出て嬉しくてすぐに撮ってしまった。毎日ちょこちょこ触ってしまう。だから残り19枚。
フィルムのいれ方
- フィルムは(私のイメージと)逆向きに入れる
- 線のところまでフィルムを引っ張ってからフタしめる
- フィルムの内側(?)を指で触ってはいけない
なんのこっちゃという話だと思うんですが、とにかくフィルムなんて入れたことない私には全部が未知でした。
撮り終わる前にフタを開けちゃダメ
光に当たるとフィルムがダメになっちゃうらしい。「感光する」ってやつ??そんなことも知らない私。教えてもらわなかったら、「今中身どんな感じかな〜?」と絶対に開けていた。確実に開けていた(好奇心丸出し)
後ろに大きな液晶画面がついてないのが、すごく間抜けな感じがしちゃう…!
ストロボは自分で出す
ストロボって、自動的にパシャっと出てくるものと思っていたけど、自分で持ち上げるらしい。おもしろい。
写ルンですは室内で撮るときストロボ出さないと暗くて残念な感じになっちゃうけど、このカメラはどうなんだろう。ISO感度をあげればいいのかな。そもそもフィルムによって決まるのかな。まったくわからない…
とりあえず「P」で撮れ
ISO感度とか露出はどこで見ればいいか教えてもらったが、おじいさんは全力の「P(プログラムオート)」押し。
まあ私のように明らかにカメラ詳しくない人には普通そうアドバイスするだろう。もちろん全力で「P」で撮ります。
Canonの「EOS 1000 S QD」というカメラです
今さらですが、こういうカメラでした。1992年に発売されたものだから、今26歳?私の方がちょっと先輩だ。一緒に長生きしようね〜!
デジタル一眼レフと並べてみたよ。
フィルムは「SUPERIA PREMIUM 400」にしました
お店にあるものを買いました。おじいさんが座っているレジのショーウィンドウには、フィルムがいろいろ並んでいる。でも富士フィルムのだけ。
そのうち「PORTRA 400」とかで撮ってみたいなぁ。カメラのことは何も知らないけど、試してみたいフィルムはいろいろある!フィルム加工アプリが好きだから名前だけ覚えてしまった!
フィルムが入ってるケースが懐かしかった。これ、スライムを入れていたやつだ!
フィルムカメラ、楽しみすぎます
王子も生まれたばかりで、全然遠出はできないけれど、日常生活でたくさん撮りたい。なんでもないものを、撮ってみたい。楽しみすぎる!
フィルムカメラ一枚目は、ちょっと枯れた向日葵の写真になりました🌻(ちゃんと撮れてたら…)
— ayako | Sweet+++ tea time (@Sweettteatime) 2018年9月1日
現像してみたらおかしなことになってるかもだけど、まあ、気楽にいきたい。デジタルだって適当に撮ってるんだし!今さら!
平坦な毎日の、ありがたさを写真に残したいんだな。
そんな今も、写ルンですの現像を待っているよ。このタイムラグがむしろ贅沢な気すらするよね。
Sweet+++ tea time
ayako
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