このブログで旅行記を書くとき、私は登場人物に会話をさせることが多い。多くの場合、夫とでかけているので、こんな感じになる。
「ayakoさんだよ」
「夫だよ」
この間抜けなイラストは、お察しのとおり、私が書いている。手書きとiPhoneの合作である。
一方で、お買い物日記など私と緑くんが会話するとこうなる。
「ayakoさんだよ」
「緑くんだよ」
ayakoさんが違う。
こちらの「公式ayakoさん」はちゃんとイラストレーターさんに書いてもらったものなのだ。言うまでもなく、実物より繊細で素敵に仕上がっている。
まあそれはいいとして(いいのか)、先日沖縄旅行記の第一話を書いた。沖縄旅行は夫ではなく母とでかけたので、母のアイコンが必要になった。
新しく描いても良かったが、前に描いたシロクマが可愛かったのでこうした。
「ayakoさんだよ」
「お母さんだよ」
母のアイコンがシロクマであることについて、旅行記の冒頭でこのように言い訳をしている。
年配女性のイラストを描いてもいいがやり直しを命じられそうな気がするので、シロクマで行きたい(新たに書くのが面倒だという理由ではない…まさか…)
さて、このブログ記事を公開した後、母からラインがきた。
すると母からこんな返事が。
どうやらクマはお気に召さなかったようだ。
そして母も自分のアイコンが欲しいようである。
しかし問題があって、私の画力で「年配の女性」を表現するには口元にシワを入れなければならない。そうでないと同い年の女の子二人みたいになってしまい、私と母の描き分けができないからである。
以前、別の旅行記で旅館の女将を描いたので、それを例に挙げてみよう。
「ayakoさんだよ」
「お母さんだよ」
こんな感じである。
これだと歳の差は明らかであるが、確実に母からブーイングが来そうな気がするし、だいいち似ていない。娘の私から見ても、母はもっとかわいい感じの人である。
そこで私はこう返した。
すると予想もしなかった言葉が返ってきた。
!?
とりあえず、母の中で「ウサギ>クマ」という方程式が成り立っているらしいことが判明した。
さて、母と上記のようなやりとりがあったことを、私は夫に話した。
「お母さん、クマのアイコンじゃ不満みたいなんだよ。自分のアイコン描いてほしいらしい」
「実は僕も思ってたんだよ。あのブログ記事にはちょっと違和感を感じてたよ」
夫は珍しく真面目な顔でブログの感想を述べてきた。
まあ、妻の母親がクマだったら相当な違和感だとは思う。が、次の瞬間、夫はちょっと照れ気味にこう言った。
「だって、ほら、ayakoさんの日記の中で、シロクマって僕だしさ…」
夫は自分がこのブログの中でときどき「シロクマ」に例えられていることに、謎の誇りを持っていた。単に、肌の色が白くて太っているからそう書いているだけなのだが。
まあそれはいいとして(いいのか)、沖縄旅行記の第2話を書くため、母のアイコンを描いてみた。
無印の落書き帳に、念のためウサギと人間の両方を描いてみる。これをiPhoneに取り込んで色をつけた。
案1:うさぎの母
案2:人間の母
母に送って意見を伺ってみた。
母は耳の有無をやたら気にしていたが、とりあえずアイコンは決定した。
「ayakoさんだよ」
「お母さんだよ」
多分ものすごくどうでもいいと思うんですが一応説明すると、私のアイコンに耳を描いていなかったので、母のも描かなかったのだ。
同い年の女二人のように見えるが、読者の皆さん、これは親子ということでよろしくお願いしたい。
明日は多分、沖縄旅行記の第2話を書く予定なので、アイコンにも注目してみてください。(※ 時間が足りなかった場合、日常エッセイになります)
緑くんを筆頭としてね…
(みんな自分はフツウだと思っている)
Sweet+++ tea time
ayako
こちらもどうぞ
▽沖縄旅行記の第一話▽
(母がシロクマの記事です)
▽頑張ってイラストを描いた記事▽
▽これも▽