別府旅行記、いよいよ待望の「地獄めぐり」です。
里帰りでは何度も来ていた別府だけど、実は観光らしい観光は初めて。今回は夫とふたり、亀の井バスの2時間半の観光ツアーで8つの地獄へ!
出典:亀の井バスホームページ
バスに乗って、いざ出発!
え…まさかの貸切バス!?
「おかしい」
出発ギリギリになっても、女の人ひとりしか座席に座ってない。しかも、その女の人はどうみてもバスガイドさんなのである。
「どうしよう、自分たち二人だけだったらどうしよう…」
しかしそこで、バスガイドさんの救いの一声が。
「お次、別府北浜でお客様をお迎えして、地獄めぐりのツアーを始めたいと思います」
「そうだ!別府駅の次、別府北浜でもお客さんが乗って来るんだ!」
「なんだなんだ、よかった〜」
別府北浜に到着
無人のバス停。
寂しいドアの開閉音。
「それでは地獄めぐりの旅へ出発です!」
こうして、私たち二人だけの貸切地獄めぐりツアーが始まった。
地獄1:まだまだ余裕な海地獄
バスガイドさんは別府の歴史の話をしてくれたり、別府音頭を歌ってくれる。その度に、ふたり首を伸ばして必死でうなづき拍手をする。
大型バスの中、ガイドさんと夫と私、3人の連帯感がひたすら強まる旅である。
「海地獄」へ到着!
青い!コバルトブルーの温泉です。涼しげな色だけど98度!硫酸鉄が溶けてこの色になっているらしい。硫酸鉄って何?と思ったあなた、仲間である。
温泉熱でいろいろできる
温泉熱を利用して栽培されている睡蓮。
私たちが慣れ親しんでいる睡蓮とはちょっと違うんだけど、おわかりだろうか?
そう、水にくっついてる花じゃなくて、背が高い。アマゾン原産の亜熱帯性睡蓮なんだって。
オオオニバス。漢字にすると「大鬼蓮」。すごい迫力!
これがめちゃくちゃ頑丈で、この葉っぱの上に子どもが乗って写真をとる人気イベントも毎年開催されてるらしい。子どもたちの楽しそうな写真がいっぱい載っていた!
記念撮影
なんせ貸切ツアー、バスガイドさんが毎回写真を撮ってくださった。
この頃まだ二人とも元気で余裕の表情であった。
地獄2:こじつけ感がかわいい!鬼石坊主地獄
この灰色の熱泥がブクッと飛び出したときが「坊主頭っぽい」というこじつけ感が最高の坊主地獄です。
ツアーは駆け足なので寄り道とかできないんですが、温泉卵とか饅頭とか足湯とか、見る以外も楽しめる地獄めぐり。
綺麗な庭園の中にいろんな地獄(温泉)があるので、歩いてるだけでもいい気分!
地獄3:動物園の印象しかない!山地獄
もはや温泉の写真も撮り忘れ印象がないけど、山のあちこちから温泉の噴気が出てるから「山地獄」というらしい。
しかし、そんなことより・・・
温泉熱で飼育されてる動物がめちゃくちゃ可愛い!
1。孔雀
羽がボロボロなのに、一生懸命開いて求愛している努力型真面目くん。頑張れ!頑張るんだ!
一方で・・・
羽並み(?)のいい彼は全然羽を開く気配もなく横たわっている。
「イケメンは努力しなくても寄ってくるのさ」
孔雀界にもモテ男あり。
2。ミニチュアホース
このあいだの地震の影響で、一頭は亡くなってしまった。残るグラッセくん(ちゃん?)も元気をなくしているそう。哀愁が漂う。地震は、人間にとっても動物にとっても辛いこと…早く立ち直れますように。
3。カバ
ずっとこのポーズでした。ニンジンの餌をあげられる。
このブログ、果たして本当に「オシャレブログ」なのかな…
3。カピバラ!
ほっぺたのあたりに針金が当たってるように見えるんだけど、全然気にせずのんびりなカピバラちゃん。
可愛すぎ!
観光客がいなすぎてですね、本当は有料の餌(ニンジン)を係りのお兄さんが無料でくださった。
そこで待望の餌やり!
さっきまで何に対しても無関心を決め込んでいた彼らも・・・
このとおりである。
4。うさぎ!
カピバラの餌やりに夢中になっていたが、後ろをむくと小さなうさぎたちが!
思い思いにまったりと過ごしていた彼女たちだが、ニンジンスティックを向けると・・・
みんな興味津々の顔でやってくる。
上から見ると、
つまってます!
5。フラミンゴ
優雅。
まあ、読者の皆さんご存知のとおり、このなかで一番私と雰囲気が似てますよね。
サボテンも育つよ!
温泉ってすごい。
地獄4:煙のパフォーマンスが面白かった!かまど地獄
この鬼のテンションとは逆に、猛烈な暑さと疲れでちょっと参ってくる4つめの地獄。7月の晴天で気温が高いうえに、毎度100度近い温泉の近くを歩いてるんで、本当にめちゃくちゃ暑かった…。
「熱いからさわらないでね。Don't Touch!」
タヌキのような、亀のような…
このB級感が愛おしくなくてなんであろう?
タバコをもった係りのおじさんが現れる
最初はタバコ吸いながら温泉の説明をする「ちょっとガラの悪い人」かと思ったことは内緒である。実は、タバコの煙を温泉に向かってふく面白いパフォーマンスを見せてくれる人であった。
↑ 写真だとうまく伝えられないんだが、本当に煙を吹いた1、2秒後に温泉から白い煙がぼわっと吹き上がる。これは雲のできる原理と同じ物理現象らしい。うん、ホームページを読みました。
地獄5:ワニがみんな固まってる!鬼山地獄
精一杯ポーズとってるけど、もうかなり疲れがにじむ二人。
だが今回も動物がいたのでテンションあがる!
温泉でワニたくさんが飼育されてるよ
みんな、休日の夫と同じポーズだった。
ワニって怖いイメージだったけど、実はどことなく笑ってる。
地獄6:ピラニアが見られる!白池地獄
白い温泉。気持ち良さそう〜だけどやっぱり95度!
最大4mになる巨大魚ピラルクとか人食魚ピラニアとか、変わった熱帯魚が見られる。
もうこの頃になると「早くバスに戻りたい…」って思いが90%。それくらいの地獄的暑さと疲れなのである。
地獄7:一番「地獄」っぽい!血の池地獄
もっともリアルな「地獄」であった。
ちなみに夫はここで「毎日が地獄です」Tシャツをお土産に買っていた。
ペアルックを勧められたが、断った。
地獄8:タイミングが大事!龍巻地獄
30〜40分に一度温泉が噴出するという「間欠泉」。ちょうど見られる時間にガイドさんが合わせてくれた。
20m以上まで吹き上がるので、こうやって岩で覆っているそう。
こうして、猛暑のなか2時間半で8つの地獄をめぐることができた!
まとめ:地獄めぐりは観光バスがお得だし楽しいよ
亀の井バスの地獄めぐりツアーは3,740円なんだけど、実は8つの地獄をめぐる共通券(入場料)だけで2,100円なので、移動費にガイドさんの説明も入ると思うと、すごくお得。
ツアーなのでお土産をゆっくり見たり食べたりはできないけど、一気に全部回れるので達成感がある。
別府は地震のあとで観光客が少なく、とっても歓迎されました。ほんとにおすすめです!
別府旅行記第2話でした。
第3話は大好きな鉄輪温泉訪問記の予定。
▽別府旅行記第3話へ続く▽
▽他にも書いてるよ▽
Sweet+++ tea time
ayako