7月の早朝4時すぎの空の色。
眠れなかった夜、窓から一枚撮ってみた。
こんなんふうに書き出すと、「ayakoさんにも"眠れない夜"があるんだ…」と思ってもらえると思う。ちなみに、夕方の5時から夜8時まで壮大な昼寝をしてしまったことが原因である。
明け方というのは特別だ。ドラマチックな空の色も薄白い街の明るさも、非日常感に満ちている。
「明け方に好きな人と散歩をしたい」
これは私が昔から抱いてきた密かな憧れである。手をつないで、できれば川沿いの道を歩きたい。
思春期の頃から、少女漫画全開の私は夢想してきたわけである。
いつか彼氏ができて、大人になって一緒に暮らして、しかも川の近くに住んでないとできないないなぁ。手をつないで、明け方の街を散歩する。ああ、なんてドラマチックなんだろう!
先だって、私はふと気付いた。これは、今こそ実現できるときが来たのではないか!?
好きな人(夫)とは一緒に住んでいる。しかも東京下町、川沿いの道などそこらじゅうにある。なんとなくコレジャナイ感が凄いが、字面だけ見れば理想の状況と一致している。
「今こそ憧れを実現すべきときが来たよ」
私は声高らかに宣言した。
休日の昼間、近所の川沿いを散歩しているときだった。夫はきょとんとしてこちらを見た。
「私が20年近く抱いてきた密かな夢が、今まさに叶おうとしてるんだよ…」
私は興奮のままに概要を説明した。
「今度、明け方、一緒に散歩しようよ?!」
「別にいいよ。僕はいつでも付き合うよ。でも、これはayakoさん次第だからね」
夫は遠くを見て言った。
「たぶん実現しないだろうね」
「え…」
「だってayakoさん、起きれないじゃん」
私は鼻で笑った。
「何言ってるの、余裕だって。よし、この夏実現しよう」
さて、このとき私が口にした「この夏」というのは、もはや二年前の夏である。
恐ろしい。「明けない夜はない」という台詞のとおり、明け方というのは律儀に毎日やってくる。だが夜型ロングスリーパーの私には滅多にやってこないようだ。
明け方より先に次の夏が来てしまう始末である。
きれいだなぁ、この色。
久しぶりに出会った明け方に感動しつつ、私は大きなあくびをして窓を閉じた。ようやく眠気がやってきてくれたようだ。夜中にブログを書くのを、やめなくちゃなぁ。
猿のような形で熟睡している夫の、となりの布団に寝転がる。ドラマチックな明け方散歩は、いつできるんだろう。
さすがにおじいさんとおばあさんでは、イメージしていた絵面と違いすぎるので、今年こそ頑張らなきゃね。
今日の紅茶
今日の紅茶はEnglish Tea Shop。イギリス発のオーガニック紅茶ブランドである。これもまた、CLIPPERと並んで大好きな紅茶。デザインも可愛すぎる。
朝から熱いミルクティーを飲みたい気分だったので、イングリッシュブレックファストを。
△ティーバッグの袋の裏のデザインまでキュート
△蒸らし担当のマトリョーシカ
今日の紅茶のおともは、ゆで卵にした。自分でもよく作るけど、ローソンで売っている「ヨード卵」が大好きで、夫としょっちゅう買いに行っているのだ。(そのあとは争うように食べる)
ミルクティーとゆで卵って、最高だなぁ。
朝の楽しみを用意しとくって、大事だよね。
Sweet+++ tea time
ayako
今日の紅茶
6月のイベントでプレゼントした紅茶でもあります。ミルクティーが美味しいです。フェアトレード、オーガニック、おしゃれなデザイン。完璧!
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