夏の光降り注ぐ、ベトナムのリゾート地。
花咲き乱れる、南の景色。
街に出て、憧れのフォーを食べにゆくニャチャン・旅行記第5話です。
▽ちなみに、その4はこちら▽
ニャチャン滞在二日目、街へと繰り出す
早起きして、プールと海でひとしきり泳いだあと、
『地球の歩き方』に載っていた美味しいフォーを目指し、私たちは(やっと)ニャチャンの街へと繰り出した!
ホテル「サンライズ・ニャチャン」を出て、青々とした緑に、真っ直ぐな青空を見上げる。
ベトナムって感じの、水辺に咲く花。
ホテルを出ると、大きな道路を挟んだ向こう側に、海が広がっている。
早朝5時くらいから、たくさんの人が泳いだり砂浜でスポーツをしていた(のをホテルから寝ぼけ眼で眺めていた東洋人二人)
夏が大好きな私には、このヤシの木と海のセットはたまらない。
強烈な日差しに焼かれつつ、初めての街に目を奪われながら歩く。
歩く道の、美しさ。
ずっしりと胸に響くような生命力あふれるグリーンに、瀟洒な白の歩道が続く。
ロシア人観光客であふれるベトナムの街
お盆の時期ではなかったこともあり、街で日本人と出合うことはなかった。
ここ、ニャチャンはロシア人にとってのハワイ。街行く人はロシア人観光客なのだ。
ちょっとした案内やお店のメニューも、ベトナム語、英語、ロシア語の表記が一般的だったりする。
こんなふうに。
ニャチャンは、沖縄、ハワイに続く、私にとって三番目の南の土地。
夏と南の島が好き
25歳、夫と初めて石垣島を訪れた瞬間から、私は南の島にすっかり恋をしてしまった。夏が好きだし、暑いところで泳いだりフルーツジュースを飲んだりして過ごすのが、たまらなく好き。
南の島が大好きな一番の理由は、カラフルなお花が咲き乱れていること。
チャーミングな形にカットされた樹木。
美しいリゾート地とアジアの喧騒
ここまでの写真だと、なんだかすごく美しいリゾート地って感じだ。緑と花に瀟洒な歩道、ただただ波の音が響く小さな街。そんなイメージ。
だが現実は、激しい勢いでバイクが行き来し、クラクションの音が街中にあふれ、ちょっと道路を渡るのも手に汗握る一大事である。
そこはちゃんと、ベトナム。アジアの街である。
賑やかなアジアの街って感じだ。
建物や看板もどこかカラフルなのがとても好き。
美味しいフォーの店「フォー・ホン」へ
さて、今回目指しているフォーのお店の話をしよう。
ニャチャンについて記載されているガイドブックはほとんどなく、『地球の歩き方』のベトナムの中に、数ページ紹介されているのがMAXのよう。
この唯一の頼もしいガイドブックに紹介されていた、地元民に愛されている美味しいフォーの店「フォー・ホン」
最大の難関であった大きな道路を渡り終え、私たちはとうとう目的地にたどり着いた!
お店は道路に対してオープンな感じで、中には数人の女性が座っていた。
気だるい暑さの中ぼうっと、それぞれにスマホをみたりお喋りしている。
客ではない。店員さんである。
奥には客と思しきベトナム人が熱々のフォーを食べているのが見えた。
私たち夫婦はおそるおそる席につき、しばしの沈黙を味わった。
「いらっしゃいませ」的な何かは無論、そもそも新たな客の存在にも気づいていないのではないかという勢いで、ずっとぼうっとしたりお喋りしているベトナム人の店員たちに、懸命に合図を送る。
なんとか、微笑ひとつ浮かべない年配の女性が、注文を取りにきてくれた。
もはや感動である。
ちなみに、メニューは一種類のフォーしかなく、ラージかスモールか選ぶだけ。
すぐに運ばれてきた。
初めてのベトナムのフォー!
感動的な美味しさであった。
驚いたのは、たくさんの香味野菜が一緒にでてきたこと!(奥に見える二皿)
香味野菜は加熱すると香りが減ってしまうため、暑い国ベトナムでは生のままフォーや春巻きと一緒に食べるのがふつう、とのこと。
注)無表情の店員さんと巧みにコミュニケーションをとったのではなく、後で本で読んで知った情報である。
初めてのことでびっくりしたけれど、ミントもたっぷり、すごく美味しい!
パクチーも大好きな私たち、麺が見えなくなるくらい香味野菜をたっぷりと載せて、夢中で平らげてしまった・・・!
運命のフォーに出合えた、ニャチャン旅行二日目の昼下がり。
なんて締めくくろうとしたら
みどり君はいつだって、このブログのスパイスである。
次は、ニャチャン大聖堂とスーパーマーケット「マキシマーク」へ!
▽ニャチャン旅行記第6話へと続く▽
Sweet+++ tea time
ayako