山の上ホテル。
レトロな建物を愛するおしゃれ女子なら誰もが憧れる場所だよね。(謎の常識)
その憧れのホテルにある憧れのお土産!美しいキャンディー缶!
この缶を手に入れたいという積年の思いを胸に、とある夏の日、私は御茶ノ水駅からほど近い小高い丘を登っていた。今日はそのときの訪問記を書こうと思う。
ちなみに、実はamazonでも買えたというこを、その時の私は知らなかった。
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炎天下の中出かけて行った意味を考えてはいけない。
山の上ホテルの存在を雑誌MOEで知った日
2011年12月号のMOEがそもそもの出会いだった。
平澤まりこさんの「レトロモダンたてもの」というコラムの第14回が「山の上ホテル」だったのだ。
なぜ6年前の雑誌のひとコーナーをいちいち覚えているかというと、私がお気に入り記事をスクラップしていたからです。
△山の上ホテル永久保存版△
△2ページ目△
ayakoさん、暇人なの!?
といった疑問は置いておいて、表紙も見てやってください。
なぜか中学生用の英語のノートに熱心に切り貼りしている。
お菓子か何かを包んであったリボンでノートの閉じ紐まで作ってあった。
当時は一人暮らしで会社勤めもしていて忙しかったような気がするけど、やはり暇人だったのだ。そうとしか思えない凝り具合である。
アールデコ調の建物の美しさにノックダウン!
丘の上にある、アールデコ調の瀟洒なクラシックホテル。
響きだけでもうたまらないよね。
1937年に建てられ、戦後はGHQに接収され陸軍婦人部隊の宿舎として使用されていたという。当時の愛称「HILL TOP」から、1954年「山の上ホテル」として創業された。
川端康成や三島由紀夫、池波正太郎など名だたる文豪が定宿にしていたことでも有名なホテル…
ちょっとした塀やアメニティの細部までがレトロモダンで美しいデザイン。
古い建物大好きな私にはたまらない。何度も何度もスクラップした写真やイラストを眺めながら、憧れる思いはどんどん膨らむ。
35部屋しかない、ひとつひとつ個性あふれる客室。
いつか、いつか泊まってみたい…!
すごくお洒落なキャンディ缶のお土産の存在を知る
ものすごく汚い字で載せるのがはばかられるが、当時の私の興奮走り書きメモである。
レトロモダンな建物 山の上ホテルに行ってみたい。
できればお茶して、かわいい入れ物に入ったコーヒーキャンディのお土産を買いたい
考えてみれば都内のホテルなのだから、思い立てば翌日にでも見に行けたのに、私の中では「遠い憧れのホテル」と「遠い憧れのキャンディ缶」になっていったのでした…
2015年夏、初めて山の上ホテルへ訪れる
雑誌に載っていたのと同じ瀟洒な塀がある。たしかに「HILL TOP HOTEL」と書いてある!(大興奮)
MOEでその存在を知ってから4年後の2015年夏、私はとうとう、夫とともに生まれて初めての山の上ホテルを訪問した。
重厚感たっぷりで美しいラウンジ。
時が止まってしまったみたいに、静かで優雅な空間。今だって毎日宿泊客がいて、日々このホテルで働いている人たちがいる。それってものすごいことだよね…?!(興奮)
余談だけれど、山の上ホテルは冬の時期は受験生プランまで作っている現役ホテルである。歴史の遺物ではないのだ。
(それにしても、受験でここに泊まれるなんてうらやましすぎる…)
△美しいドアのBar NonNon△
いつかこのバーで、お酒も飲んでみたいよね…
憧れのキャンディー缶をとうとう手にする
ラウンジ前のガラスのショーケースに並んでいた、このホテルにぴったりの美しいキャンディ缶。イタリアのコーヒーキャンディ。
感激でした。
近いのに遠い場所だった山の上ホテルで、とうとう見つけられた。宝物である。
側面まですべてカラフルな模様が入って、それはそれは上品なのです。
Coffee Parlar Hill Topでランチもしたよ
まあ、ここからはあくまでおまけなんですけどね。
キャンディだけ買って帰るというのもやはり寂しいので、あくまでおまけとして、ランチしたのである。
なぜ「おまけとしてのランチ」に、ビールが写り込んでいるのか、気にしてはいけない。
ビーフストロガノフをいただきました。
私は金縁の食器があまり好きじゃないので家には置いていない。
でも、こんな瀟洒なクラシックホテルにおいては、金縁のティーカップ以外にはもう考えられない。うん、間違いない。(大興奮)
山の上ホテルは、こんなエレガントなコーヒーカップがとんでもなく似合う空間なのだった。
まとめ
手に入れたキャンディ缶は、アクセサリーをしまったりして今も毎日愛用している。ちなみに、私は甘い物が苦手なのでキャンディは実家に贈呈した(押し付けたとも言う)
▽お菓子缶への愛を語った記事▽
6年前も今も、自分の好きなものや興味が全然変わってないことにただただ驚く。
御茶ノ水にある古いホテルとお菓子の缶にここまで興奮して何年も楽しんでいる燃費のいい女、それが私である。
なにはともあれ、キャンディ缶を見るたびに、幸せな気持ちになるよね。
山の上ホテル探訪記はつづく
だって、まだ宿泊してないのだもの。
(人間の欲はおそろしい)
「遠い憧れのホテル」だったのに、ホームページを見てみたら、全然泊まれないホテルじゃない。大人になるって、すごくいい。
いつか、山の上ホテル宿泊日記を、書けたらいいな!
間違いない…
おしゃれな客室で鼻血を出さないようにしないとね。
山の上ホテルの本
憧れのキャンディ缶
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Sweet+++ tea time
ayako