先日、長野は信州上田へ週末旅に行ってきた。
大分の里帰りを除けば、どこかに一泊するのは半年以上ぶり。ワクワクしながら上野駅で駅弁を選び、新幹線のチケットを買うため緑の窓口へ行ったら、
-- 指定席 満席 --
どの時間帯を選んでもどうやら相当混んでいるらしい。運良く自由席に座れればいいのだが…。
いつも準備不足の私たちだけど、それぞれにショックの意味合いは違った。
(ずっと立たなきゃかも。満員だったらキツイなぁ)
(駅弁が食べれない…)
すれ違う二人である。
新幹線はまさかの満員列車、駅弁を抱えたまま立ち尽くし、足が棒になったところで上田に到着。
こうして、行き当たりばったりな週末の長野旅行が始まった。
創業明治30年の鰻屋さんへ
真ピンクの服を着ているのがバレちゃって恥ずかしい。創業明治30年という老舗鰻屋さん「若菜館」へやってきた。
「また食べ物の話か!」と思ったかもしれないが、なんせ駅弁も食べれず腹ペコであった。許してほしい。ちなみに、信州といえばお蕎麦なんだけど、狙っていたお店は長蛇の列をなしていたため、こちらの鰻屋さんへ。
私は「うなぎの姫丼と季節の料理」というセットを注文した。お刺身や小鉢はどれも優しくて美味しい。
さて気になる鰻の姫丼。「姫」というからにはきっとすごく控えめな鰻が載っているのかと思ったら、
このとおり!大満足のふかふか鰻であった。
↑ 私。
ちなみに夫が注文した本気のうな重は…
こんなにぎっしり!
↑ 夫。
絵をかき分ける必要がなかった。二人して、泣きながら食べたよね。
実は予約でいっぱい、地元の人がたくさん訪れる人気店のようだった。カウンター席だけがギリギリ空いていて幸運だったみたい。
上田の鰻屋さん「若菜館」、とっても良いお店であった。
ちょっとレトロな上田の町を歩こう
満腹になったところで、楽しみにしていた町歩き!
レトロな建物がめちゃくちゃいいね、平林堂書店。上田観光の本がいろいろ並んでいた。
真っ青な壁に「日本の古本屋」のフォントがまた古風で可愛い。妙に気に入っちゃった。
いいねぇ、いいねぇ!洋菓子屋さん「エトワール」。アルファベット「ETOILE」のフォントもおしゃれだし、二階の水色の窓や洋風の欄干もレトロヨーロピアンで可愛い。
楽しい上田の町歩きも、いよいよ目的の一角へ到着!
柳町の古い町並みを歩いてみたかったのです
旧北国街道沿いの町並みが残る一角「柳町」。今回の旅、1日目の楽しみはこの古い建物が並ぶ通りを歩くこと!
「柳町」というだけあって、柳の木があちこちにある。
黒と白。モノトーンの建物がビシッと決まってシックで上品。いいなぁ、こういうの。しみじみする。
そういえば原宿駅の可愛い駅舎も建て替えになって、すごく近代的な建物になる予定だとニュースで見た。そうかぁ、今の原宿駅と同じ雰囲気を再現してもらえたらどんなに良いだろう!と思ったけど仕方ない。
今の私たちにとって「超現代的」な建物も、何十年後には「レトロ〜!」みたいになっているのだろうか?
これから建設される "近代的原宿駅"を、「平成の香りがする〜」なんて写真に撮ってる私みたいな人が、未来にはいるんだろうか?
細部の造りまでがっしりとしていて、詳しいことは全然わからないけど惚れ惚れしちゃう。
本屋さん、雑貨屋さん、パン屋さんに喫茶店まで、お店もちょこちょこと並んでいるので寄り道も楽しい。お腹いっぱいなので食べれなかったのが残念だ…!
次に訪れたら、大好きなあんみつを食べたい。(もう次を考えている)
どこにもピントがあっていない写真を撮っちゃったけど、でもお気に入り。四角じゃない郵便ポストは、レトロな町の特権だよね。
訪れたのは土曜日だったけど、観光客が大勢押し寄せるなんてこともない、静かな古い町並み。ただのんびり町を歩いて、古い建物や緑、そして優しい光に、心がやんわりと緩んでいく。
柳町、大好きな場所でした。
おまけの上田城
案外すぐに柳町が終わってしまったので、上田城跡公園に寄ってみることに。
上田城がどこにあるのかわからなかったけど、とりあえず歩き疲れた私たちは…
そう、皆さんお馴染みの、いつもの展開である。
公園内で信州上田B級グルメの「美味だれ焼き鳥」と「おやき」とビール!美味しすぎて、写真撮り忘れちゃったよね。
そのあとホテルに戻った私たちが、新幹線で食べれなかった駅弁も平らげてしまったことは内緒の話である。
フフフ…上田城より「美味だれ焼き鳥」な我々であった。
長野旅行記第1話、終わり。
▽長野旅行記第2話へ続く▽
宝賀温泉ささらの湯とブックカフェNABO。信州上田の夜は楽しい【長野旅行記2】 - Sweet+++ tea time
▽他にも書いてます▽
Sweet+++ tea time
ayako