長々と書いてきたベトナム・ニャチャン旅行記もとうとう最終日。
5日目の早朝から、窓に張り付いて、燃えるような朝焼けを見ていました。
半熟卵みたいな色をした、生まれたての太陽が海の向こうからゆっくりと姿を現して、目が離せませんでした。
いよいよ空は白く明るく輝きだして
・・・・・
あどけなく優しい、いつものニャチャンの青空が広がりました。
今日も快晴である。
楽しい夏の旅行もとうとう帰国日。
△片付けたホテルの部屋で、無駄にポーズをとり始めるayakoさん
残り半日も、楽しく過ごそう!
というわけで、ホテルのビュッフェで朝食をいただき、さっそく外出した。
ニャチャン最大の円形市場「ダム市場」へ
どこにいてもとにかく暑いんですが、このダム市場の中は熱気MAX。とりあえず排気ガスで非常に空気が良くないうえに、市場の中も風通しが悪く熱がこもっていた。
現地の人たちは、皆さんマスクをしていた。まあ、それも暑くてつらそうだったけど…
△アジアな雰囲気に、楽しそうな夫
「おもちゃ箱の中に入ってしまった!」
そんな感じの賑やかでカラフルな空間が、ぐるりと円形で広がっている「ダム市場」。迷路みたいで迷子になりそう。
もう何十年もここに住んでいそうな年季の入ったぬいぐるみやオモチャ、衣服に食べ物。
△二階から見た風景。
風も通らず冷房もない中、とんでもなく汗を流しながら歩きます。
マスクをしたりタオルを顔にかけたまま、この猛暑の中眠っている店番がほとんど。中には、少数派だけど観光客に向けて超熱心に営業してくる店員さんもいる。(押しの弱い我々は、もちろん購入の流れとなりました)
いかにも異国!な雰囲気に、最初は興味津々だった私たちであったが、
すぐに限界に達した。
注)もはや違う犬になっていることを気にしてはならない。
ダム市場をさまようこと数十分、「EXIT(出口)」の看板がこれほど光り輝いて見えたことはなかった。
二人とも、息絶え絶えにタクシーへ。
突然目に入った光景が、宝物になりました
タクシーに乗る前か後か。偶然目に入った光景に、大好きが詰まっていた。
ベランダからも、屋上にも、燦々と振りそそぐ南の太陽に、思い切り手を広げるようにグリーンが生い茂っている。
いいねぇ。
カラフルな建物とポップな看板に、溢れ出す緑色。南の国に行くと、こんな風景からもたくさんのエネルギーをもらえる。
この一枚を見返しながら、「写真を撮っていて良かったなぁ」と1年後の私が思っていることを、この瞬間の私は知らない。
ニャチャンセンターで食べた、最後のお昼ごはん
ニャチャンセンターの上にあるフードコートは、けっこう充実している。(なのにめちゃくちゃ空いている)
△この日私たちが食べたものたち。
なんとなくおしゃれに見せようと苦心しているが、けっこうガッツリ食べているのはいつものことである。
フードコートの中にある「MONACO CAFE」というお店で、
スイカのジュースだけを何杯も飲んだのも楽しい記憶です。
ギリギリまで遊ぶ二人
さて、空港への迎えがホテルに来るまで、全力で遊ぶ貧乏性の二人である。
△ホテル「サンライズ・ニャチャン」のプール。
4泊5日の旅、このプールで泳いだりゴロゴロしている時間がもっとも長かった。
(海沿いやプールでゆっくりするって優雅…!)
(お腹を減らして次の食事に備えなければ…!)
異なる思惑でプールへと向かう二人。
円形のプールの中から見上げた、ニャチャンの青空と白いホテルの建物。
また行きたいなぁ…!
このあと、マッサージ好きの夫の強い希望によりホテルのスパも体験した(もちろん私は抱腹絶倒であった)
サンライズニャチャン。光が溢れ、壁にはたくさんの絵画が飾られていて、本当に美しいホテルだった。
大好きなホテルの、部屋を出るとき
どんなにギリギリまであがいても、旅の終わりはやってくる。
「我が家」になりかけていた部屋を片付けて荷物をまとめると、途端に寂しくなるものです。
この麦わら帽子は、今年の夏にはまったく見つからなかった。いったいどこへ行ったんだろう?
このニャチャン旅行で、とうとうローラーが壊れてしまった大好きな赤いトランク。私ははっきりした色が好きなので、こういう真っ赤はたまらない。
この赤色と、空港の空気。外国に行く時の不安と緊張とわくわく。それらは不思議に結びついて、いつだって旅の記憶を思い起こさせる。
19歳から27歳までの8年間、このトランクで行った場所。
中国、ロシア、カナダ、スペイン、ポルトガル、沖縄、ハワイ、そしてベトナムのニャチャン。
外国語を勉強していたり、仕事の合間の夏休みに焦がれていたり。その時々の私に染み入る、異なる世界。
壊れたトランクは処分したけれど、思い出はいつも煌めいている。
「さよなら、ニャチャン」
おまけ1:ニャチャンお土産エピソード
ニャチャンセンターで、お土産にこんなお菓子を買ったんですよ。
挿絵から、素直な私は想像しましたよね。
小さめの箱に4つのクッキー的なもの。うん、ちょうどいいよね。
「配る用だから、無難な焼き菓子だといいな…」
帰国後、開けてみましたよね。
人生は、思い通りにはいかないもの。
この箱を3つも買ってしまったのも、修行の一つだよね。
おまけ2:海外旅行の帰りに発症する英語病について
読者の皆さんも、身に覚えがあるでしょう。
海外旅行の帰りの、英語を勉強したくてたまらない症候群。
帰国時の空港を歩いているときは、誰しも今までにない猛烈なやる気が渦巻いてくるものです。
もちろん今回も、空港で洋書を買いましたよね。
現代ベトナムの生活に関する英語のペーパーバック。けっこう高かったんですけど、奮発してクレジットカードで買いましたよね。
まさか数時間以内に、
飛行機の中に置き忘れるとも知らずにね。
そうである。
(ニャチャン旅行記第12話、完!)
*・*・*
皆さん、いかがであっただろう?
実は先日、このブログを読んでくれている友達二人から、「ニャチャンの写真がめちゃくちゃ綺麗だよ!」とものすごく褒められた。素晴らしく褒められた。恥ずかしいくらい褒められた。(本当によくできた友人である)
素直な私はその賛美を燃料にして、とうとうニャチャン旅行記を完結させることができたのである…!(単純とも言う)
注) イラストについては、特に何も言われませんでした。
最後に第13話として、ニャチャン観光のまとめを書きました!(たまには実用的なことも書いちゃうよね)
▽ニャチャン旅行記第13話▽
Sweet+++ tea time
ayako