結婚生活には妥協が必要だ、という。
何もかも自分の思い通りには行かないし、ときに譲り、ときに譲られ、折り合いをつけてゆくしかない。なるほど正論だ。
だが、妥協などせずとも互いの希望が叶えられたらそれが一番いいに決まっている。まずは二兎を追うのだ。自分の希望も叶えながら、相手の欲求も満たす。その技術を磨くことこそ幸福への近道に違いない。
何の話をしているかといえば、晩ごはんである。
私はおしゃれな料理を作りたい。夫は巨大な肉を食べたい。その二つを合わせると、「巨大な肉のかたまりを使ったおしゃれな料理を作る」という結論になる。
そんな料理あるのか? あるのだ。しかも簡単ときた。ストウブの鍋を使えば、簡単おしゃれ肉のかたまりという三方向の夢が一気に叶うのだ。
桃と白ワインで豚肩ロースを煮込んでポットローストを作ったよ
ニンニクを油で熱する
二片をスライスした。お好みで。
豚肩ロースの表面をこんがり焼く
豚肩ロースのかたまり850グラム。前日に、表面に塩をまぶしてラップで包んでおいた(突然大事なことをサラッと言う)
まあ、間に合わなければちょっと前でもいいからしっかり塩を塗っておいてください。豚肉は600グラム〜お好きな量で。
両面ともこんがり焼き色がついたら、一度取り出す(ストウブなら中火で十分)
玉ねぎを炒める
小さめ一個半の玉ねぎ。弱火または余熱だけで、あっという間にいい感じに火が通る。
豚肉と野菜をのせる
玉ねぎの上に、さっきの豚肉のかたまりをドンと。
さらにじゃがいも(二個)ニンジン(一個)を適当に切ったものを隙間に詰め込む。
まあ、好きな野菜を好きな量入れてくださいな。
桃、セロリ、ハーブをのせる
桃、そろそろ終わりかけで、安くてまあまあのが八百屋さんに並んでいる。それを使うと良い。一個分を細かく切ってのせる。
セロリ(一本)も適当に切って。ハーブは好きなのでいいし、なければローレルを。我が家はベランダ栽培のローズマリーにしたよ!
白ワインをかける
ここでカッコいい外国のボトルをコポコポ注いでみせたいけど、めちゃくちゃ庶民的なパッケージで失礼します。100mlくらい。
弱火でコトコト
いつも通り、無水調理なので蓋をして放ったらかしです。この日は一時間くらいそのままにしてみた。適当です。
火が通って、くったりしてきたらおしまい。
お肉に刷り込んでおいた塩、桃と野菜の水分、白ワインで美味しいソースが出来上がっている。
豚肉をスライスして、野菜とお皿に盛り付けよう
豚肉を取り出してスライスしたらお皿に。
ニンジンやじゃがいもを添えて、豚肉の上に桃と玉ねぎのソースをかける感じで。最後に黒胡椒を振ってね。
まあこれがね、ほんとに美味しい…
果物とお肉って、こんなに合うんだなぁ…桃のほどよい酸味がたまらない。豚肉も低温調理で柔らかく、ジャガイモもほくほくだけど煮崩れしていないのが嬉しい。
これひとつで晩ごはんが成立するし、夫も豚肉のかたまりに歓喜していた。シナリオ通りだ。おしゃれも守られるし、完璧としか言いようがない…
まとめ
ストウブでポットロースト、我が家の定番になるだろう。
合わせるのは他の季節の果物でもよいし、果物なしでもいい。りんごと赤ワインの組み合わせも美味しそうだなぁ…
ちなみに、お皿に乗り切らなかった分はお代わり用としてお鍋の中に戻しておいた。まあ、これも秒でなくなってしまうわけですが…
誰に、いつ、どんなシーンで…?
Sweet+++ tea time
ayako
今日のおすすめ
私の持っているストウブ、22cmのチェリー色だよ。
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