元旦の過ごし方がわからず無人の街をさまよった話 / お正月日記2020

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成田で年越しをして(混んでるので成田山には寄らなかった)、午前中には東京に戻ってきた2020年1月1日。

お出かけ大好きayakoさん一家は2020年も変わらない。さっそく元旦の街へと繰り出した…

誰もいない人形町と三越前。元旦にさまよう三人の行き着く先は…

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まず隅田川が静かだった。船が一隻も浮かんでいない。

ああ…これがお正月なんだね、元旦の街の静けさっていいものだね…夫とふたり目を細めながらベビーカーを押す穏やかな時間。

そう、このときはまだ、人形町に着きさえすれば、賑やかな下町のお正月を満喫できると信じて疑わなかったのである。

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浜町緑道を抜けて水天宮・人形町へ。おなじみの散歩コースである。

そして誰もいなかった in 人形町

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なんかね、とりあえずほぼ全ての店にシャッターが下りていた。個人のお店が多いからね。でも大丈夫、甘酒横丁に行きさえすれば、そこには最高に盛り上がるお正月人形町エリアがあるから大丈夫。

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人形町おなじみのからくり時計台の下を元気よく歩く。

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不安を隠して元気よく歩く。

静かすぎる甘酒横丁

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小道に入ると、不安はあまりに速やかに的中した。

リアルにこのお店しか開いてなかった。甘酒を飲みながら歌い踊る群衆はどこへ行ったのだろう?

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ありがとう甘酒横丁で甘酒を買わせてくれたこの唯一頼もしいお店よ…

背景がぼけた結果、ただ白い紙コップをうつした写真になった。

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「どうしよう」

「何もなかったね」

何もないし誰もいない。

すべての店は閉まり、しんとした元旦の人形町の大通りに、まっすぐな夕日が差し込む。

普通はここで家に帰るだろう。だが夫は言った。

「三越前まで歩いてみよう」

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実は僕もいます

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さよなら人形町

こうして我々は元旦の日本橋(三越前)を目指すことになった。

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「カ フ ェ」

途中の店もすべて閉まっている。静かすぎる。だが心配ない。日本橋ならコレド室町に三越、高島屋、みんな初売りとかで大盛り上がりだろうッ!

そして誰もいなかった in 三越前

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ご覧ください。このコレド前の通りの異常なる静けさを…(異常なのは元旦なのに動き回っているあなた方では…)

信じられるだろうか、コレド室町も三越も高島屋もみんなみんな、元旦は休むことにしたという。時代である。素晴らしい取り組みではないか。

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福徳神社だけは人がいた。そうだろう、元旦はお参りをするもの。

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あまりに何もなかったので、花壇の花などを撮り始める。パンジーに銀杏の葉が埋もれてとても美しい。

疲れ果ててルノワールへ

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王子が突然夕寝に入ったので、ここで長い休憩をした。その話は前に書いた通りである。

sweeteatime.hatenablog.com

帰りの地下鉄で異変に気づく

門前仲町のホームで乗り換えようとしたら、ただらぬ匂いが立ち込めていた。いつもと変わらぬ地下鉄のホームなのに、ものすごくいい匂いである。簡単に言うと、おいしそうな匂いである。もっと具体的に言うと、イカ焼きの匂いであった。

「なんかいい匂いするね…」

「なんでだろう…そうだ初詣で出店がでてるんだッ!地上の食べ物の匂いが地下まで流れて充満してるんだッ!」

いうまでもなく二つ目のセリフが夫のものである。

成田から東京に戻ってきて、寒空の下、誰もいない人形町と三越前を散々歩いた。夜である。

普通はここで家に帰るだろう。だが夫は言った。

「門前中町を歩いてみよう」

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めちゃくちゃ盛り上がっていた。

そうだよね、富岡八幡宮があるからね。元旦に行くべき場所は人形町でも三越前でもなく、門前仲町であった。いや、でももっといいのは家にいること(寒い)

玉こんにゃくをいただいてから帰宅しました。

教訓:元旦は初詣でをして家で過ごそう。

一月二日は夫の実家でお正月気分を満喫したよ

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まず玄関が美しすぎた…

毎年二日は義実家に伺うのだけど、もう本当に、これぞお正月!!!美しすぎる!!!おいしすぎる!!!の嵐であった。

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なんて美しい食卓なの…

こういう感じいい。めちゃくちゃいい。完全にドラマのお正月じゃん…素敵すぎ…私もやりたい…(スーパーで買ってきたおせちを詰めるけど…全力で詰めるけど…)

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本当に幸せだった。もう、これはいつものことだけど、夫の実家でずっと食べていた。延々と食べてしまう。

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お部屋のあちらこちらにお正月飾りがちゃんと用意されていて、憧れる。こういうふうに、ちゃんと季節の行事を大事にしてゆきたい…(お食い初めとかお宮参りとかしないで過ぎちゃったごめん王子…)

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お義母さんのおしるこは、今年もやっぱり美味しかった。

一月三日は、深川神明宮で初詣して神保町で中華を食べたよ

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三日は去年と同じように過ごした。まずは森下にある深川神明宮へ。

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お正月っていつも晴れていてちょっと暖かいようなイメージがあるなぁ。

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おみくじを引いたら「吉」だった。こんなとき、いちいち落ち込んだり動揺しない。おみくじなんて当てにならないからね、と思っているわけではない。あとで他の神社でリベンジしようと決意しているからである。全力で当てにしているのだ。

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七福神めぐりの人もいっぱいいた。お正月だけ開帳されるので盛り上がっている。

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王子は隣の幼稚園の園庭で、楽しそうに駆け回っていた。いいね。和菓子屋さんから去年はひやむぎをいただいたが、今年はパンをいただいたのでそれを王子の昼ごはんにする。

さあ、たくさん走って食べて、眠るのだ…

神保町へ移動する

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神保町の中華料理屋「川府」でランチ。去年の一月三日とまったく同じ流れである。

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お昼寝が長かったので、ロイヤルホストでお茶もした。至福…コーヒーのお代わりを何度も持ってきてくれるとか神でしかないロイホ…

そんなこんなで、初詣もしたしランチとお茶もした。王子も目覚めた。

普通はここで家に帰るだろう。だが夫は言った。

「もう一度、日本橋を覗いてみよう」

お正月日本橋リベンジ

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いつもどおりの賑わい

初売りとかに参加したいという夫について、三越の催事場など覗いてみる。

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コレド室町テラスも初めて覗いた。

こんな感じで、一月三日も歩き倒しておしまい!(ゼーハー…)

浅草を散歩したり両国江戸のれんでお蕎麦食べたり

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お正月飾りが楽しい浅草

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綺麗だったけど王子も荒れ狂いなんか大変だった印象しかない。なお、ここで再びくじ引きをしたらまたも「吉」であった。リベンジのつもりが、神様から「もうあなたの2020年は吉だから」と念押しされた感じになった。

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飯田橋で謎に電車を見たり(王子は電車を見るとガタゴトガタゴト…と言って興奮する立派な男子に成長した)

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両国の江戸のれんの中に入っているお蕎麦屋さんで日本酒を飲んだり(親子丼も食べたり…)

いろいろあったんだけど、とにかく怒涛だった記憶しかない。写真に切り取られないほとんどの時間を、13キロのわんぱく一歳児を追いかけ担いでいたのだから…

お正月休みが終わったら、え…日常最高すぎじゃん…となる

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お昼ごはんは、残り物でいい。パンでもいい。食べログで点数高い店に行かなくていい。

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毎日遠くに行かなくていい。毎日同じ公園と児童館でいい。

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昼寝の時間に、家で休んでいい。

日常、最高では?

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お出かけ(外食)大好きな夫の休日プランに今年もついていかねば…体力つけるぞ〜!2020年も満喫するぞ〜!(なお昨日は花やしきに行った)

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Sweet+++ tea time
ayako

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