柴崎友香さんや宮本輝さんの小説には大阪の街がたくさん出てくる。行ったことのない私は、想像しながらいくつもの物語を読んだ。今日は、初めて歩く大阪の夜。
いったいどんな感じだろう?
今回の旅は、東京に住んでいる4人を、京都に住んでいて大阪オフィスに勤める上司が案内してくれる大阪ツアー!(私だけ会社を辞めているが謎に参加)
“THE OSAKA"なところに連れて行ってもらった、大興奮の夜の大阪お散歩日記である。
新世界で串カツを食べたよ
カラフル!
大阪っぽい街の雰囲気に圧倒された新世界。フグ鍋「づぼらや」のフグがプカプカと浮いていてかわいい。
幸福の神様ビリケンさん
通天閣の5階にあるビリケン像が一番有名のようだが、街にも溢れていた。お店の前で、みんなそれぞれのお洋服を着せられたりしていて、かわいい。
ビリケンさんを少しでもキュートに見せるため、女子力の上がる写真加工フィルターを使った。「暇なの?」と夫に言われた。
串カツを食べてみたよ
まずは串カツのお店で晩ごはん。たくさん笑ってたくさん食べて、楽しかったなぁ。
法善寺横丁に行って夫婦善哉を食べたよ
私が大阪で特に気にいったのは、法善寺横丁の雰囲気!
石畳の道が神楽坂みたいでロマンチックだし、小料理屋さんやバーが軒を並べ、その一つ一つの看板の光や街灯が夜の闇ににじんで、とても綺麗だと思った。
このあたり、明治から昭和初期には、落語を楽しむ人で溢れていたらしい。
苔でもふもふの水掛不動尊にお水をかけよう!
法善寺横丁の真ん中にあるのが、法善寺。別名を水掛不動尊とも呼ばれるらしく、みんなが常に水を掛けてお参りするので、お地蔵様は苔でもふもふになっている(そう、まるで緑くんのように…!)
空襲でお寺の本堂は焼けてしまったけれど、お地蔵様は残っていたらしい。ありがたく、私もお水をかけさせてもらった。
「毎日楽しく過ごせますように!」
「できれば商売繁盛もよろしく…!」
欲張りなayakoさんである。
法善寺は千日寺とも呼ばれていたことから、法善寺周辺の地域は「千日前」という地名になったらしい。「千日前通り」、小説でも出てきたなぁと嬉しくなる。
夫婦善哉をいただきました
え?また食べるの?という感じであるが、夜のスイーツである。私は甘いものが苦手だとしょっちゅう書いているが、餡子は好きなんです。うふふ…
夫婦善哉(めおとぜんざい)のことを、先輩はずっと「ふうふよきかな」と読んでいたことが発覚し、衝撃を受けていた。
明治16年、浄瑠璃語りのひとが副業で始めたぜんざい屋「お福」がはじまりらしい。副業で、ぜんざい屋!なんか新しい。
こんな感じで、ひとりぶんのおぜんざいが二つのお椀に入って出て来るかわいい夫婦善哉。私は女の先輩と分け合っていただきました。
五人だったので夫婦善哉を二つ頼み、余ったひとりはかき氷を注文した。
それが想像以上に巨大だった。
夫婦善哉、よかったな。また行きたいな。
夜の大阪散歩は道頓堀のグリコまで
大迫力の大阪の街はつづく。赤を基調としたカラフルな看板がせり出している感じ、ちょっと香港にも似ているなぁ。
道頓堀のグリコを見たよ
まだ暑い9月初旬の土曜日の夜。川沿いに続くネオンと電飾はカラフルで、道頓堀のあたりは、なんとなく帰らないでいる人たちであふれていた。
このグリコは、さすがの私でも知っている、大阪の有名スポット。
宮本輝の『道頓堀川』という小説を中高生のころに読んだなぁ。どんな話だったっけなぁ。私の好きな関西が舞台の小説の、物語に出てきた場所をめぐる旅もやってみたい。
大勢の人であふれかえる道頓堀を、みんなで歩いて写真をいっぱい撮って、とにかく楽しい大阪の夜が更けていったのであった。
おまけ1:旅の夜は長い
さらに、ホテルの近くにあったビアホールで、おしゃべりとごはんは続いたのである…
おまけ2:くいだおれ太郎
なんか有名な像らしい!ということで一緒に写真も撮ったこの像。日記を書くために写真データを振り返って、私は思った。
このピエロは、いったい何だろう?
失礼かな、私はくいだおれ太郎のことをピエロだと思い込み、「大阪 ピエロ」「大阪 ピエロ 像」と検索を繰り返してもまったくヒットしなかったことをここに記しておこう。
おまけ3:かわいい大阪
純喫茶「アメリカン」。このフォントといい、デザインといい、なんて可愛いんでしょう!
緑くんも、不思議かわいい。
次はいよいよ大阪城に行きます!
Sweet+++ tea time
ayako
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