半年ほど前の話になるんだけど、どうしても書いておきたい「生まれて初めて」がある。シナモンロールを焼いてみた。
いや、今かなり控えめに表現しました。ちょっと遠慮しました。はっきり言って、通りに飛び出して叫びながら踊り狂いたい。
「私、生まれて初めてパンを焼きましたーッ!!!それもあの可愛くて美味しいシナモンロールをッ!!!」
ただ、現実問題として通りに踊り出すと様々な支障がある。第一に恥ずかしいし、第二に恥ずかしい。
したがって今日も、単に作って食べただけの興奮ティータイム日記を元気よく書いていきたい!
エルグルメの簡単レシピで初めてのシナモンロールを焼いてみた
ボウル一つで作れる3ステップ簡単BAKEという、エルグルメno.19号の大好きな特集。ここにシナモンロールが載っていて、チャレンジしてみることにした。
▽この号の50ページだよ▽
(このコーナーのチーズケーキもバナナブレッドも驚くほど簡単で美味しい)
粉類とバターを混ぜて生地を作る
ケーキ作りには素手でこねるという工程はないので、まずここが既に新鮮だった。
うまくいってるかよくわからないけど、10分くらいボウルの中でこねて丸めたところ。私の手のひらより小さいくらい。
発酵させる
これがね、パン作りで最も意味不明かつ未知の工程なんですね。発酵、それも23〜25℃の場所で一時間〜一時間半。部屋の局所的な温度なんてよくわからぬ…
作った日は冬だったので、とりあえず暖房強めにして、寝室という名の冷蔵庫や電子レンジが並ぶ謎の小部屋に置く。
上の方があったかいだろうと予想し、ここに。
一時間半後、膨らんでた
丸めた生地が、こんなに大きくなってるッ!
ここでもう、初心者中の初心者の私はテンション爆上がりとなる。
ちなみにお料理上手の祖母は、冬のピザ生地やパン生地の発酵の際、ボウルごとこたつの中に入れるらしい。
「え?!こたつ?!てことはおじいちゃんの足と同じ空間にパン生地があるってこと?!」
「そうじゃよ」
パン作り、発酵のハードルが一気に下がる画期的エピソードである。
生地を伸ばしスパイス振る
パンを作る用の台みたいなのは持ってないので、とりあえずラップを敷いてから伸ばした。
バターに強力粉、お砂糖シナモンカルダモン。大好きなスパイスを振る。いよいよ佳境だ!
丸めてカットする
あとは簡単(ずっと簡単か)、生地をクルクル丸めて…
包丁で六等分して、
天板に並べればこの通り、完全無敵のシナモンロールシェイプが出来上がっているという…
オーブンで焼く
生地に濡れ布巾をかけてあったかい場所に40分くらい置いたら(パン作りはこういう待ちの工程が多い…)、いよいよオーブンへ。
かわいい。なんてなんて可愛いんだろう。
オーブンの中を覗き込んでるだけでもう、幸福と興奮は最高潮に達している。しあわせは結果ではなく、過程に宿るのだ…
完成〜!
焼き上がり。嬉しくて楽しくて、狭いキッチン(かつダイニング兼リビング兼子ども部屋)で大はしゃぎする私。
アイシングとかクリームチーズフロスティングで白いトッピングをつけてもいいんだけど、スパイシーな感じを味わいたいのでこのまま。
焼き立てシナモンロールで真夜中のお茶会を開催したよ
寝かしつけも終わり、気づけば夜も深い。この時間に食べるシナモンロールは、罪も深い。
しかしここに、天板に乗ったあつあつ焼き立てのシナモンロールが存在していて、食べないという選択肢があるだろうか?
あのですね、この感想は言うまでもないことですがね、
とんでもなく美味しくて泣ける。
ええーッ!焼き立てってこんなに美味しいの…?パン作りってこんなにも楽しいの…?どうしようまた一つ扉を開けてしまったではないか…
毎日のシナモンロールお茶会
途中から冷凍して、毎日一つずつ大事にいただいた…
一人で作って一人で食べてるだけだけど、毎日お皿を替えて張り切っていた。六つはあまりにもすぐに食べ終わってしまった。
まとめ
シナモンロールは可愛い。パン作りは興奮する。
昔は最も興味のないことの一つだったお菓子作りや料理を、こんなにも楽しめる日が来るとは…
深そうな沼である。
今度はつい最近焼いてみたピロシキ日記を書きたいと思う。
Sweet+++ tea time
ayako
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