旅行の楽しみの半分は、ホテルの朝食ビュッフェにあると言ってもいい。
ひとりで長崎を旅行したときは、ANAのホテルで毎朝おいしい朝食を食べられたので、一日中それでOKだった。ひとり旅はときに緊張するけど、スペシャルな朝食のおかげで心も胃袋もどこまでも満たされた。旅先の朝食って、どうしてこんなに元気がもらえるんだろう?
ベトナム、香港に続き、タイはカオラックの朝食日記である。
ヘブン・カオラックのすてきな朝食レストラン
ホテルの朝食レストランはいつもすごくワクワクするし、いろんな国の人たちが楽しそうに食べている光景は幸福感に満ちていて大好きだ。
私たちが宿泊した「ヘブン・カオラック」というホテルの朝食ビュッフェレストランは、窓から水色のプールと褪せたエメラルドグリーンの海が見えた。
屋内には川が流れていて、川は鯉がたくさん泳いでいた。
さて、この優雅なる空間で、カメラ女子ayakoさんの朝食戦争は幕を開けた。
1日目の朝食
「目玉焼きがハート!」
「ふふ…かわいすぎでしょう」
皆さんご存知のとおり、私は朝食とかティータイムの写真を撮るのが大大大好きである。だから美しく盛り付けて、綺麗な写真を撮るところもめいいっぱい楽しんでいる。
お肉ばかり取ってお皿が茶色一色の夫に、どんなに笑われようとも。
二皿目
「ふた皿も!しかもオムレツ!」
「旅の最初って、つい欲張っちゃうよね」
ホテルで作ってもらうオムレツの贅沢さといったら…!
中に入れる具をセレクトできるんですが、「チーズ、トマト、ハム、マッシュルーム、パクチー」と欲張りセレクトをしたら、「あなたパクチーを知ってるのね!?」「この子、パクチーを知ってるのよッ!」とタイ人のスタッフさんの尊敬を集めることができた。
食べかけもかわいいオムレツと、初めて見るパッケージの紅茶。
2日目の朝食
「さては昨日のオムレツが気に入ったな…」
「・・・・・」
そうである。
一度気にいるとそればかり食べる私。
ちなみにその頃夫のテーブルを見ると・・・
茶色かった。
私が写真映りのために毎回サラダバーに出かけてグリーンを添えているのを、鼻で笑っていた夫である。
二皿目
「おしゃれにカレーを食べようとしているな」
「・・・・・」
そうである。(タイカレー大好きッ!)
このハート形の目玉焼き器がとても欲しい。この日はこのあと象乗りツアーにでかけた。(次回の旅行記で書きます)
さて、3日目は早朝から(地獄の)船旅にでかけたため朝食は断念、最後は4日目の朝食である。
4日目(最終日)の朝食
「これはまさか…!?」
「ラピュタパン!」
ラピュタの名シーンである。パズーとシータが敵から逃れてほっと一息つく洞窟で、食べる目玉焼きのせパン、めちゃくちゃ美味しそうですよね。あのシーン大好き。
緊張がほぐれた瞬間、バッグの中から目玉焼きのせパンが出てきたらもう、それは…
恋の始まりである。(違う)
二皿目
「ayakoさん、ポーチドエッグに進出」
「卵の黄身が大好きなんだよ」
卵コーナーのボードを見ていたら、目玉焼きとオムレツのほかにもいろいろ作ってもらえるらしいことがわかった。最終日の朝食、冒険してポーチドエッグへ。
以前、すてきなウェブメディアで「ポーチドエッグの作り方」というページを見つけてブックマークしたきり、一切作ることなく生きていた私にも、とうとうポーチドエッグにありつく日が来たのであるッ!
読者の皆さん、ごらんください。「黄身くずし」の瞬間である。
こうやって黄身を割ったあとにもいちいちカメラを構えているという現実は、どうか忘れてください。
ええ、まわりの欧米人観光客は皆、スタイリッシュに食べてましたよ。
三皿目
「最終日だから欲張ったな…」
「・・・・・」
そうである。
本当は毎日フルーツ写真も撮りたかったんですが、ごはんが美味しすぎてお腹いっぱいになってしまうので断念していた。だが、最終日だけは…!
もちろん全部おいしくいただきました。(どうなってるんだ私の胃袋は)
まとめ
ふだんの私たちは朝食を食べないので、めったにない贅沢朝時間。
「最近、ブログに僕、あまり登場してないね…」
昨日の日常エッセイも妹に座を奪われ、ショックを隠せない夫、写真だけのせてみた。
おそらくこの世で最もどうでもいい対抗意識である。
さて、次回は待望の象乗りトレッキングです。
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Sweet+++ tea time
ayako
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