今日は東京下町お散歩日記。
両国橋、隅田川、浅草橋。読者の皆さん、私の大好きな初夏の下町風景を、一緒に歩こうじゃありませんか。
↑ 散歩をするayakoさんの図。
なぜ突然「犬の散歩」になっているかというと、両国橋でこんな風景に出会っちゃったからである。
ああ…可愛すぎる。いつか柴犬を飼ってみたい。
切に憧れるものの現実には犬がいないため、エアー犬の散歩である。
想像力が大事。
そんなこんなで、脳内エアー犬とともに、カメラ片手に両国橋に向かって散歩に出かけた、5月下旬の日記である。
緑と花の壁に出会いました
冒頭の写真。一面グリーンに花が咲き乱れた壁を見つけた。カラフルで、心が弾む。こんなラッピングペーパーがありそうだと思った。
見たことのない、ちょっと変わった形の植物もある。
このグリーンの壁を見ていたら、ふと思い出した。
私のお気に入りのマスキングテープと、同じ色合いだってことに!
だから何!?って話かもしれないけど、それはこの日の私にとってやけに嬉しい発見だった。無性にドキドキした。家に帰ってマスキングテープと写真を見比べて、にやにや眺める。
そう、何が言いたいかというと、こうして「自然とデザインの深い関係性」について考察するためにも、マスキングテープを買い集めることは意味のある行為であり決して無駄ではないということである。
マスキングテープ【masking tape】[名]
おしゃれ女子が呼吸するように買い集めているもの「ーを貼る」「ーは幾つあってもいい」「52個目のーを買う」
(辞書Sweet+++ tea time より)
あなたの宝物は、何ですか?
隅田川を渡ろう
隅田川。響きも好きな隅田川。無数の船が流れていく隅田川。そういえば、銭湯のあと待ち合わせて石鹸がカタカタ鳴ったって曲もあったっけ(それは神田川。いつも混乱する私)
ヨーロピアンな赤い船が往く。
両国橋をとおって隅田川を渡れば、大きな道は浅草橋へと通じる。
木の下から見上げたビル。
私の住む町は自然いっぱいというわけではない、古い建物とビルが混在する東京の普通の町。それでも5月、新緑の季節、町には花があふれていた。
健気に。そしてカラフルに。手のひらを広げるように咲く紫陽花。
咲き初めのこの色が、懐かしいくらい季節は進んでしまった。大好きな夏が終わらないでほしいと思う。夏が始まる直前のこの季節が、もしかしたら一番好きかもしれない。
夢いっぱいの夏休みを前にした、終業式の午後の興奮みたいにね。
かわいい石畳の道を見つけて嬉しくなる。
これぞ下町って感じの風景。浅草橋は、小舟の町。欄干からこの景色を見てると、なんだか昭和にタイムトリップしたような気分になる。ギリギリ昭和生まれだけど、昭和の景色なんて、見たことないのにね。
タチアオイの蕾。ふっくらしていて、なんてかわいいんだろう!
カメラを持っていると、私はもう何十回歩いた道でも、一見どんなにありふれた街並みでも、自分を楽しませることができる。そしてもしかしたら、画面の向こうにいるあなたをも。
写真も絵も文章も、すべてが自己流で、誰に習ったわけじゃない。でもすべてに愛をいっぱい込めてみる。誰に頼まれたのでもなく、これからもきっと書く。
そんな私の小さな日記で、あなたの心が少しでも明るくなったら、すごく嬉しいです。
最後に間抜けなイラストをもう一度投下してしまう私。
皆さん、隅田川と浅草橋のお散歩はどうだっただろう?
歩きやすい靴を履いて、カメラを持って、脳内エア犬を連れて。
あとは驚きと喜びを感じられる眼差しを、ね。
「また一緒に歩きましょう」
Sweet+++ tea time
ayako