瞬きしたら世界が変わっていた。それくらいあっという間に、当たり前のことは当たり前じゃなくなってしまった。
王子と手を繋ぎ、毎日のように通っていた児童館もずっと閉館、思えばもう長いこと電車やバスに乗っていないし、ちょっと遠くに住む友人には会えなくなった。毎年、近所のお友達と集まっていたお花見も今年は自粛だなぁ。
王子と日課のように巡っていたお散歩コースがなくなっただけで、毎春の小さなイベントがなくなっただけで、とても寂しい気持ちになっている。世界を見たら、もっと容赦なく日常を奪われている人々が無数にいて、贅沢なことだと頭ではわかっているのに。
去年も一昨年も、近くに住んでいるお友達と集まって猿江公園でお花見をした。ブログには載せそびれてしまったんだけど、また一年後にも同じような写真が撮れるだろうしいいかなぁと思っていた。
「みんなで集まる」とか「お花見をする」とか、簡単でありふれているように見えたことが遠くなってしまった。
写真、撮っておいてよかったなぁ。
猿江公園は、エメラルドグリーンの時計台が目印の公園で、広いけど広すぎずちょうどいい(数週間前にも、家族でピクニックをした公園だよ!)
スカイツリーが綺麗に見える。
桜の季節はお花見でめちゃくちゃ賑わっていて、近くに住んでいる友達が場所を取っておいてくれた。
見上げた空。淡いブルーに乳白色の桜がとても綺麗だった。
さくら、尊い。フィルム写真のこの色が、とてもとても好きだなぁ。
この下で、めちゃくちゃ揚げ物たこ焼き食べてるんだけどね。
桜以外の花も撮っていた。
チューリップに、この黄色い花はレンギョウかなぁ。
そういえば赤坂から四谷に向かう道も、桜とレンギョウの淡い桃色×黄色がとても綺麗だった。数年前のほんの数分歩いただけの景色も、ちゃんと覚えていられるのだから花は偉大だ。
大好きな写ルンですも持って行ったので、最後に数枚だけ。
突然の昭和感。
インスタントカメラの、手軽さと懐かしさが好き(載せられないけど、友達もいっぱい撮った!)
生後10ヶ月、まだ歩けなかった王子と。
人を撮るなら、思い出が濃く残る、写ルンですが一番いいかもしれないね。
「来年もまた来ようね」と思って軽すぎるシャッターを切った。
シートに座って食べたり飲んだりできなくても、毎日公園の桜の下を駆け回っている君には、十分すぎるくらい春だよね。
無いものはいつだって眩しく見える。
「日常」への恋しさは止まないけど…
当たり前すぎる事実なんだけど、目の前のひとつひとつを積み重ねるしかないんだよね。不自由な日々だって、大事に写真におさめるし、精一杯たのしく暮らす。
今を生きようね〜!
Sweet+++ tea time
ayako
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