日記というのはふつう、何かしたから書くのではないかと思う。何時にどこへ出かけたとか、家で何を考えたとか。
だが先週末、私は一歩も家から出ず、何もしなかったし何も考えなかった。ブルーベリーとクリームチーズのマフィンを作った以外には。
そんな二日間の記録を残しておきたい(残すものはあるのか…)
疲れ切った金曜夜、冷蔵庫の食材をすべてオーブンに放り込んだ
恒例のフライデーナイトから。
買い出しに行けず、食材は限界状況。冷蔵庫に残っていたすべての肉と野菜をオーブンへ放り込む。塩胡椒オリーブオイルにローズマリーをまぶしている。
丁寧な暮らしなのか野蛮な暮らしなのかもうわからない。
ちなみに隣で夫は油ギトギトの宅麺を食べていた。通常運転のayakoさん一家お洒落食卓の実情である。
ブルーベリーマフィンを焼いただけの土曜日
金曜日に作った焼きドーナッツとアールグレイで朝ごはん。
昼ごはんは近所のカフェランチをテイクアウトした。なにせ食材がない。だがお菓子なら作れる。この日はとにかくブルーベリーマフィンを焼こうと思っていた。
粉をふるって混ぜる直前まですべて準備した。オーブンも余熱した。だが私は踏み出せなかった。本当にここでお菓子作りを開始して良いものか…
そう、彼が起きているのである(そして夫は昼寝している)
始める勇気、そして中断されるかもしれないリスク。すべてが試される緊張のマフィン作り。だがいつも「マーマーマーマー!」を連呼しながら走り回っている王子が、珍しく一人遊びに熱中している…?
今だ、今しかないッ!!!
高速のお菓子作りである。まあほんとに混ぜるだけで超絶簡単なんですが。
オーブンに入れる前だけどもうわかるの、あなたが絶対おいしいということ… pic.twitter.com/RsOo3fCQv6
— ayako | 刺繍して書くひと (@Sweettteatime) 2020年5月16日
無事に型に流してオーブンへ。
雨の日のおうち遊び
数字を書いてあげる。大喜びで読んでいる。最近20までなんたなく英語で読めるようになった。こう書くとまるで秀才のようであるが「11(eleven)」のことを「バーバー」と言っている。謎しかない。
自分でクレヨンを持ってきたので、クマを描いてあげた。
美術のテストなら0点に近いクマであるが、「クーマ!」「ニコニコ!」と120点の反応をくれた。やさしさの結晶である。
▽愛用してるクレヨン▽
いつもどおり絵本も読む。
- 作者:絵/てづか あけみ
- 発売日: 2012/02/16
- メディア: 単行本
このあいうえお絵本はめちゃくちゃ可愛い。
マフィンが焼きあがる
あ〜これはあれですね、もう、想像以上に可愛い!!!テンション爆あがりである(王子は夕方の動画タイムへ)
ちなみに前回のブログでも紹介したこの本で作った。
- 作者:高吉 洋江
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: 大型本
この日のために型も入手しておいた。楽しみへの準備は怠らない。
パール金属 マフィン型 プレート 6個取り ハイクリーンコート EEスイーツ D-4838
- メディア: ホーム&キッチン
とにかく写真を撮りまくって悦に浸る。
もちろん紅茶も入れていただいた。寄ってきた王子にも分けてあげたがもちろん食べなかった。
ひとりで作り、ひとりで食べる。それがayakoさんの孤高のお菓子作りである…
ブルーベリーマフィンを食べただけの日曜日
もうブルーベリーマフィンと何回書いただろう。よくこれだけの情報量でブログを書こうと思えるものだ。
ちなみにおやつもブルーベリーマフィンである。当然である。
そしていつもと同じ、狭い部屋の写真を載せる。
「なんで毎回同じ写真撮ってるの…?」
夫が恐怖の目で見てくるが気にしない。掃除したあとは必ず記念撮影したい。
午後はダラダラしました
「何もしなかった」というと虚無な感じだが「休息した」というと充実感がみなぎる。布団の上からのツイートがこちらである。
今日の何気ない行いも、ほんの一滴かもしれないけど、ゆっくりと広がって大海の色を僅かに変える。
— ayako | 刺繍して書くひと (@Sweettteatime) 2020年5月17日
忘れないでいたいのは、伝えることも黙っていることも、頑張ることも休むことも、それぞれに一つの大事な行いであるということ。
なんかカッコつけている。
王子も布団に転がったかと思えば突然リビングで大声で絵本を読みだしたり、激しく活動していた。
夫はお皿を洗い、王子は窓から道路の観察をしている。私はそんなメンズを眺めつつの洗濯たたみ。
晩ごはんは森下公園の近くにある、かわいい定食屋さんのテイクアウト。とびきり美味しかった。
最低限の家事をして、ごはんを食べる。
頑張らなくていい。それはもちろんののことであるが、頑張らなくても日記を書いていい。むしろ堂々と書いていこう。
何もやることがない休日ほど、贅沢なものってないよねぇ。
Sweet+++ tea time
ayako
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