一泊二日の小樽旅行もいよいよ二日目の朝である。旅は終わりへと近づく。
いつだってそうだけど、楽しい時間はあっという間にすぎてしまう。
(突然飛びだすヘタウマiPhoneイラスト)
二日目、飛行機に乗る前までの最後の旅日記です。
朝の小樽運河
朝食を食べてから、母とお散歩をした。ホテルから運河沿いをのんびり歩いて、小樽運河公園へ行ってみた。
う〜ん、気持ちよかったなぁ。9月の朝の小樽です。
私が写真撮影にこだわって全然進まないため、母ははるか遠くへと一人歩いて行ってしまった。
私はこの頃カメラの使い方を(今より)全然わかっていなくて、マニュアル設定であ〜でもないこ〜でもないと四苦八苦していたのである。そうまでして撮った何十枚の写真は、今日見返したらことごとく変なのばかり!
パッと好きな写真が撮れるようになりたいなぁ!
小樽運河公園
噴水のある池と、眩しいグリーン。囲うようにブランコみたいに揺れるベンチが置いてある。(これが乗るとけっこう楽しい!)
このブランコベンチにラジカセを持ってきて、何かを聴いたり歌ったりしている陽気なおじいさんがいた。
先だって、年中金欠の妹が「0円でできる趣味」を探していると言っていたので、あの陽気な屋外コンサートおじいさんを目指したらよいだろう。確実に0円でできる。「あわよくば出会いのある趣味がいい」とも言っていたが。
旧日本郵船小樽支店
小樽運河公園からは、レトロクラシカルですごく素敵な建物が見えた。旧日本郵船小樽支店、重要文化財に指定されている。なんと明治39年に完成した建物らしい(もちろん何度も修復している)。すごい!
小樽の街。外国みたいな広い通りと古い建物の組み合わせが、とても好きだなぁ。
市立小樽文学館
今回は小樽を満喫する旅ということで、なんとなく市の文学館に行ってみた。
この文学館でなにより感激したのは、伊藤整の仕事部屋が再現されたコーナー!
高校生のとき、近所の古本屋さんですごく美しい製本の古めかしい詩集を買った。それが伊藤整の『雪明りの路』だった。
私が持っていたものは昭和に発刊されたもので、同じデザインはヤフオクにしかなかったけど、いま販売されてるこの装丁もクラシカルでとても素敵。
小樽の古い町並みが見られる写真集もたくさん置いてあって、古い街の姿を見るのが大好きな私にはとても面白かった。好きな街の昔の姿がどうだったのかを知るってすごく興奮してしまう。
北とうがらし 出抜小路店
お昼はジンギスカン。会社に勤めていた頃、上司に小樽の人がいて、チームの飲み会でよくこの「小樽ジンギスカン倶楽部」の六本木店に行ったのを思い出した。私が入社してしばらく経って、小樽に帰ってゆきました。元気にしているかなぁ。
母と食べる大好きなラム肉は、もちろんとっても美味しかった。
美しい喫茶店「さかい家」
お土産もひととおり買い終わって、最後は堺町通りにある美しい歴史的建築で、お茶をした。私が生まれる前から30年以上やっている老舗喫茶店「さかい家」である。
この曇りガラスの美しいこと!
とっても美味しいおぜんざいをいただいた。
今日この日記を書くにあたって調べたら、なんとこの喫茶店、私たちが訪れた一ヶ月後に閉店してしまったらしい…
「こんな美しい建物が壊されちゃうの!?」と心配したが、どうやら2017年の1月には、大正硝子館を運営している会社によって、新たな喫茶店がオープンしたみたい。
よかったなぁ。ノスタルジックな空間で、またお茶を飲みたいです。
ごちそうさまでした。
さよなら、小樽
「るたお」の看板がキュートだね。
母とふたりの小樽旅、最高の思い出になった。
旅行している瞬間ももちろん楽しいけど、こうやって撮った写真を見ながら旅行記を書いたり、「あのときは楽しかったねぇ」と語り合ったりするのもまた、とびきりステキな時間になる。
「持ち物は少なく、思い出はたくさん」
これが理想だよね。(なお、私は持ち物も多い)
ということで、小樽旅行記エピソード編はおしまい。最後は「小樽お土産日記」と「行ってよかった観光地まとめ」です!
▽小樽旅行記まとめに続く▽
Sweet+++ tea time
ayako
こちらもどうぞ
▽小樽旅行記第1話▽
▽小樽旅行記第2話▽
▽小樽旅行記第3話▽