ソファの上で、ニヤついてiphoneを見ていた。よくあることである。
「何をそんなに楽しそうにしてるの?」
「面白いブログを見つけたんだよ。これで毎日楽しめる」
ホクホクしている私。
他愛ない会話であるが、ふと思った。けっきょくこれが生きるということなのだ。
「小さな幸せ」が日々の暮らしを支えている
本当に些細なことだけど、私たちはこうやって「小さな楽しみ」を集めて日々を暮らし、時に退屈な日常を彩り、時に辛い現実を乗り切ってゆくのだ。
いつも仕事がエキサイティングで恋愛がワンダフルで人生はビューティフル、だったらいい。
でも・・・
そんな日は、誰にでもある。
「小さな幸せ」は、そんな瞬間に私たちを守ってくれる人生のちょっとした「常備薬」みたいなもので、けっして軽んじてはいけないのです。
悲しい時、いつも旅行にいけるわけじゃない
いちばん気持ちがカラッと入れ替えられる気がするという点で、分かりやすいのはやっぱり旅行だと思う。
たとえば長く付き合っていた人との失恋とか、仕事で追い詰められてしまったときとか、本当に絶体絶命!なんてときは、いつもと違う土地を歩いて「心の洗濯」をしてあげるのが一番だったりする。
付き合って行かなければならない「悲しみ」もある
毎日の生活で降り積もってゆく、なんとなくユウウツな感じ、ちょっとした落ち込み、疲れ。そういうものは旅行で一掃するのではなく、常にうまく付き合っていかなきゃいけない。
だって旅行に行って心晴れやかになったって、「生活の垢」はすぐにくっ付いてくるのだ。
日々を暮らしていくために必要なのは、めくるめく旅行よりも、もっと小さな喜びだったりする。
自分にとっての小さな幸せって何だろう?
妹は仕事で落ち込んだときモヤモヤしたときに、必ず見る面白いバラエティ番組があるらしい。いろいろあった日はその番組を見てゲラゲラ笑うと、少々のことは吹っ飛ぶといっていた。
部屋でひとり笑い転げているのは不気味だけど、気にすることはないのです!
自分の中の小さな法則を知っているのは実に心強いことだし、人の目を気にせず楽しいことはどんどんやろう。
私にとっての「小さな幸せ」を考えてみた
- 大好きなカメラを持って街をお散歩する
- たっぷり眠る
- 美味しい朝食をつくる
- 刺繍をする
- コラージュやラッピングをする
- お気に入りのエッセイを読む
- おうち猫活(猫さんの動画を見る)
- ブログを書く
- アルバムを眺める(写ルンですで撮った写真)
- お酒を飲む
- 部屋の中での即興ダンス
他にもいろいろありそうだけど、案外すぐには浮かばなぁ。
元気な時ですら浮かばないんだから、落ち込んだときは全く思いつかないかもしれないのだ。
ちなみに私の即興ダンスについて、そっくりのツイートに先日出会ってしまった。
— 2nd_error403 (@2nd_error403) 2017年3月8日
「これ、ayakoさんのダンスそのものだよ!」
「もっとうまいよ」
まだ意見は一致していない。
思い浮かべるだけじゃなく、書き出そう
元気なときにこそ、自分にとっての「小さな楽しみ」を書きだしておこう。手帳やiphoneにメモしておく。もちろん、ブログに書いてもいい。
落ち込んでしまったときに見返して、ひとつでも実行できたらこちらのもの!
落ち込んでいるときって、「あれがない」「これができてない」と「無いもの」に目が向いてしまっている。
自分にとっての「小さな楽しみ」によって、気分が上向きになって、「無いもの」じゃなく「有るもの」に目が向いたら一番いいよね。
さあ、好きなことをして寝よう
今からでもまったく遅くない、何かひとつ「小さな楽しいこと」をしよう。
爆笑して気が晴れたり、心が軽くなったり、優しい気分になったところで、ベッドに入ってしまえばいい。
華々しい「充実した週末」じゃなくても、優しい気持ちを取り戻していたらその週末は大成功なのだから。
今持っているものを、大事にしたいよね。
Sweet+++ tea time
ayako