皆さん、コンビニで意味のないものを買ったこと、ありますか?
いま必要なわけでもない。ものすごく欲しかったわけでも全然ない。でもこのまま帰るのはなんかものたりない。どこかに寄りたいし何か買いたい…こうして人は街中に溢れるコンビニエンスストアや100円均一の無機質な光にに吸い込まれ、よくわからないものを買ってほんの一瞬だけ満たされ帰途につく。
こういうのを「孤独を埋める消費」というらしい。
コンビニでなんとなく週3でスイーツを買ってしまい、なんとなくお金がなくなっている。そんな「孤独を埋める消費」に走るより、ちょっと高くても憧れのケーキ屋さんに週末行ってみよう。その方がずっと心満たされるから。
ていねいな暮らし、したいですよね。あ、ちなみにこれは引用でもなんでもなく、私が今とっさに思いついた文章です。
本題に入ろう。
コンビニで絶対なんか何でもいいけど買わなきゃ気が済まない日、あるよね?!
ファミマの衝動買い二点をご紹介します
うまく過ごせなかった休日、終わりゆく週末。とある日曜の夕方、私たち夫婦(+赤子)はなんとなく寂しい気持ちからファミリーマートという素晴らしい文明の光に吸い込まれていった。
「何か買いたい…なんでもいいから何か買って帰りたいッ!」
いま自分はまさに心の物足りなさを埋めるために必要のないものを買おうとしているという自覚が凄まじかった。だが誰も私たちを止めることはできない。何か何かと店内を物色する。カゴを持ち、ギラついた目でコンビニの商品棚を舐めるように見つめ徘徊する。現代のハイエナ二匹。
私の戦利品はこちらです
ワッフルと用途不明の無印ノート。
ファミマで無性に無印商品が買いたくなる病を患ってもう長い。無印のノートはなぜこう訳もなく買いたくなるのか。
私はいま、不要なものを買おうとしている…
しかしこの二つをカゴに入れた私はめちゃくちゃウキウキしていた。抱っこ紐で店内を回る夫は、カップラーメンとアイスをチョイスしてやはりニンマリしていた。
ありがとうコンビニ。ありがとうファミマ。
こうして休日が終わる切なさも、なんとなく時間が過ぎてしまった罪悪感も、すべては満たされるのであった。
翌日の後悔から逃れるために、全力で楽しむのだ…
ここからは執念である。
私は無駄な買い物をしたわけではない…前日のあのコンビニは衝動買いではないのだ…
「黒猫が横切ると不吉」という迷信があるが、黒猫が目の前を通ろうとしたら同じ方向に歩いて横切らせないようにすればいいという回避策がある(黒猫と平行歩きの術)
そう、まだ間に合うのだ…
お気に入りのポーランド食器に載せたファミマのワッフル。翌日の朝食に、大好きな小川珈琲(カフェインレス)と一緒にいただいた。
めちゃくちゃ美味しかったです。
ああ、私は、コンビニスイーツをていねいに食した。あの買い物は無駄使いではなかった。
さて続いては、問題のノートである。
衝動買いの無印ノートが紅茶ノートに変わるまで
無印のノート、用途を考えていたところ、目に付いたのは部屋の隅っこに何ヶ月も息を潜めているこの紙袋であった。
何を隠そう、パッケージ可愛さゆえに捨てられない紅茶の箱や缶である。
いま、時は満ちた。
おばあさんになるまで箱を溜め込んでいたらいつしか"紅茶好きゆえに汚部屋と化した家に住む老人”としてテレビの取材を受けることになるかもしれない…という恐れと戦ってきたこの数ヶ月、とうとう片付ける日がきたのだ。
このノートに、パッケージを切り張りして、紅茶箱を断捨離するのだッ!
え?それじゃあ全然捨てたことにならなくない?
といった全うな疑問を抱いてはいけない。体積を減らす。その尊さがすべてなのだ。
完成した紅茶ノート
箱の特に可愛い部分を切り取って、その紅茶の感想とか思い出を書き記しておく。究極の暇人が作るノートがいまここに完成した。
ただ自分で持っておくにはかけた時間が惜しいので、ブログで披露させてください。
どうだろう?(どうでもいいだろう)
私はいま、胸を張って言える。
あの日の、あの夜のファミマは、無駄じゃなかったッ!
黒猫は横切らせなかった。
コンビニで、100均で、無駄な買い物をしちゃったかもしれない皆さん、まだ間に合います。
全力で楽しんでみてください。
注)暇人に限る
おまけ
美味しかったのでセブンでもワッフルを買ってみた(ちなみにワッフルのパッケージはMDノートに貼りました)
美味しかったけど私の好みはファミマです。
なんとなく寄るコンビニって、最高に楽しいよね?
スクラップブッキングと呼んでほしい。
Sweet+++ tea time
ayako
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