バナナとベリーのクラフティを作って感激した… / バニラビーンズ奮闘記

f:id:sweeteatime:20210923004624j:plain

とんでもなく美味しいものを作ってしまった…

と毎回のように書いている私であるが、本当のことなので仕方ない。作ってみたいものリストは常に渋滞を起こしていて、やっと順番が回ってきたバナナとベリーのクラフティ!

こんなに簡単に夢みたいなデザートが作れるなんて…

ほうろうバットで初めてのクラフティを作ってみた

f:id:sweeteatime:20210920131214j:plain

大好きな若山曜子さんのレシピブック『はじめてのほうろうバットのおやつ』。

型を用意しなくてもほうろうバット一つで作れる気軽さ、驚くほど簡単なレシピ、写真たっぷりでシンプルな説明、手に馴染むサイズ感。どこをとってもパーフェクトな一冊である(ベタ褒め)

▽前に作ったシフォンケーキ▽

sweeteatime.hatenablog.com

f:id:sweeteatime:20210920133001j:plain

今回はこの、基本のバナナとラズベリーのクラフティに挑戦してみた!

詳しいレシピや分量は本を見てもらうとして、私の中で伝説と化したスパイス、バニラビーンズを初めて使った記念的興奮日記を綴ってみたい。

基本の材料たちを用意する

f:id:sweeteatime:20210920131222j:plain

粉類にお砂糖、卵、牛乳、バナナ。家にある素朴な材料たちが華麗なる変身を待っている。

魅惑のバニラビーンズデビュー

f:id:sweeteatime:20210920131224j:plain

バニラビーンズ、お菓子作りを始めてから、たびたび遭遇する謎に満ちたスパイスであった。

「バニラビーンズ(さやを裂いて種をしごく)」などという摩訶不思議な文言とともにサラッと登場する。なんなら下ごしらえの欄に当然のように書かれていたりする。

さや…?裂く…?種…?しごく……?!?!

お菓子作り初心者にとって、恐怖しかない。スパイス、だが粒状のものじゃないらしいことはわかる。逆にいうとそれしかわからない。

あとね、全然売ってない。いや、売ってるのだろうが大きいスーパーをゆっくり見たりできない私にはアクセス不能な伝説の薬草みたいになっていた。

意味不明なスパイスや調味料は無視して作る。これはズボラ料理の基本中の基本であるが、バニラビーンズを無視するのは憚られた。

なにせ「バニラ」である。全力でアイスしか浮かばないが(それもハーゲンダッツじゃなくてスーパーカップだが)、絶対おいしいやつである。バニラアイスとミルクアイスが全くの別物であるように、バニラのあの風味は必要不可欠である。

というわけで昨年の一時期、私の脳内の隅っこには常にバニラビーンズがいたし、出かけるたびに視界の端で探していた。

どこだったか、ついに手にしたバニラビーンズはこれであった。ギャバンのおなじみスパイス瓶。これで「バニラビーンズ(さやを裂いて種をしごく)」の出てくるレシピもこちらのものッ!

多くのスパイスがそうであるように、この瓶の中にぎっしりバニラビーンズが詰まっていると思い込んでいた私は、今回初めて開封して衝撃を受けた。

f:id:sweeteatime:20210920132956j:plain

二本しか入っていない。苦労してやっと手に入れたのに貴重すぎる…

ちなみに、凄まじく良い香りがする。もう、瓶を開けた瞬間からバニラアイスだった。甘やかで深みのあるあの風味、スーパーカップのバニラじゃん…

謎の柔らかい枝状のものを、とりあえず爪で裂いて、中に入っている黒い粉みたいなものをかき出してみた。正しいかよくわからないが、念願の「さやを裂いて種をしごいた」わけである。

f:id:sweeteatime:20210920131232j:plain

この黒い粒です。見えないが枝も丸ごと入っている。

生クリーム牛乳バニラビーンズ、すでにして125パーセント美味しいものが小鍋に集結した。

ひたすら混ぜるだけ

f:id:sweeteatime:20210920132941j:plain

沸騰する直前で、粉類にちょっとずつ投入。

f:id:sweeteatime:20210920132949j:plain

卵もちょっとずつ投入。

f:id:sweeteatime:20210920133148j:plain

とにかくかき混ぜるだけという神のようなレシピである。

こして容器に流し入れる

f:id:sweeteatime:20210920132946j:plain

ザルでこしていつものホーローバットへ。ここでバニラビーンズのさやは自動的に取り除かれる。

最後にトッピング

f:id:sweeteatime:20210920131207j:plain

レモン汁につけておいたバナナ(と見せかけてマトリョーシカ模様のかわいい計量スプーンを披露)

f:id:sweeteatime:20210920133004j:plain

あとは残り物の冷凍ミックスベリーを(レシピはラズベリーだよ)

すでにキュート極まりない…

オーブンへ

f:id:sweeteatime:20210920132938j:plain

ワクワクが止まらない…!

素朴かわいいフランスのお菓子クラフティが完成した

f:id:sweeteatime:20210920132944j:plain

どうしよう…めちゃくちゃ可愛いものが誕生してしまった…

f:id:sweeteatime:20210920131239j:plain

焼き色も素朴で、ベリーのカラフルな感じがたまらない…これはもう200点のおうちおやつである…

f:id:sweeteatime:20210920133007j:plain

興奮のままに、焼き立てをいただく。

おいしくて泣きそう

(毎回毎回…)

感激してしまった、想像を遥かに超えてきた。なんだろう、カスタード的な甘やかな生地に酸味のある果物が絶妙に合う…焼きプリンのような…?

今しがたWikipediaを読んだら「果物入りカスタードプディングのような菓子」という納得の説明が書いてあった。

クラフティ - Wikipedia

冷やしても楽しめる

f:id:sweeteatime:20210920132959j:plain

二日目以降は、冷蔵庫でひんやりとさせたものを。

f:id:sweeteatime:20210920131204j:plain

カスタードプリンケーキのような感じで、こちらもまた美味しい。

だだね、冷やしたあとの美味しさが「今ここで息絶えてもいい…」というレベルだとすれば、焼き立てはむしろ「絶対に生まれ変わって来世も食べてみせるッ」というレベルなんですね。わかりづらいですね。

焼き立ては格別においしい。

愚かな私はクラフティを冷やして食べるお菓子かと勘違いしていたし、もったいなくて焼き立てを少しだけで我慢したんですね、それが過ちだとも知らずに。

熱々のときに全力で食べるべし。

そしてお腹を空かせて作るべし。

f:id:sweeteatime:20210920133116j:plain
あっという間になくなった

まあ、熱々もひんやりも、とにかくすばらしく美味しいのです。あと珍しく、夫も喜んで食べていた。

まとめ:クラフティにハマりそう

f:id:sweeteatime:20210920133155j:plain

一番オーソドックスなのがサクランボ、あとはベリー類にりんごも美味しいらしい。

季節のフルーツで作ったら楽しそう…なにより簡単だし…もうワクワクと妄想が止まらない!

f:id:sweeteatime:20210922234550j:plain

秋といえばりんごの季節、ジャム作りやりんごケーキにパイも焼きたい。スコーンもそろそろいいよね…

f:id:sweeteatime:20161011113545j:plain:w220

Sweet+++ tea time
ayako

今日のおすすめ

▽愛するレシピブック▽

▽いつものオーブン▽

▽バニラビーンズ▽

私が買ったのはこれだけど、瓶は立派なのに二本しか入っていないという衝撃…

次はこれを買う予定!(八本入り無農薬でレビューもめちゃくちゃ良い)

こちらもどうぞ

sweeteatime.hatenablog.com

sweeteatime.hatenablog.com

sweeteatime.hatenablog.com