先日、群馬は高崎へ一泊旅行に行ってきました…!
こんなふうに無邪気に始まるブログの「先日」を、あなたは何日前だと思うだろう?
ちなみにこの場合は二年前の話であるが、気にせずに進めていきたい。思い出は昨日のことのように鮮やかであり、また時を経て熟成したともいえるのです
(訳:ブログ書く書く詐欺でここまできました)
ボックス席で食べる駅弁で、すでに満足しちゃうよね
夫とふたり、上野駅で駅弁とビールを買って高崎線に乗り込んだ。
「ボックス席があるかな…」
「・・・・・」
新幹線と違って必ずボックス席とは限らない普通の電車、高崎線。さすがに通勤時のようなロングシートでお弁当を食べることはできない。駅弁&ビールが満喫できるか否かという、この旅における夫の最重要項目は、座席の形によって支配されている。頼んだJR。
「ayakoさん、バッチリだよッ…!」
「やったねぇ」
高崎では紅葉を楽しみたいと思っているが、夫の旅はこの車内で早くもクライマックスを迎えたようである。
高崎駅についたよ
ピアノ型の時計が可愛い。
ちなみに上野駅から高崎駅まで二時間弱であるが、このときすでに夕方5時近いという旅のスケジューリングについては、これぞ大人旅のあり方とも言えよう。
急ぐことも、慌てることもない。空白と余裕と遊び心、それこそ日本人の旅行に大切なのです。まさか寝坊したなどということでは、ない…
洞窟観音の暗闇の中で、事件は起きたのだ…
高崎駅西口から、「ぐるりん」という可愛すぎる名前の巡回バスが出ている。「ぐるりん観音山線」に乗ると、20分ほどで「洞窟観音前」というバス停に着く。ちなみにタクシーなら10分くらい。
洞窟観音、さっそく入ってみよう!
こんな感じの洞窟が400メートル以上続く。
呉服商の山田徳蔵氏によって、大正時代に着工、50年かけて全て人力で作られたらしい。凄い…
ちなみにこれはけっこう明るく撮った写真でして、現実は…
めちゃくちゃ暗闇です。
この人影は言うまでもなく夫である。
「ayakoさん、しっかりついてくるんだよ」
「ありがとう(結婚してよかった…!)」
普段はBMIや健康診断でからかったりしている私であるが、このときばかりは巨体の夫を心から頼もしく感じたものである。
さて、その5分後。
「ダメだっ!ちょっとトイレ行ってくるッ!」
「・・・・・」
食べ過ぎた夫の腹痛により待ちぼうけをくらうのはもう何度目だろう。ハワイでトイレを探し奔走したことも、腹痛により途中下車したことも、決して恨んではいない。だが、何もこの暗い洞窟の中で置いてきぼりにしなくても良いではないか…
トイレ目指して猛ダッシュで駆け抜けてゆく夫。そのどんどん小さくなる背中を見送りつつ、私は暗闇をひとりで進んでゆくことになった。
もちろん気持ちは変わらないですよ。
結婚してよかった…!(白目)
徳明園の紅葉ライトアップは黄金色に輝いてたよ!
「めちゃくちゃ綺麗だよー!!!」
「ほんとだねぇ」
トイレから生還した夫と晴れて合流。
紅葉の写真を撮りたくて、この徳明園の夜間ライトアップを目指してやってきたのです。(徳明園は洞窟観音の前にある庭園です)
こっくりとした秋の色。深くてあたたかい色。
11月12日に訪れましたが紅葉はちょうど見頃でした。
「感動だねぇ…」
「寝坊したけど来て良かったねぇ…」
こんな空間で、バイオリンの生演奏まであって、本当にすてきな夜でした。
徳明園のライトアップ、今年も11月に開催されるみたいです。
ホームページで日にちを確認してみてくださいね!
おまけ
この日は高崎市役所の展望ロビーで微妙な夜景を眺めて、
肉バルで美味しい晩ごはんを食べてビジネスホテルに泊まったよ。
遠出はできないけど、今年は三人でどこかに見に行けるといいなぁ。
▽高崎旅行記は第2話につづく▽
Sweet+++ tea time
ayako
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