レモン色の壁をした、可愛いフレンチレストラン。
イエロー×ブルーの色合いが、とても綺麗なこの店で、ちょっと前、母とお昼ごはんをいただいた。
美味しくて素敵なお店なのに、14時前のちょっと遅い時間に入ったら、お客さんは私たちしかいなかった。忙しい時間も終わり、空気はまったりとしている。お店はこれからディナータイムまで、休憩と準備の時間に入るんだろう。
カチャカチャと鳴るカトラリーの音も、私たちの分だけ。
こんな時間に入ってしまって、ちょっと悪かったかなぁ。
レストランの前には鉢植えは、ピンク色の薔薇が綺麗に咲いていて、お店の人がのんびりとジョウロで水やりをしているみたいだった。
しばらくすると、水やりから戻ってきたウェイターさんが、ピンク色の薔薇を花瓶に挿して持ってきてくれた。
「綺麗に咲いてたので、どうぞ」
レモン色とブルーのお店に、ピンク色が加わった。
テーブルは光を灯したみたいに明るく、アイスコーヒーと紅茶はとても美味しい。
素敵なレストランの静かな時間、お店の人は親切で、母も私も元気で、一緒にお昼ごはんを食べられる。
たくさんの偶然が重なって現れる虹のように、幸せはいつも儚いものなのだ。
昨夜、夫に、「今日のayakoさん、ちょっと元気ないんじゃない?」と言われた。
「なんでそう思うの?」
彼は少し眉を寄せて、
「いつもより口数が少ないから」
こういうとき、夫の予想はたいてい見事に外れている。
私は昨夜も、すこぶるご機嫌であった。ひとは幸せなときほど、口数は少なく、書く文字も少なくなるんじゃないかなぁ。
言葉がいらなくなってしまうから。
今日は、些細なことすぎて、ブログに書くのはどうしようかなぁと思っていた話を、書いてみた。
一緒にごはんを食べれる母も、的外れな心配をしてくれる夫も、名前もしらないお店のひとの親切も、しっとりと濡れた薔薇の輝きも。
とりとめのないことが、光の粒子となって、まぶしく輝くのだ。
おばあさんになった私が、この日記を読み返して、ニコニコ顏になれるといいなぁ。
・・・?
年齢不詳の緑くんと、楽しい日記を続けて行けたらいいな。
Sweet+++ tea time
ayako
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