別府旅行記も3回目。別府は鉄輪温泉お散歩日記である。
ちなみに鉄輪温泉を「てつりんおんせん」と読んでしまったあなた、これで「かんなわおんせん」と読むで注意しておきたい。
昔、「お土産」のことを「おどさん」と読んだのをみて「この子ないわ〜」と思ったという男がいたが、そもそもそんな狭量な男やめちまえ!と思ってしまう私はかつて、「一丸となって取り組む」の「いちがん」を「いちまる」と読んだ過去がある。
「いちまる・・・プッ」
「緑くん、おだまり」
おっと、話が逸れました。
さっそく、渋い温泉街の街並みを堪能しようではないか。
ちなみに、今日のカメラは「写ルンです」
今回は、勇気をだして「写ルンです」だけで街並みを撮ってきた。ちゃんと写っていなかったらどうしよう、そしたらブログ書けないな…と現像するまでドキドキしたけど…
無事に写ルンです!
レトロな街並みがもっとレトロに写ルンです!
(↑ これが言いたかっただけ)
「いでゆ坂」から始まる
鉄輪温泉、始まりの風景。
あんまり観光をしたことがないといいつつ、鉄輪温泉は何度か来ている。祖父母たちと来たり、ひとりでぷらぷら温泉と温泉プリンを食べに来たり。
「いでゆ坂」をのんびり下っていくのが好き。
真夏日に足湯をしてみた
夫と足湯をした。温泉の水面に映った木の影が、なんかいい。
写真はどこか涼しげにすら見えるが、めちゃくちゃ暑い猛暑日に足湯をした。しつこく繰り返すが、全国で大分の気温が一番高いという記念すべき真夏日に足湯をした。
「ぬる湯」と書いてある方でも衝撃的に熱い。それでも最初は「温泉情緒〜」なんて旅気分であったが…
最後はこうなる。
別府の足湯は、夏も本気である!
しかし日本人の皆さん根気強い。私たち夫婦は足湯でひーひー言っていたが、他のご夫婦は「足蒸し」というとんでもなく熱そうな穴に足を突っ込んでいた。
恐るべし、温泉魂。
鉄輪温泉の石畳の街並みが好き
いいね!いいね!レトロでいいね!
石畳の道が好きだ。神楽坂を散歩して石畳の道を探したけどちょっとしかない。石畳好きの私にとって、鉄輪温泉は黄金の街。
撮りたくなる風景がたくさんあったけど、フィルムの残り枚数が気になって、このあとさらにいい風景があったらどうしよう!?と思うと一枚一枚が本当に貴重になる。
のぼったり、くだったり。そして石畳の隙間から温泉の湯けむりがあちこちで立ち上る。
大好きな鉄輪むし湯!
「鉄輪むし湯」は2回ほど一人で行ったことがある。これがものすごく楽しい。
鎌倉時代(1276年)に一遍上人によって創設されたらしい。まあ、めちゃくちゃ今ググった結果知ったんですが、すごくないか!?鎌倉時代って!?
こんな感じの石窯の中に入る。
扉を開けると真っ暗で、すごい熱気。まさに蒸されるわけである。
専用の着物をきて、こんな感じで横たわる。
蒸し釜の床には石菖という薬草がぎっしりと敷き詰められていて、そのうえにタオルを敷いてタイマーが鳴るまでじっとしている。
信じられない量の汗がドバドバでてきて、石菖のどことなくいい香りがして、これがめちゃくちゃ気持ちいいのだ。
そのあとは温泉に入って汗を流し、温泉プリンを食べるのがいい。
まあ、今回はやらなかったんだけどね。すでに町歩きで十分蒸されてたんで。
一遍湯かけ上人。自分の治したいところと同じ場所に温泉の湯をかけて、治癒や快復を祈願するらしい。
さて、「写ルンです」で撮ってきた貴重な写真ももうすぐ終わり。
理由もなく好きな2枚の写真
1枚目。終わりの頃の紫陽花がちょっと見える、緑で覆われた小径。曲がっていく感じもいい。理由がなく好きな風景というのがあって、それを写真におさめられたときってすごく嬉しい。
2枚目。ちゃんと撮れてなかったけど、白い煙が地面からもうもうと立ち上っていた小さな小径。軒先に置かれた植木鉢も、すべてが妙に好きな景色。
有名な観光名所の一番いいアングルで撮った完璧な写真は、きっともうお土産屋さんのポストカードになっている。
理由なく好きな風景と瞬間が、あなただけの一枚をつくるんだ。
おまけ:鉄輪グルメのこと
ここで詩的に(?)終われれば素晴らしいのだが、食いしん坊夫婦の私たちが炎天下の中足湯だけして風景を楽しんで帰宅、などということがあるはずもない。
このブログは断じてグルメブログではないのであるが、美味しかったものをちょっとだけご紹介しよう。
鉄輪ランチその1:地熱観光ラボ「エンマ」
面白い名前のレストランだ。(こっから一眼レフの写真である)
手前の席では足湯しながら温泉蒸し料理ができる。が、私たちは屋内の楽園(冷房)を求めて進む!
そして…
温泉卵。
大分B級グルメ、団子汁!
そして有名な「とり天」!
実は初めて食べた。ずっと普通の「鳥の唐揚げ」だと思っていたことをここで深くお詫びしたい。酢醤油とからしで食べるとり天は、実に美味しい…
そしてビールに合う…
(写真に写ってないけど、もちろん注文したよね)
鉄輪ランチその2:レストラン「三ツ星」
さっきまでのご飯は「軽食」という扱いになっているため、ご機嫌で次のご飯へと向かう私たち。
祖父母ともよく行った洋食レストラン「三ツ星」。ここのオムライスはとっても美味しい。
最初はかぼちゃのスープから。
また食べたくなる、最高のオムライス!
どちらのレストランも、お店の方も本当にあたたかくて親切で、また行きたいし、また食べたい。
本当は、温泉プリンも食べたかったなぁ!
いつも鋭い指摘で、この完全無敵なオシャレブログを揺るがそうとする緑くんであった。
別府旅行記3も終わり。次回の第4話で完結である。
▼第4話はこちら▼
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ayako