旅館でまったりしてから、私たちは伊豆ぐらんぱる公園へと出発した。
「グランイルミってのが開催中で、すごく綺麗らしい」
「楽しみだねぇ」
行き当たりばったりな私たちには珍しく、旅行前に計画していたイベントである。
【20分後】
「バス逃した…」
「次は一時間後…」
やはり行き当たりばったりであった。
伊東駅からのバスは一時間に一本ペースなので要注意である。
私たちは半泣きでタクシーに乗り込んだ。
ぐらんぱる公園は入り口からして可愛かった
このとおり看板のポップさは異常だし、
このパイナップルを模したと思われるキャラクターのキュートさも異常。特に下半身(?)のふっくら感がたまらない。
「かわいい…!かわいすぎる!」
パシャパシャと一眼レフで写真を撮り始めた私に、遠い目をしている夫。
(入り口でこれじゃあ、イルミネーションは何百枚になるんだろう…)
出だしでやたら張り切るのが、私の悪い癖である。
日が暮れ始めたときの景色も素敵だった
「いざ、入園しよう!」
「16時からだって…」
「え…」
ぐらんぱる公園とグランイルミはチケットが異なる。グランイルミの開園時刻は夕方である。(私が行ったときは16:00〜だったけど、季節によって違うみたい)
タクシーに乗って急いで来た意味は…
いろいろと悲しくなったが、カフェで時間をつぶし、無事に入園!
暮れなずむ空、本格イルミネーションが始まる前の景色も幻想的。
大きな風船みたいなのに入って水の上を転がっている。よく観光地で見かける、風船の中での奮闘を赤の他人にじっと見られるアトラクションである。
子ども用の迷路に入ってみたら出れなくなった
一人数百円の簡単そうな迷路に入ってみた。
ログハウスみたいな建物で、いかにも子供向けって感じだ。いく先々に「ここでリタイアする」という扉が用意されている。私たちは薄ら笑った。
「こんな簡単な迷路リタイアする人いるわけないよね」
「ねぇ(ニヤニヤ)」
【15分後】
「もうダメだ!出よう!」
「イルミネーションが始まっちゃうよ!」
(二人ともクマになった)
這々の態でリタイア扉から飛び出した我々であった。
グランイルミのイルミネーションは夢の世界
入り口は蝶々のお出迎えです。
正直最初はそんなに期待していなかった。でも進むにつれ光のボリュームはどんどん増していく…!
「きゃ〜!なんて綺麗なの!!」パシャパシャパシャパシャ(カメラの音)
「・・・(夕飯に間に合うかなぁ)」
それぞれに考えていることは違うが、想像を超える光の渦に心は弾む。
夜なのに、お花畑!
正直、こんな本格的なイルミネーションを見たのは生まれて初めてだった。
宇宙人の親子をみつけた
ここからは、ちょっと面白かったイルミネーションをちょっぴり紹介。
宇宙人の親子。
宇宙人の家族。
「宇宙人にも家族いるのかなぁ」
「そう考えると可愛いよねぇ」
光のトンネルをくぐってみた
前を歩くのは、夕食の時間を気にする夫。
なんだかアートっぽい写真になった。本格的な光のトンネルは、夏に見たプラネタリウムをちょっぴり思い出した。天の川のイメージだなぁ。
パンダも二匹、回っている
一番のシンボルになっているのは、この大きなパンダ。
パンダの前に見える茶色い動物は、きっとカピバラ?
大きなボールを持って、ゆっくりと回るパンダ。
隣には子パンダもいた。
「パシャパシャパシャパシャ」
「・・・」
回り続けるパンダを、撮り続ける女。それを見守る男。(感謝)
グランイルミには花と蝶があふれていた
花が咲いているかと思えば、
蝶々も舞う。
どこまでも夢のお花畑が広がる、伊豆のグランイルミ。
温泉しかないと思っていたのに、いつの間にこんな楽しいイベントが始まっていたんだろう!
今回のグランイルミはセカンドシーズンで、以前の210万球から400万球の高密度イルミネーションに進化したらしい。
「絶対、また来たい!」
「また来よう!」
グランイルミの開催期間はとっても長いよ
イルミネーションって、ふつうは冬限定である。丸の内のライトアップも終わっちゃったみたいだし。
でもグランイルミは夏までやっている!
2016 年11 月11 日~2017 年8月(予定)
グランイルミ2016年の開催は、今のところ2017年8月までみたい。詳しくは、公式ホームページをチェックしてみてくださいね。
おまけ
カピバラの親子。
キュンキュンでしたよ!可愛すぎ!(大興奮)
う〜ん、まあ葉っぱだから花畑のなかに入れるかなぁ…?
常に高い目標を掲げる緑くんでした。
▽伊豆・伊東旅行記第3話▽
Sweet+++ tea time
ayako